RAW #1225:サバイバー・シリーズ7日前、ようやく団結した五人衆

(更新日:2016年11月27日)

会場:ニューヨーク州バッファロー

団結を呼びかけ

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ステージ上にチームRAWの全選手が揃い、リング上にはコミッショナーのステファニーとGMのフォーリーが立つ。

ステージ上のスター達はエリートよ、と称賛するステフ。サバイバー・シリーズで一流であることを証明してちょうだい。今夜この会場にスマックダウンのシェインとブライアンも来てるわ。ブライアンはRAWのスター達を「怠け者で自惚れ屋」だと侮辱したけれど、今夜あなた達の力で思い知らせてやりましょう。

サバイバー・シリーズはただの対抗戦というだけじゃないぞ、とフォーリー。オーエンズはスタイルズよりも優れた王者であることを証明しろ。レインズとロリンズはシールドで誰が最強だったかを示してやれ。誰が最弱だったかは明白だけどな。女性スターのみんなはベッキーやニッキーを打ち負かし、RAWの女子部門こそが女子レスリングの最高峰だと世界中に納得させるんだ。

エンツォ&キャスはアメリカン・アルファよりも有望。ケンドリックにはクルーザー級部門の命運が懸かってる。ゼインは勝利してIC王座をRAWに取り戻すのよ。ステファニーが選手達にゲキを飛ばす。

先週あなた達は互いに感情をぶつけ合った。でも今夜は団結してもらう。協調性に欠ける人物はメンバーから外すわよ。

オーエンズ&レインズ vs セザーロ&シェイマス

ケビン・オーエンズ ○ (フォール) ● シェイマス
※レインズのスピアー。

ジェリコの奇妙なリーダーシップ

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バックステージにて、無言で見つめ合うロリンズとストローマン。横にいるジェリコが話を切り出す。この不穏なムードは何だ。レインズたちは共闘したから勝てた。共同キャプテンのオーエンズを見習おう。このチームは俺がキャプテン。勝利のために今夜は団結しよう。ストローマンもロリンズも先週のテーブル葬で怒ってるだろうが過去は水に流せ。結束を深めるために俺からプレゼントがある。

ロリンズとストローマンにプレゼントの箱を手渡すジェリコ。嫌な予感がする、と言いながら箱を開けるロリンズ。中に入っていたのはスカーフ。ため息をつくロリンズと、満面の笑顔のジェリコ。

これを着けてレディ・ガガにでもなるのか、とロリンズ。悪いが俺はスカーフって柄じゃない。あんたが着けてくれ。じゃあ後でな、と言って立ち去るロリンズ。

さあお前も開けてみろよ、とストローマンに促すジェリコ。お前のスカーフをくれ、と要求するストローマン。これはウィーンで750ドルもしたんだが、まあこれもキャプテンの務めってやつか、と大人のジェリコは自分が身につけていたスカーフを贈呈。箱をジェリコに突き返すストローマン。じゃあ俺がこっちを巻こう、と箱を開けてスカーフを取り出すジェリコ。

箱の中のスカーフを巻いて、さあお前も巻いてみろよ、と促すジェリコ。ストローマンはジェリコのスカーフをビリビリに引き裂く。俺はスカーフがキライだ。それにお前のこともキライだ。

6人タッグ戦 ニュー・デイ vs ロリンズ&ジェリコ&ストローマン

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ブラウン・ストローマン ○ (フォール) ● エグザビア・ウッズ
※オクラホマ・スタンピート。

ヘイマンご機嫌

控室で話すステファニーとフォーリー。ジェリコたち3人は共闘できてたわね、と笑顔のステフ。オーエンズとレインズも良い感じだ、想像以上に強いチームになるぞ、と喜ぶフォーリー。

そのとおり! と拍手しながらヘイマンが部屋に入ってくる。ゴールドバーグのスピアーに備えて太ったのかしら、とイヤミを言うステフ。確かに私はデブだ、と爆笑するヘイマン。しかしPPVでゴールドバーグが対戦するのは私ではなくレスナーなのだ。レスナーがゴールドバーグに生き地獄を味わわせる。レスナーがRAW所属で君たちも命拾いしたな。シェインが加入したチームSMACKDOWNについてみんながウワサしてるぞ。過去最強の顔触れが揃ってるとな。

