RAW #1226:ゴールドバーグ、次はロイヤルランブルへの出場を宣言
(更新日:2016年12月6日)
会場:カナダ、オンタリオ州トロント
ゴールドバーグ、「次の獲物」を宣言
オープニングはゴールドバーグが登場。前夜のPPV「サバイバー・シリーズ」でレスナーに完勝し、観客からの大声援を浴びながら入場。前夜の試合時間はわずか1分26秒だった、と実況のマイケル・コールが発表。
みんなに礼を言う、とゴールドバーグ。君たちのおかげで再びリングに立てた。望みが叶ったよ。(観客から「実力は健在!」チャント)
俺のトレーニング中も温かく見守ってくれた妻や、俺をやる気にさせてくれた息子にも感謝している。
俺は宣言を実行しただけだ。復帰し、リングに上がり、猛獣との闘いを征服した。しかしここで現実的な話をしなければならん。幸せな時間にはいつか終わりが来る。
昨夜の試合後、バックステージで面白いことがあったんだ。ステファニーに言われたんだよ。「あなたは正しかった。猛獣を倒したわね。ところで王座に挑むつもりはないの?」ってな。みんなはどう思うんだ?(観客「イエス!」チャントで支持)
当然だ、王座に挑むつもりはある。ステフによれば、王座への道はロイヤルランブルから始まるらしい。それが何を意味するか教えてやろう。次のランブル戦では、全員が俺の獲物だ。
最長記録更新まであと23日
ニュー・デイが登場。昨夜はキャプテンとしてチームRAWを勝利に導いた。少し早めに脱落してしまったのは事実だが、偉大なキャプテンは必ずチームを目的地へ導くのだ。
俺たちはタッグ王座のベルトを誰よりも長く守り続けている。かつてWWEには別のタッグ王座があった。その王座はデモリッションが478日間も守り続けた。しかしその大記録を俺たちはあと23日で破る。
俺たちの王座をいろんな奴らが狙ってる。ギャローズ組、エンツォ組、今夜の相手「シェザーロ」も侮れん。それでも俺たちは勝ち続ける。
RAWタッグ王座戦 ニュー・デイ vs セザーロ&シェイマス
※丸め込み。ニュー・デイは王座防衛に成功。
セザーロがリング中央でコフィにシャープ・シューターを決めたところでウッズがエプロンに立ちトロンボーンを吹いて介入。コフィはタップしていたが、レフェリーはウッズを注意していて気付かず。
不機嫌なジェリコ
バックステージを歩くジェリコにインタビュアーが近付く。
昨夜のチームRAW敗北について聞かれたジェリコ、「聞きたいなら教えてやる。昨夜チームは崩壊した。俺のリストが武器として使われてしまったんだ。俺の深い思いや秘密がリング上にまき散らされてしまった。誰が敗因なのか、今夜のハイライト・リールでハッキリさせてやる」
ゼインに試練到来
控室で談笑するステファニーとフォーリー。
よくゴールドバーグにランブル戦出場を認めさせたな、とフォーリー。それに昨夜、チームRAWはよく頑張った。5試合中3試合で勝利。悪くない。まさか負けたスターたちを本気でクビにしたりはしないよな?
もちろん本気じゃないわよ、とステフ。チームの面々を鼓舞したかっただけ。
ここでゼインが登場。俺を尊敬してくれてることを昨日初めて知った、嬉しかったよ、とフォーリー(PPVのキックオフ・ショーにてその場面あり)。俺もお前が好きだし頑張って欲しい。しかしお前はIC王座をRAWに持ち帰れなかった。言いにくいのだが、失敗した者にはそれなりの罰が待っている。今夜ストローマンと対戦しろ。
分かった、と元気なく承諾して去るゼイン。
誰のせいで負けたのか言ってやる!
ジェリコのトークショー「ハイライト・リール」。地元カナダなのでジェリコには大声援。
今夜はいつもと違い、この場で断罪を行う、とジェリコ。RAWがスマックダウンに負けた。この惨事の理由を知りたいか。なぜこうなったのか、誰のせいなのか、今から世界中にその理由を教えてやる。
ジェリコが話している途中でオーエンズが登場。誰のせいで負けたのか、俺は答えを知っているから出てきた。映像を見て説明しよう。
モニターに映したのは、スタイルズ・クラッシュをジェリコに仕掛けようとしているスタイルズをオーエンズが救出したシーン。あんたの親友だから救ったんだよ、とオーエンズ。
本当に俺の親友か? とジェリコ。親友なら俺のリストへの思いが分かるだろ。大切なものを武器として使いやがった。リング上に散乱した紙を見たか?
