RAW #1215:新王者オーエンズと裏切られた策士ロリンズが対立

(更新日:2016年9月18日)

会場:ミズーリ州カンザスシティ

コミッショナーとGMが対立

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バックステージにて、電話しているステファニーに近付くGMのフォーリー。電話を切るステフ。

君の夫が先週したことについて何も説明してくれないのか、と不満そうなフォーリー。メールは無視、電話にも出ない、どういうことだ。

私は無関係よ、とステフ。私はロリンズの味方。まさか夫がロリンズを襲うなんて想像もしてなかった。

君を信じた俺が間違ってたのか? と納得いかないフォーリー。私を誰だと思ってるの? と威嚇を始めるステフ。

君のことは良く知ってるさ、とフォーリー引かず。共通の友人が最愛の人を亡くした時、君と会った。その男と抱擁しながらふと見たら、美しい娘が恥ずかしげに微笑んでた。どれだけ世間ずれしてどれほど出世したとしても、俺にとって君は今も恥ずかしがり屋な娘だ。君のことはずっと信じてきた。これからも君を信じていいのか?

私は大恥をかいたの、とステフ。コミッショナーとしても妻としても失格。夫に恥をかかされた。メールに返信できなかったのはいろんな問題が山積みだったからよ。先週のことは本当に何も聞いてなかった。あなたには合わせる顔がないと思ってた。

真剣な表情で訴えかけるステフに対し、君を信じよう、と告げるフォーリー。信じるしかない。俺を裏切ってるのなら君は本物の大ウソつきだ。そこまで悪党だとは思いたくない。

裏切られた策士、今夜は策なのか素の怒りなのか

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リング上に赤い絨毯が敷かれ、天井から風船が舞う中、ステフとフォーリーが新王者オーエンズを呼び込む。

珍しくスーツ姿で登場したオーエンズはご満悦。フォーリーの差し出した手を無視してベルトを誇示。

マジで嬉しいぜ、と喜ぶオーエンズ。他の誰よりも俺はベルトを持つにふさわしい。俺は特別な存在。お前らファンに褒められる筋合いはない。王者になったのは運命だ。3人のスーパースターを倒して王座を手に入れた。HHHからのちょっとしたアシストもあったが、98パーセントは自分の力で勝った。俺は業界のトップに立った。今夜から月曜夜のRAWは正式に「ケビン・オーエンズ・ショー」と呼ばれるのだ。

ここでロリンズ登場。何しに来た、と言うオーエンズに対し、お前は関係ないから黙ってろ! と相手にせず、視線をステフに向ける。

よくもやってくれたなステファニー、と怒るロリンズ。俺はあんたに全てを捧げてきた。全力で団体に尽くした。ヒザを負傷してもあんたのために速攻で復帰した。なのにこの仕打ちか?

今は俺の番組なんだぞ、と横槍を入れるオーエンズをロリンズが制する。ここでお前と争う気はない。お前はただの操り人形。今夜HHHが来たところでお前を助けてなどくれねえぞ。

私は何も知らなかったのよ、と釈明するステフに、うるせえ! と怒鳴り返すロリンズ。彼女は無関係だと言ってるんだ、と見かねたフォーリーが助け舟。そうか、あんたも手先か、とフォーリーを睨むロリンズ。手先ではないが援護はする、とフォーリー。

オーエンズは昔からHHHのお気に入りだった、とロリンズ。NXTに入った時からひいきされ続けてる。こいつを新時代の象徴にするつもりなら、そんな時代は俺がめちゃくちゃにしてやる。ステフとHHHは王様と王女を気取ってるが、いずれ俺にひざまずいて許しを請うことになる。ロリンズをキッと睨みつけるステフ。

あんたは話し上手だな、とオーエンズ。しかし最近は気合いが空回りしてるようだ。怪我から復帰したが実力を発揮できず、策士と呼ばれていたのに最近は失策続きだ。

キレたロリンズがオーエンズに殴りかかる。私の話を聞きなさいと制止するステフを無視してオーエンズを襲撃しようとするロリンズに対し、ステフもキレてロリンズに対し無期限の出場停止処分を言い渡す。

抗議するロリンズを無視してリングを下りようとするステフに対し、それは容認できない、とステフの決定に異を唱えるフォーリー。はあ? という表情でフォーリーに歩み寄るステフ。観客は大歓声。

感情的になるな、とフォーリー。RAWは誰かが少し暴れたぐらいで出場停止にはしない。代わりに再戦を組もうじゃないか。

驚き納得いかない表情のステフに対して説明するフォーリー。GM職を引き受けた時に決めただろ。試合を組む権利は俺にある。だからここは折れてくれ。ロリンズのことは好きじゃないが実力は認めている。先週の試合は見事だった。ロリンズ、お前を飼い殺しにはしない。だからオーエンズと王座を賭けて闘え。舞台は3週間後のPPV「クラッシュ・オブ・チャンピオンズ」だ。

