RAW #1176:メキシアメリカ終了でどうなるコルター(とスワガー)

(更新日:2015年12月22日)

会場:サウスカロライナ州チャールストン

最強の4人組を争う4チーム

オープニングはリーグ・オブ・ネイションズの4人が登場。今日もシェイマスがニコニコ笑顔で語り始める。次の日曜、レインズとの王座戦についてお前らは聞きたいんだろうが、そんな話をしても時間の無駄だ。奴と俺が闘っても5分15秒だぜ。世界記録もんだろ。

そんなことより、WWEはいよいよ国際化時代に突入したんだ。ブルガリア、メキシコ、イギリス、そして愛すべきアイルランド。俺たち4人は強力な集団だ。前回RAWではレインズ、アンブローズ、ウーソズを蹴散らしてやった。この地球上に存在する4人組で俺らを倒せるチームなんて存在しない。俺たちは一流の中の一流だからな。

場内暗転し、ワイアット・ファミリーの4人が出現。国や同盟の話など関係ない。結局のところ、あんた達は俺が支配する世界の住人にすぎないのだ。長話は無用。俺たちはカオスを生じさせるために来た。

一触即発の両チーム。しかしダッドリー・ボーイズとドリーマーがステージに登場。待て待てワイアット。カオスなら俺たちも起こせるぞ。お前ら全員をエクストリームな世界に導いてやる。

黙れ愚か者! と怒鳴るワイアット。もう1回言ってやる。これが最後だ。お前らは1人足りない。3人では俺たちと張り合えるわけなどない。二度と俺の前に現れるな。

だから俺たちも仲間を増やしてやる、とディーボン。登場したのは元ECW王者のライノ。チーム・エクストリームとなった4人がリングに歩み寄り、椅子を持ってリングインしようとしたところで今度はレインズのテーマ曲。観客席から現れたレインズの傍らにはアンブローズとウーソズも立っている。4人組の4チームが集う大カオス。

エリミネーション形式16人タッグ戦 レインズ&アンブローズ&ウーソズ vs リーグ・オブ・ネイションズ vs ワイアット・ファミリー vs チーム・エクストリーム

4チームから1人ずつがリングインして闘い、負けた選手のチームが脱落していくルール。

トミー・ドリーマー ○ (フォール) ● エリック・ローワン
※DDT。ワイアット・ファミリーが脱落。
シェイマス ○ (フォール) ● ババ・レイ・ダッドリー
※ブローグ・キック。チーム・エクストリームが脱落。
ロマン・レインズ ○ (フォール) ● シェイマス
※スピアー。

日本の芸能レポーターよりヒドい質問させられたルネ

試合に負けてバックステージを歩くシェイマスにルネがインタビュー。次回PPVも今夜と同じ展開になると思いますか? という質問に(こんなヒドい質問ってある?)「ナメてんのか」と怖い表情でルネを睨むシェイマス。

かつて偉い人が言ってたよな。「チャンスなど全く無い!」ってな。今夜あの野郎は運が良かっただけだ。言ってしまえば奇跡だ。次回PPVはただ勝つだけじゃねえ。殴って髪の毛を引っこ抜いてボコボコにしてやる。5分15秒もかからずにな。

今夜の試合から何か教訓を得ましたか? とルネが再び失礼な質問。教訓? 教訓だと? と更に怖くなるシェイマス。あの野郎に教えてやりたいことならあるぜ。後で全世界の奴らにも教えてやる。楽しみにしておけ。

すっかりお馴染み、スターダストとオニールの漫才

今夜も暗闇の部屋で宇宙について独り語りのスターダスト。その背後から最近恒例となったオニールの部屋侵入。タイタス、何しに来た!

俺のことよりもな、お前は何をしてるんだ、とオニール。毎週毎週この陰気臭い部屋でブツブツ話してばかり。たまには外に出ろよ。どこかで抜いてこい。「え?」という表情で絶句するスターダスト。

俺が言ってるのは息抜きをしろって意味だ、とオニール。本でも買って読め。読書は好きか? 「好きだ」とスターダスト。高級ワインを飲むのもいいぞ。「うん」と頷くスターダスト。

そうやって発散したら宇宙のバカげた話もしなくなるぞ、というオニールに、待て待てそれはダメだ、と激しく抵抗するスターダスト。俺は変わらんぞ。いずれ世界は影で覆われ…と話してる途中で部屋からいなくなったオニール。スターダスト、今夜も翻弄され悔しまぎれにカーーっ!と威嚇。

ジグラー vs オーエンズ

ケビン・オーエンズ ○ (フォール) ● ドルフ・ジグラー
※ポップアップ・パワーボム。

試合終了直後、アンブローズの曲が流れてポップコーンとコーラを持ったアンブローズがゆっくり登場。なぜ俺の曲を流さないんだ、と抗議するオーエンズの顔面にポップコーンとコーラをぶちまけ、悠々と退場するアンブローズ。オーエンズは激怒。

