RAW #1196:チャイナの訃報にかつての戦友たちが追悼ツイートで偲ぶ

(更新日:2016年5月8日)

会場:コネチカット州ハートフォード

PPV前最後のRAWは開始早々から兄妹ゲンカ

オープニングはシェインが登場。RAWの番組責任者として祭典翌日から快調にレギュラー出演継続中。「ペイバック」は新生WWEが迎える最初のPPVだ。しかし今夜はRAWを楽しもうじゃないか。今週もニューフェイスにチャンスを与えるぞ。

ここでシェインの妹・ステファニーが祭典以来久々の登場。観客を手なずけたつもりかしら。ここハートフォードの観客は簡単には釣られないわよ。私には分かるもの。だって私はハートフォードの病院で生まれたんだから。ここは地元同然よ。

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お前は本当に空気の読めない女だな、と呆れるシェイン。無理もない、お前たち夫妻は自分のことしか考えてない。

言っておくけど、ここでは私って有名人なのよ、とステフ。地元の政治家たちから銅像や記念碑を建てないかという電話が殺到してるんだから。でも今はそんなことより大事な話があるの。あなたがRAWを仕切るのは今夜が最後。次回PPVで私の父ビンスが決断を下すわ。RAWの正式な責任者が次回PPVで発表される

最終的な判断は会長がするということか、とシェイン。その前にここでちょっとした調査をしたい。ステファニーに番組を仕切って欲しいと思う人、どのくらいいるのかな?(会場、大ブーイング) 続いて自分に手を当てると観客は大歓声で支持。

パパは頭がいいから観客の言葉なんかに耳を傾けないわよ、と意に介さないステフ。それでも俺に番組を任せたぞ、とシェイン反論。それは今だけよ、と余裕のステフ。とにかく6日後のPPVが楽しみね。あなたとはそこでお別れ。

お前にはそろそろ帰ってもらう時間だな、とシェイン。リングから出てくれないか。

悪いけど私は残るわよ、とステフ拒否。しばらくの間、私のリングでくつろがせてもらうわ。いくらブーイングしたって無駄よ、とロープにもたれかかってリラックスモード。

PPVでどんな発表があるかはともかく、今夜に関しては俺が番組を仕切ってる、とシェイン。指示に従わないなら強硬手段に出るぞ。警備員、来てくれ。

屈強そうな警備員が三名登場し、動揺するステフ。申し訳ないが、「我々のリング」から出ていってくれないかな、と妹に要求するシェイン。観念してリングを出て行くステフ。エプロンで兄に悪態をつきながら場外へ降り、待ち構える警備員に「自分で出て行くから私に触らないで」と威嚇。それでもなぜかステフの背中に触る一人の警備員にビンタと蹴りをかましたステフ、他の警備員に腕を掴まれ強制的に退場させられる。

「シェイン、後悔させてやるわよ!」とステージ上で絶叫する妹を笑顔でスルーしたシェイン、それじゃあ試合を始めよう、と宣言。

スタイルズ vs シェイマス

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AJスタイルズ ○ (フォール) ● シェイマス
※フェノメナル・フォアアーム。

試合後、アンダーソン&ギャローズがステージに登場してスタイルズを祝福。それを複雑な表情で見つめるスタイルズ。

ブーイングがウーソズに飛び火しつつある

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控室のモニターでスタイルズの試合を観戦していたレインズの元にウーソズの二人が近付く。今のを見てハッキリ分かっただろ、とジェイ。

ああ、と頷くレインズ。先週睨んだ通り、AJとアンダーソン&ギャローズはグルだ。

こっちも団結力じゃ負けねえぜ、とジミー。そうだな、でも俺は、と言いかけたレインズを制するウーソズ。「孤軍奮闘」だろ。分かってるさ。でも仲間の助けが必要なこともたまにはあるだろ。

一人の男が仲間全員を助けるということもある、と語ったレインズ。拳を合わせるサモアの親類たち。

3チームが乱闘もなく睨み合い

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ニュー・デイの三人が登場。俺たちが企画したタッグチーム・トーナメントは大好評らしい。次回PPVで1チームが敬意を勝ち取る。新たに挑戦権を得たチームが願うのは世界タッグ王者になることだろう。