立ち去るヘイマンを見ながら不敵に微笑むステフ。ゴールドバーグとレスナーの試合は何があっても実現させるのよ、とフォーリーに命じる。レスナーとゴールドバーグの対面に備えて警備員の増員をスタッフに命じるフォーリー。

両雄、12年ぶりの対峙

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リング上を半分に仕切る形で警備員が並ぶ中、レスナーとヘイマン、そしてゴールドバーグが登場してリングイン。中央に立つ警備員を挟んで12年ぶりに対峙するゴールドバーグとレスナー。

いつものように自己紹介を始めようとするヘイマンを怒声で遮るゴールドバーグ。ヘイマン、お前に用はない。これは俺とレスナーとの闘いだ。お前はこの警備員たちを排除しろ。本物の男2人がサシで話せるよう配慮しろ。

ここに立つ勇敢な警備員たちは警備のために立っているだけではない、とヘイマン。ゴールドバーグ、君の身を守ることが仕事なのだ。君が注意を払うべきなのは警備員ではなくレスナー。PPVで君を守る者は誰もいない。信じられないならアンダーテイカーやジョン・シナに尋ねてみろ。

猛獣に征服された奴らの名前を挙げているが、そこに俺は入ってねえぞ、とゴールドバーグ。なあレスナー、それを思い出すたびにムカつくんだろ? 根に持ってるのか。先週は俺の家族にまで口出ししやがったな。お前の話など知ったことか。

おい待て! と声を荒げるヘイマン。レスナーに敬意を払え。妻と子供には敬意を払ってるんだろ。

はっきり言っておくぞ、とゴールドバーグ。次に家族の話をしたら、お前の頭をもぎ取って奴の口に突っ込んでやるから覚えておけ。

分かった、まず声を荒げたことは謝る、とヘイマン。サバイバー・シリーズのキャッチコピーでは「おとぎの国の戦士が満を持して復活」すると言う。このイメージは君自身がヒーローになるために作り上げたものだ。夢物語に過ぎないのだ。しかしレスナーは正真正銘の本物。PPVで君は完全に破壊されるだろう。

そこで提案がある。考えてみる価値はあるぞ。身を引いて夢の国に帰ったほうがいい。PPVでは君の代わりとなる犠牲者を適当に見つけてレスナーに与えておく。君は息子のためにWWEネットワークに加入してレスナーの試合を自宅で見ていればいい。

再び家族のことを言われたゴールドバーグは怒りの表情で着ていたシャツを破り捨てて臨戦態勢。

早まるな、と諌めるヘイマン。好戦的な態度は良くないぞ。レスナーはどう猛な生き物。挑発するようなマネは控えたまえ。PPVで君はレスナーに征服されるのだ。徹底的に破壊される。そして君の息子はレスナーのことをパパと呼ぶことになるだろう。

キレたゴールドバーグは警備員に攻撃開始。全員を排除したゴールドバーグに対し、レスナーもシャツを脱いで臨戦態勢となるが、リングインはせずに退場。

シャーロット&サーシャ vs ナイア&アリシア

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サーシャ・バンクス ○ (タップ) ● アリシア・フォックス
※バンク・ステートメント。

スマックダウンのトップを迎え撃つ

控室でチームRAWの5人を集めたフォーリーに対し、キャプテンの俺とオーエンズに感謝を示せ、とジェリコ。PPVでも勝って欲しいんだろ?

共同キャプテンありがとう、と素直に礼を言うフォーリー。他のみんなもありがとう。みんなで協力すれば必ずスマックダウンを倒せるぞ。今夜ブライアンやシェインと話をつける。みんなも近くで待機していてくれ。

シェインとステファニーが対峙

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ステファニーとフォーリーが待つリングに、スマックダウンのシェインとブライアンが乗り込む。

俺たちは招待されたから来たんじゃないぞ、とシェイン。宣伝に来たわけでもないんだが、900回目のスマックダウンが明日放送されるんだ。あのアンダーテイカーが復活するぞ!