ミズ、今夜もネヴィルを勧誘

ネヴィルの控室にミズが入ってくる。放っておいてくれよ、と訴えるネヴィル。

俺は真面目に考えてるんだ、とミズ。俺ならばお前の才能を正しい方向に導くことができる。次代のブライアンにもなれるぞ。今夜はお前に特別な人物を紹介しよう。広告業界の重鎮で自分の番組も持ってる俺の友人、ドニー・ドイチュだ。

登場したドニーがネヴィルと握手。俺の番組はアメリカで最もホットだ、と自慢するドニーに、いやいやミズTVが最もホットだと豪語するミズ。キミのも悪くないが私の番組は一流だ。キミたち、一緒に俺の番組に出てくれ。

ネヴィルに名刺を渡して去るドニー。俺のもやるよ、と再び自分の名刺を渡すミズ。俺はミズTVの準備があるので、それでは。

去っていったミズの背後で、ミズの名刺だけ捨てるネヴィル。

サーシャ&ナオミ vs ブリー&アリシア

ナオミ ○ (フォール) ● ブリー・ベラ
※リア・ビュー。

再三チーム・ベラが仕掛けた同士討ちのピンチにも耐え、結束力を維持するチームBAD。試合後ニュー・デイが登場し、BADの3人にユニコーンのツノを渡して6人で踊りまくる。ニュー・デイに引きずられてコメディー路線に傾きつつあるBAD。

ルチャ・ドラゴンズ vs ニュー・デイ

ゲスト解説のウーソズをトロンボーンで挑発したウッズ。キレたウーソズがウッズをボコボコに蹴りまくる。

シン・カラ ○ (フォール) ● コフィ・キングストン
※丸め込み。

ウッズから奪ったトロンボーンとユニコーンのツノを持って悠々と引き上げるウーソズ。奪われたウッズはリング上で泣く。

レインズにはマトモな質問をするルネ

レインズにルネがインタビュー。今夜シェイマスがあなたに何か指南することがあるそうですが、とルネ。

偉い先生にでもなったつもりか、と笑うレインズ。あいつが教えられるのはヒゲの編み方とバカげた頭くらいだろ。あとアホ丸出しな笑い方とかな。次回PPVで逆に俺が教えてやるぜ。肌が赤く腫れるまでイスで殴られる気分や、テーブルに沈められる気分をな。でも一番教えてやりたいのは、王座を失った時の気分だ。

PPVはともかく、今夜俺に何か教えるって? お手並み拝見だ。

この2人の抗争をどう持っていきたいのかワケが分からない

ミズTV、今夜のゲストはフレアーとシャーロット。本当はサプライズでペイジもゲストに呼ぶつもりだったが実現できなかった、とミズ。でも今夜は豪華なゲストだぜ、とフレアー親子を呼び込む。16度のヘビー級王者、そして団体でただ一人、2度の殿堂入りを果たした男よ、と父を誇らしげに紹介するシャーロット。

思えば数ヶ月前、キミは王座を獲得して親友と涙を流したが、今は状況が変わったな、とミズ。キミは強さと自信が増した。高慢だとの声もある。でもリック、父として嬉しいだろ?

どれだけ嬉しいかお前には分からんよ、とフレアー。かわいい我が子が日々成長している。次回PPVもセコンドについて娘の雄姿を間近で見るよ。

最近のシャーロットには賛否両論ある、とミズ。今までと違い、自分勝手で卑劣でエゴの塊だとな。

どうしてそんなことを言うの、とシャーロット。私は最高を目指して努力してるだけ。父に教わったようにね。女性だって成功したら称賛すべきじゃないの? あなたはできないの? 奥さんに同情するわ。

キミの魂胆は分かってるぞ、とミズ。話題をすり替えても優秀なホストである俺は欺けない。俺や妻は関係ない。疑惑を深めているのはキミであり、問題とされているのはキミの態度だ。前回PPVでのキミの勝利にペイジが異議を唱えた後、キミは変わった。ペイジに対して一切語ろうとしない。ペイジに言い返すことは何もないのか。ペイジはキミとベッキーの仲も裂こうとした。暴言を吐かれて傷つかなかったのか。この場を使ってペイジに反撃してやれよ。何もないのか。俺の質問にすら答えないつもりか。

おいミズ、とイスから立ち上がるフレアー。娘を問いただす権利はお前にないぞ。娘をネタにして盛り上がりたいんだろうが、そうはいかんぞ。

心強いお父さんだな、と引き下がらないミズ。ペイジはキミの父親を侮辱したじゃないか。「目立ちたがりのクソジジイ」とな。こうも言ったぞ。「何もかもこの老いぼれのおかげだ」ってな。

黙れ、と訴えるフレアーの背後から怒鳴るシャーロット。あんたこそロクデナシ野郎だわ。でも、あの裏切り者でウソつきのゴミクズ女、ペイジがここにいなくて残念だわ。いれば教えてあげたのに。次回PPVが終わったらもう王座に執着しなくて済むわよ。再起不能になるからね。私への暴言や家族に対する侮辱を償ってもらう。