ここでボードビレインズの二人が登場。次回PPVで我輩たちは病気持ちの獣どもを始末してWWEの頂点へと駆け上がる。

ここで病気持ちと言われたエンツォ&キャスも登場。ガチな話だからよく聞け、とエンツォ。俺の熱いトークは沸騰寸前。お前らは王座挑戦権を欲している。一方の俺は砂浜一帯を手中に収めたい。だがそれは無理だ。「意味が分からん」と笑うリング上の一同。

空気がピリピリしてきたな、と喜ぶニュー・デイ。次回PPVが楽しみだ。でも王座を守り抜くのは結局俺たちなんだけどな。

ウーソズ vs アンダーソン&ギャローズ

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カール・アンダーソン ○ (フォール) ● ジミー・ウーソ
※マジックキラー。

試合後も暴行を続けるギャローズたち。ここでレインズが登場してアンダーソン&ギャローズを一人で蹴散らし、ウーソズを救出。

どうするAJ

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スタイルズにルネがインタビュー。王座戦に向けての準備を問われ、「待ちに待った人生最大のチャンスだ。必ず掴み取る」

ここでアンダーソン&ギャローズが登場。「ちょっと外してくれ」とルネに告げる。ルネは退散。

レインズの件だが、と話を始めようとしたアンダーソンを制するスタイルズ。どれだけ俺の邪魔をすれば気が済むんだ。

さっきのはレインズが襲ってきたんだぜ、と釈明するアンダーソン。お前は大事な一戦を控えている、台無しになんかしねえよ。お前なら自力で王座を獲れると信じてる。ただ、公平さを守りたいんだ。レインズは一人で闘うと公言してるが、王座を守るためならウーソズと結託するはずだ。忘れないでくれ、俺たちが付いてる。

(王座戦を邪魔しないという言葉を)信じていいんだな? と念を押すスタイルズ。信じてくれ、とギャローズ。何でも力になるぜ。俺たちの友情は永遠だ。

ゼインとオーエンズの友情&抗争物語

ゼインとオーエンズの14年にわたる関係を解説した映像、及びインタビューの様子が流される。

インディー団体で知り合って親友関係となり、結婚式や子供の出産にも立ち会う仲となったが、2014年12月にゼインがNXT王者となった際、親友のオーエンズが祝福に駆けつけたと見せかけてまさかの裏切り。ゼインを場外エプロンにパワーボムで叩きつけて病院送りにし、ヒール転向を果たしたオーエンズは後にゼインからNXT王座も奪取。

俺より先にゼインがWWEと契約した悔しさは忘れられない、とオーエンズ。俺を兄弟だと思ってくれてたはずのオーエンズなのに、あれが家族に対してすることか? とNXTでの暴挙を振り返るゼイン。

RAWへのデビューはオーエンズが先。デビュー戦でシナに勝利する快挙を達成し、IC王座を獲得するなど活躍しているオーエンズに対し、手術による欠場が長引いてオーエンズに先を越された悔しさを語るゼイン。2016年1月のロイヤルランブル戦にゼインが出場し、オーエンズを排除したことは「奴の復讐だ」と語るオーエンズ。

ゼイン vs ルセフ

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サミ・ゼイン ○ (フォール) ● ルセフ
※丸め込み。

1年ちょっと前まで無敗記録を続けてたはずのルセフ、今ではすっかりジョバーと化しちゃった。セコンドについていたラナが履いてたヒールを脱いでゼインに投げ付けながら半狂乱。

笑顔でスルーしたゼインが観客に勝利をアピールしてるところでオーエンズが背後から急襲。

口が達者な二人の乱闘の行方は

アンブローズが登場。今夜も「アンブローズ・アサイラム」をやれとシェインから言われたが、やるつもりはねえ、と断った。先週ジェリコに背後から襲撃されてそんな気分じゃねえからだ。俺には驚くほど司会の才能がある。しかし次回PPVはトークショーはしないぞ。対戦相手はかつてリング上で最強を誇ったジェリコだ。ジェリコは「俺が世界一」ってのが口グセだが、この数ヶ月は実力を示そうと必死だ。俺だって負けてねえぜ。

ジェリコは常に敬意を求めているが、俺はそんなもの求めてはいない。闘って敬意を勝ち取ってきた。ジェリコは奇襲が好きだが俺は違う。正々堂々と闘っている。ジェリコは世の中を嘆くのが好きだが、俺は不満も言わないし助けも要らん。問題があれば気合いで取り組むまで。対戦相手と顔を殴り合ってる日々は楽じゃないけどな。