そんなの、どうでもいいじゃないか、とオーエンズ。
しばし呆然とした後、どうでも良くないぞ、と語るジェリコ。リストは俺の全てだ。
あんたの親友だからこそ自分を犠牲にしたんだ、とオーエンズ。あんたを救ったせいで俺は反則を取られて退場になっちまった。せっかく俺が助けたのにあんたは紙切れの心配ばかりだ。そしてあんたはRKOを喰らった。そしてあんたも退場したんだよ。俺の犠牲をドブに捨てた。俺たちの友情をドブに捨てたんだ。
お前が本当にそう感じているのなら、大した友情じゃなかったのかもな、とジェリコ。お前はいつも同じだ。RKOにペディグリーにスピアー、俺が助けて欲しい時にいつもお前はいない。毎週毎週いつも同じだ。昨夜のPPVは誰のせいで負けたか俺には分かる。
俺も分かるさ! と怒鳴るオーエンズ。誰のせいか言ってやる! と言い争った後、もうこの話はウンザリだ、とジェリコ。もうお前と話もしたくない。
怒りの表情で退場しようとするジェリコの腕を引っ張るオーエンズ。俺にも言わせろ。そのまま無言で睨み合った2人、突然息を合わせて
「ロマン・レインズが悪い!」
と叫び、熱いハグ。観客も乗っかって「レインズ最低!」チャント。
俺を助けるためだと分かってたよ、とオーエンズに告げるジェリコ。俺を傷つけるはずはない。
大事なもんだからリストを軽視もしないさ、とオーエンズも返答。俺たちを助けなかったのはレインズだ。あんたがピンチの時、奴は俺の隣りに立ってジットリした髪を垂らして澄ました顔をしてた。だから俺が助けに行くしかなかったんだ。もう1人、ジットリ髪兄弟のロリンズも役立たずだ。奴も傍観してた。敗因はレインズだがロリンズも同罪だ。
ここでロリンズ登場。俺も言いたいことがある。結果は結果。過去じゃなく未来を見るべきだ。お前らマヌケ組と共闘したのは交換条件があったからだ。俺は今夜オーエンズと試合をして、ユニバーサル王座を奪ってやる。
誰がそんな約束をしたんだ? と笑うオーエンズ。ステファニーだというなら今から確認してこようか。
よく聞けバカタレ、とジェリコも続く。誰がお前の話を信じる? お前はホラ吹き。お前の言う妄想など誰が信じるか。
俺もお前らの話は信じねえ、とロリンズ。どのみち俺はそのベルトを頂く。2人は一心同体らしいから2人で抵抗してみろ。そう言ってロリンズが殴りかかり乱闘発生。
途中でレインズも乱闘に参加したところでフォーリーが登場。ロリンズの話は正しい。対抗戦で共闘する代わりに将来の機会を約束した。ロリンズは今夜オーエンズとタイトル戦だ。ただしジェリコとレインズはセコンド禁止。試合形式はノーDQ戦とする。
ゼイン vs ストローマン
ゼインの入場時に背後からストローマンが襲撃。
※フォーリーの指示。
コーナーで半失神のゼインを見てステージに登場したGMフォーリーが試合の終了を命じる。
サーシャ、再戦権を行使
シャーロットがデイナを伴い登場。前夜の対抗戦終了直後、ベイリーを襲撃した時の映像をスクリーンに映して笑うシャーロット。リングを制するのは女王。チームSMACKDOWNに勝ったから、もうチームRAWでつるむ必要はない。他のメンバーは平民。私はみんなの上に立つ存在。
話の途中でサーシャが登場。首の調子は大丈夫なの? と大袈裟に心配するシャーロット。腰は? 腕は? 大丈夫なの?
黙りなさい、とサーシャ。昨夜まではチーム戦に集中してたけどもう違うわ。私には再戦権がある。今すぐここで行使するわよ。
本気で言ってるの? とシャーロット。私に何度負けてどれだけ恥をかかされても向かってくるのね。再戦したいの? いいわよ。でも今夜じゃないわ。私には壮大な計画がある。次回RAWの開催は私の生まれ故郷、ノースカロライナ州シャーロット。あんたの故郷であんたに勝ったから、今度は私の故郷でも勝ってやるわ。
ここでナイアが登場。シャーロットに用はない。サーシャに話がある。昨夜は私がチームSMACKDOWNを蹴散らした。一方で全く役立たずだったのがサーシャ、あんただよ。ファンは外見にダマされてるけど、あんたは弱々しいバービー人形。
何様だか知らないけど、王者の実力を教えてあげるわ、とサーシャもケンカ腰。やれーやれー、と2人をけしかけて盛り上がってるデイナはサーシャにブン殴られ、そのサーシャをナイアが襲撃。シャーロットが加勢して攻撃してるところでベイリーが救援に駆けつけるも、ナイアに吹っ飛ばされる。
サーシャ&ベイリー vs シャーロット&ナイア
※バンク・ステートメント。
策士、3度目の正直
ロリンズにインタビュー。オーエンズとのノーDQ戦について「ジェリコには何度も邪魔された。2度も王座を獲り損ねたのはあいつのせいだ。しかし今夜ジェリコは手出しできない。何でもありの試合であらゆる手を使ってオーエンズを倒す。俺がエースだということ、真の王者は俺しかいないということをオーエンズも気付くだろう」
人の名前をすぐ忘れる王者
オーエンズにインタビュー。話も聞かずに喋り始めるオーエンズ。ルネ、何も聞くな、分かってる。トロントで王座戦をするとは思わなかったな。昨夜も俺たちが勝つと思ってたのにロリンズのせいで負けた。
俺は自分の責任を果たした。WWEで最も偉大な王者だと証明したんだ。スタイルズに髪の毛が抜けそうな一撃を与えてやった。奴もマシな髪型になったかもな。俺はフォールを奪われていないがロリンズは奪われた。奴は役立たず。昨夜また評価を下げた。復帰してからずっと評価を下げ続けてる。チームRAWや俺までも汚しやがった。
奴の実力は認める。ステフは勝利のために奴をチームに入れたいから王座の挑戦権をエサにしたんだろう。だがロリンズはバカだから気付いてない。奴が入ったせいでチームは敗北した。
いいかルネ、よく聞けよ、あれ? お前はルネじゃない、誰だお前は。まあいい、今夜の勝者は俺だ。分かったら新人は消えろ。
ノーDQ戦形式WWEユニバーサル王座戦 オーエンズ vs ロリンズ
試合途中、観客席にいた謎のマスクマンがロリンズを襲撃。正体はもちろんジェリコ。しかしペディグリーで制裁される。
※エプロンへのパワーボム。オーエンズは王座防衛に成功。