本音を聞けて良かったよ、とニンマリするミズ。この人物を呼んだ甲斐があったというものだ。そして流れたのはペイジのテーマ曲。

情熱的なスピーチに感動したわ、と入場してくるペイジ。私に何か教えたいことがあると言ってたから出てきたわよ。

彼女はお前を挑発して怒らせたいだけだ、と娘を制止するフレアー。闘いたいなら日曜に取っておけ。フレアー家の者なら王者らしく振る舞うんだ。父の言葉にしたがってリングを降りるシャーロット。続いて降りようとしたフレアーの腕を引っ張り、強烈なビンタを浴びせるペイジ。リング下で呆然とするシャーロット。

やれ! というフレアーの号令でリングインしたシャーロット、ペイジに飛びかかって乱闘発生。

ライバック vs ルセフ

試合前、ラナのインタビュー映像が流れる。私たちの愛はあなた方の理解を超える真実の愛よ。愛があれば寛大になれるわ。ルセフは納得してないけど、先週のライバックはワザとやったんじゃない。私が負傷したのは事故よ。だから許すわ。

終盤、場外で逃げるルセフを追いかけたライバックがラナと衝突。脚が折れたわ! と悲鳴をあげるラナにライバックが気を取られているところでルセフが逆襲。

ライバック △ (両者カウントアウト) △ ルセフ

場外でライバックにアコレードを仕掛け続け、リングに戻らなかったルセフ。脚を痛がってたラナは手を叩いて大喜び。ライバックは長時間のアコレードで失神。

スワガー vs スターダスト

ジャック・スワガー ○ (タップ) ● スターダスト
※パトリオット・ロック。

試合後、デル・リオがイスでスワガーを襲撃。リング上のスターダストもイスでブン殴ったデル・リオ(なぜかゲスト解説のオニールがデル・リオに助け舟)、スワガーを更に殴ろうとするがスワガーもイスを持ち殴り合い。劣勢となったデル・リオは逃亡しようとしてコルターの電動車いすに引っかかり転倒。

そのコルターに歩み寄ったスワガー、激昂しながら叫ぶ。どうしちまったんだ。胸に手を当てて一緒に叫んでたじゃないか! コルター、何も返答せず無言のまま電動車いすで去る。

今週のローズ通信

なぜミズはネヴィルに付きまとうのか。僕には分かるよ。ミズは映画スターとやらの立場を利用して実写版「ダンボ」にネヴィルを出演させたいのさ。ゾウっぽい顔だもんね。

メキシアメリカ終了

バックステージで何やら話し込むデル・リオとコルター。皆が俺を笑った、とデル・リオ。俺が転倒したのはあんたのせいだぞ。足を引っ張りやがって。二度と俺に近付くな。もう俺には必要ない。

少し落ち着いたらどうだ、とコルター。俺をお荷物扱いか。US王者になれたのは誰のおかげだ? お前さんをここへ導いたのは俺だ。

老いぼれは黙れ! と激昂するデル・リオ。黙らないとイスでブン殴るぞ。スワガーと同じ目にあわせてやる。

無言で車いすを運転し、去っていくコルターの背後にイスを投げつけるデル・リオ。

ドリーマー vs ストローマン

ブラウン・ストローマン ○ (レフェリーストップ) ● トミー・ドリーマー
※絞め落とし。

レインズとシェイマスの挑発合戦

シェイマスの指南を聞くためレインズが先に登場。出てきてやったぜ。シェイマスはどこだ。ハシゴを見てるとデビューを思い出す。シールドのデビュー戦はTLC戦だった。あの試合は俺の出発点。あれから3年、俺はハシゴを上り続け、やっと世界王座を獲得したが、5分15秒で失ってふりだしに戻った。でも次回PPVで獲り返す。しかしその前に今夜だ。会場内のあらゆる武器を使ってシェイマスをボコボコにしてやる。

シェイマスがステージに登場。俺から王座を奪うとは想像力が豊かだな。悪あがきしても無駄だ。次回PPVも前回と同じだ。つまりこの俺が勝利して王座を防衛するということだ。そしてお前は前回と同じくリング上で途方にくれるのさ。

指南は終わったか? 終わったのならリングに上がってこいよ、と挑発するレインズ。

俺に指図するな、お前と闘うのは次回PPVだ、と挑発に乗らないシェイマス。使い終わった武器の数々をお前の上に積み上げて城を築いてやるぜ。俺がリングに上がったら凶器で攻撃するつもりだろ。お見通しだ。ワナだらけのリングになんか上がるかよ。

リング内に設置されたイス、テーブル、ハシゴを全て場外に落とすレインズ。ハシゴを自分に向かって放られたシェイマス、半ギレでマイクを叩きつける。観客は「イモ野郎」チャントでシェイマスをバカにする。みんな、あいつビビってるから手加減してやろうぜ、とシェイマスを更に挑発するレインズ。

遂にリングインしたシェイマスがレインズと乱闘。場外でも殴り合い、互いにイスで背中を叩いた後、最後は実況席上からのスピアーでシェイマスをテーブルに叩きつける。

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