今夜この会場でジェリコにチャンスを与えよう。俺と1対1で向き合え。スカーフと電飾ジャケットを身にまとって出てきやがれ。

呼びかけに応じてジェリコが登場。お前は無礼極まりないバカ野郎だ。俺の貴重な時間をお前のこんな茶番に使ってるヒマはない。何もかも下らんお遊びだ。お前が相手にしてる人物が誰か分かってるのか? ここにいるマヌケな観客たちとアホなお前のために教えてやる。俺は試合に勝ってきた。歴史を作り、尊敬を勝ち取ってきた。俺と闘った相手は誰もが名声を高めていった。

お前は俺に感謝すべきだ。次回PPVで俺と闘えばお前のキャリアにハクがつく。俺に相手にされることを感謝すべきだ。ひざまずいて俺の1500ドルのブーツにキスをしろ。いや、ひざまずかなくてもいい。俺に謝罪しろ。俺をバカにしたことと、ハイライト・リールを奪ったことを謝罪するんだ。謝罪しないと後悔するぞ。今すぐ謝罪しろアホ!

悪かった、と素直に謝罪するアンブローズ。そのダサい靴がそんなに高価だとは知らなくてゴメンな。いつも巻いてるスカーフやボン・ジョヴィみたいな髪型も似合ってないし、病的に自信過剰で痛々しいとか言ってゴメンな。いつもイライラしてるし次回PPVでも俺が勝っちゃうけどゴメンな。でも、これは謝らねえぜ。

いきなりジェリコに殴りかかるアンブローズ。ジェリコを場外に落としたアンブローズは実況席での攻撃を狙うが、逆転したジェリコがアンブローズの顔面をモニターに打ち付けた後、実況席の上でウォール・オブ・ジェリコ(そこでやる意味は無い)。

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腰を痛めて立てないアンブローズの頭を叩いて挑発しながらアピールするジェリコ。

ナタリヤ vs エマ

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ナタリヤ ○ (タップ) ● エマ
※シャープシューター。

ゲスト解説のシャーロット。試合終了直後のナタリヤに詰め寄られるも、父フレアーの陰に隠れてやり過ごす。

チャイナ追悼

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2016年4月20日に急逝した「世界9番目の不思議」の異名で呼ばれた女子レスラー、チャイナの追悼映像が流される。女子として初めてロイヤルランブル戦に出場、同じく女子として初めてIC王座を獲得したシーン、故エディ・ゲレロとの恋愛ストーリーや、DジェネレーションXのメンバーとしてHHHやHBKと活動していた頃の映像など。

縁のある様々な人たちが発信したチャイナを偲ぶツイートの数々も紹介される。

◆トリッシュ・ストラタス(女子王座を巡って長く抗争):「彼女は性別の壁を壊した特別な存在」
◆リタ(同じく女子王座のライバル):「何という悲劇。彼女を失って心が重い」
◆ショーン・マイケルズ(DXの同僚):「とても哀しい、彼女は驚くべき女性だった、彼女の偉大さは忘れない」
◆トリプルH(DXの同僚、コワルスキー道場の同期生、交際していた時期もある):「恐れることなく道を切り開いた輝かしい開拓者だった」
◆ステファニー・マクマホン:「彼女は業界における真の先駆者だった」
◆ストーンコールド・スティーブ・オースチン:「彼女はとても面白く、優しく、そして悪党だった」
◆シェイン・マクマホン:「優しくて愉快な彼女の伝説は生き続ける」
◆ドウェイン・ジョンソン(ザ・ロック):「彼女はWWEの草分け的存在だ」

レインズ vs デル・リオ

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ロマン・レインズ ○ (フォール) ● アルベルト・デル・リオ
※スピアー。

終盤ステージ上に登場したアンダーソン&ギャローズが試合終了直後にリングインしてレインズを襲撃。遅れてスタイルズが登場し、二人の襲撃を止める。

スタイルズの制止に従ってリングを降りたアンダーソンたち。それを見守ったスタイルズが振り返ったところでレインズのパンチを喰らう。再びリングインしたアンダーソンたちを一人で蹴散らすレインズ。しかし隙をついてスタイルズがフェノメナル・フォアアームで一矢報いる。

ダウンするレインズと、殴られたアゴを押さえてこちらも痛そうなスタイルズ。

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