俺も宣伝する気は毛頭ないんだが、明日は殿堂者のエッジも出演してカッティング・エッジを開催するぞ、とブライアン。

900回目の放送おめでとう、とステフ。でも今夜はPPVの話をさせてもらうわよ。業界最高の番組はRAWだと証明してみせるわ。

それは違うな、とシェイン。俺たちはRAWよりも優れたスターをドラフトで集めた。スマックダウンのほうが格上だ。RAWは変わってないな。ステフ、お前が恐怖で支配してるんだろう。解雇をチラつかせてスターを脅している。我々スマックダウンは皆にチャンスを与え、忠誠心で支えられている。PPVは俺たちが業界最高の番組だと教えてやるよ。

シェイン、あなたも今回はチームに入って闘うんでしょ、とステフ。チャンスを与えると言ったけど、それはスターのチャンスを奪ってるわよね。矛盾してるわ。結局あなたは偽善者で自分中心。高い場所から飛び下りるしか能がない男。PPVでチームSMACKDOWNはあなたのせいで負けるわよ。どんな気分かしら。

待ってくれ、高い場所から飛び下りるのが得意なのはそちらのGM(=フォーリー)のほうだろ、と返すブライアン。シェインをチームに入れたのは別の理由がある。彼は本物のリーダーになれるからだ。誰かさんとは違う。彼はリングに入れば荒くれ者になる。

俺たちを怠け者で自惚れ屋だと言ったな、とブライアンに迫るフォーリー。俺たちは12年ぶりに女子の試合をメイン戦で組み、女子では史上初めてセル戦も組んだ。怠け者でも自惚れ屋でもない。

俺が間違ってたかもしれないな、とブライアン。でも正しかったかもしれない。答えはPPVで出るよ。

シェイン、そんなに闘いたいのなら対戦相手を呼びましょうか。ステフがオーエンズたちチームRAWの5名をリングに呼び込む。ステフとフォーリーはリングを下り、5人の猛者たちに取り囲まれるシェインとブライアン。

ちょっと待て、俺たちが2人だけで来たと思ったか? とブライアンはニヤリ。チームSMACKDOWNの5名もリングイン。なぜかマスコットのエルズワースも登場。

メンツが揃ったぜ、とオーエンズ。スタイルズ、ここは俺の番組だ、お前の持ってるベルトなど何の価値もない。

俺に言わせりゃ、お前の肩にあるユニバーサル王座のベルトこそ飾り物だ、とスタイルズ応戦。だが俺のWWE世界王座は本物の証だ。

ユニバーサル王座はお前の王座よりも価値がある、とオーエンズ。なぜなら俺が手にしているからだ。俺の方が格上だとPPVで証明してやるよ。

今もジェリコの乳を吸ってる甘ったれだということを証明するのか? とスタイルズ応戦。お前らが親友だというのは知ってるよ。俺も以前はジェリコと組んでた。過去の行動を見れば予想はつく。ジェリコはすぐ裏切るぜ。いや、もう既にオーエンズの名前はリストに書かれてるのかもな。

スタイルズ、お前はバカタレだ、と今度はジェリコ。お前たちスマックダウンは底辺。一方俺たちRAWは業界トップの精鋭だ。俺を侮辱にしたらどうなるか知ってるか、知ってるよな? スタイルズ、お前はリスト入りだ! その子育てママみたいな髪型は何だよ。それもリスト入りだ!

おいおい待てよ、と何かに気付いたジェリコ。あれは何だ? と指差す先にはエルズワース。おい聞いてくれ、リングサイドに迷子がいるぞ。両親は今すぐ迎えに来てくれ。おいお前、分かってるのか。奇妙な顔だな。不気味な顔の男はどうなると思う? お前はリスト入りだ! 頭を抱えて悔しがるエルズワース。

マイクを受け取ったワイアットがストローマンに語りかける、お前には王国の鍵を与えたのに、これがその答えか。お前は兄弟を、そして俺を裏切った。PPVで俺たちはこの手で作り出した怪物を破壊する。かつての師を無言で睨み付けるストローマン。そこへワイアットに代わってオートンが立ちはだかって睨み合い。

おいおいシェイン、俺たちとマジでやるのか、とロリンズ。ストローマンがニュー・デイを破壊したのを見ただろ。こっちにはユニバーサル王者、大型犬、そして団体のエースが揃ってるんだ。分かってねえようだな。俺とレインズが手を組んだら無敵だぜ。

ロリンズに無視された形のアンブローズ、マイクを奪ってすぐにジェリコを殴打。これを合図に両軍入り乱れての大乱闘。最後はレインズとロリンズが久々の合体パワーボムでスタイルズを場外のスマックダウン勢に放り投げる。

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