ジェリコ、とばっちり

バックステージでまた口論しているステフとフォーリー。試合を組む権利は認めたけど、今度私の決定に口出ししたら解雇してやるわよ、と憤るステフ。

確かに出すぎたマネだったがファンは納得したはずだ、とフォーリー反論。ファンの意見は大切だ。君は悪者になりたいのか。

そこへオーエンズが登場。どういうつもりだ。ロリンズは祝福ムードをぶち壊し、王者の俺に暴力をふるった。なのに王座挑戦を認めるのか。頭がおかしいんじゃないのか。

お前の態度を見てもう1つ思い付いた、とフォーリー。今夜は元親友のゼインと闘ってもらおう。フォーリーの提案に納得したステフ、抗議するオーエンズに「下がりなさい」と一喝。

そこへ今度はオーエンズと兄弟分のジェリコが登場。ふざけんなフォーリー。なぜロリンズに王座戦を組んだ? お前とロリンズは親友同士でバーベキューでもする仲なのか、このバカたれが。

フォーリーに何て口の利き方なの、と今度はステフが助け舟。私は彼の決断を100パーセント支持する。

ジェリコ、お前にも試合を組んでやる、とフォーリー。相手はロリンズだ。ごきげんよう。

ギクリとするジェリコ、つい口が滑っちゃって、とステフに釈明。知ったこっちゃないステフは笑顔で去る。

ベイリー vs シャーロット

ベイリーに連敗中のデイナは、師匠格のシャーロットから試合前に「私がベイリーをどう倒すのか、闘い方を紙に記録しておきなさい」と命令され、渡されたノートとボードを手にしてセコンドにつく。

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ベイリー ○ (フォール) ● シャーロット
※ベイリー・トゥ・ベリー。

自分に優しく弟子に厳しい

負けたシャーロットは控室でデイナに八つ当たり。ノートを取ればいいだけなのに余計なマネをしないで! 格下のベイリーが私を倒したのよ。大観衆の前で子供じみた女に恥をかかされた。

次はうまくやるから私を信じて、と謝罪するデイナ。あんたには失望したわ、とシャーロットはデイナをビンタ。

ロリンズ vs ジェリコ

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セス・ロリンズ ○ (フォール) ● クリス・ジェリコ
※ペディグリー。

7本勝負第3戦 セザーロ vs シェイマス

シェイマス ○ (フォール) ● セザーロ
※ブローグ・キック。シェイマスは3勝0敗。

ボス、悲壮な表情でファンに「悪いニュース」を告げる

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Twitterで「今夜のRAWにて悪いニュースを発表する」と予告していたサーシャがリング上に登場。

「旅には終わりがある」「物語には最終章がある」と言うわね。昔、メイ・ヤングやファビュラス・ムーアら女子レスラーたちが革命を起こした。トリッシュやリタたちも古い価値観を壊し新たな土台を築いた。彼女たちは業界の変革を最初にやってのけた。

2015年7月13日、変化は現実になった。ステファニーがWWEの次世代を担う女性たちを紹介した。私たちは革命をやってのけた。

毎回リングに立つことが私の革命。昔、母と一緒にWWEのチケットを買うため貯金したことがある。だから私は必死に闘った。リングに立つことが全てだった。

サマースラムで私は限界を超えた。シャーロットは私の腰を狙い撃ちしたけど言い訳はしない。私はシャーロットに敗北した。今夜ここに来たのは、医者から怪我の状態を聞いたから。

ここでデイナが登場。ファンにふさわしい王者はシャーロットただ一人だけ。あなたに悪い知らせよ。あなたを利用して私がのし上がる。

リングインしてサーシャを襲撃するデイナ。しかし逆転したサーシャがバンク・ステートメント。苦悶の表情でタップするデイナ。

技を解いたサーシャがマイクを持つ。シャーロットに悪いニュースがあるわ。次回PPVで王座は私の元に戻ってくる。そう伝えなさい。

ゼイン vs オーエンズ

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ケビン・オーエンズ ○ (フォール) ● サミ・ゼイン
※パワーボム。

あなたの存在をすっかり忘れてたわ

試合終了直後、レインズが登場。リング中央でオーエンズに睨み合いを仕掛けるが、オーエンズはエプロンに退避し、背後からジェリコが登場。

数的不利となったレインズがカナダ兄弟に挟まれているところでGMフォーリー登場。こうなることは想定内だ。レインズはオーエンズを倒して王座が欲しいんだろ。来週シングル戦を組もう。もしレインズがオーエンズに勝てば、PPV「クラッシュ・オブ・チャンピオンズ」の王座戦はトリプルスレット戦形式とする

場外からレインズを挑発するオーエンズ。その背後からジェリコが襲撃しようとするが、察知していたレインズはスピアーで迎撃。

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