RAW #1232:ランブル戦に向けて睨み合うゴールドバーグとレインズ
(更新日:2017年1月13日)
会場:フロリダ州タンパ
2017年最初のRAWでイメチェンしたフォーリー
2017年最初のRAW、オープニングはGMフォーリーが登場。
みんなと同じく俺も新年の抱負を幾つか考えた。1つは、大胆なイメチェンを図ること。(ダイエットに成功した細身の身体に加え、今回から髪型を変えてきた)
もう1つ、今後は町の名前を手に書いておく決心をした。二度と間違えんようにな。(前週、開催地の名前を間違えて叫ぶミスを犯した)
数週間前、ある重大な決断をした。次回PPV「ロイヤルランブル」でオーエンズはレインズとユニバーサル王座戦を闘う。オーエンズの親友ジェリコはその試合中、上空に吊るされる。サメ観賞用の檻の中でな。
ここでオーエンズ&ジェリコが登場。ステージに置かれたサメ観賞用の檻を泣きそうな表情で見つめるジェリコ。
俺の親友を檻に閉じ込めて地上30メートルの高さに吊るすのがそんなに面白いか、とオーエンズ。ふざけてんのか、とジェリコ。職権を乱用しまくりやがって。その馬鹿げた髪型よりもふざけてるぜ。
あんたは俺が一度ぶっ潰しているレインズに再戦権を与えた、とオーエンズ。これも職権乱用だ。
まだあるぜ、とジェリコ。ロリンズは駐車場で俺にペディグリーを浴びせた。あんな野蛮人に何の罰も与えてない。だから天才の俺はWWEの歴史に残る一大作戦を敢行して親友オーエンズの王座防衛を援護した。称賛されるべき俺を檻に入れて吊るすとはどういうことだ。檻というよりは独房、監獄といってもいい。ひどすぎるぞ。
新年を迎えたことだし、今年は俺たちの好きなようにやらせてもらうぜ、とオーエンズ。
お前の言うとおりだ、とフォーリー。新年に免じて過去の過ちは水に流してくれ。ところで「ケビン・オーエンズ・ショー」を俺は実際に見たことがない。そこで今夜、お前にコーナーを仕切ってもらう。第1回ケビン・オーエンズ・ショーの開催だ。最初のゲストはゴールドバーグにしよう。
いい考えだな、とオーエンズ。あんたが俺のショーのゲストを決めるのも妙な話だが、彼とは一度話してみたかったんだ。「この10年どこにいた?」とかな、とジェリコも同意。「誰も気にしてないけどな」と言ってやろうぜ、とオーエンズも乗る。
コーナーの予行演習をさせてくれ、とオーエンズ。フォーリー、あんたに質問だ。GMだからって好き勝手できると思うか。いつ勘違いしたんだ。言ってみろ。
ここでステファニー登場。フォーリーを責めるのは間違ってる。「ロイヤルランブル」での再戦も、ジェリコを檻に閉じ込めるのも妥当な判断だし当然の措置よ。ただ私としては番組で発表する前に相談して欲しかったわ。
君だって俺に何の相談もなくゼインとストローマンのラストマン戦を組んだじゃないか、とフォーリー。
相談したかったけどあなたは先週休暇を取ってたじゃない、と笑うステフ。
そんな話はどうでもいい! と怒り出すオーエンズ。俺たちは人間国宝なんだぞ!
ワオ、大きく出たわね、とステフ。今夜レインズにはUS王座戦を闘ってもらう。挑戦者はジェリコ、あなたよ。(ニヤリと笑うジェリコ)この試合は完全決着をつけてもらう。レインズは反則やカウントアウトでも王座を失うルールとするわ。
ロリンズはどうするんだ? とジェリコ。あのバカタレはいつも俺の邪魔をしてくる。ロリンズは立ち入り禁止にすべきだ、とオーエンズも同意。
ジェリコこそ立ち入り禁止にしよう、とフォーリー。「ジェリコは試合に出るだろ!」と錯乱するオーエンズ。お前たちは毎回試合を台無しにしてるんだ、とフォーリー応戦。
あなたたち3人ともウンザリだわ、とステフ。本当に腹が立つわ。先週スマックダウンが史上初めて視聴率でRAWを上回った。スマックダウンよりもRAWのほうがチャンスにあふれてるのよ。
ロリンズを追い払いたいのならチャンスをあげるわ。今夜オーエンズはロリンズと闘いなさい。負けたほうはUS王座戦で立ち入り禁止とする。ジェリコは今すぐ控室に戻って試合の支度をしなさい。フォーリー、しっかりしてちょうだい。視聴率戦争に勝つのよ。それからオーエンズの試合は今からよ。
ロリンズ vs オーエンズ
※ゴングで凶器攻撃。オーエンズはUS王座戦での立ち入り禁止。
ラストマン戦 ゼイン vs ストローマン
※場外でのオクラホマ・スタンピート。
オニール、ニュー・デイ加入を直訴
ニュー・デイの3人が登場。2016年は俺たちにとって素晴らしい年だった。浮き沈みもあったが俺らは大成功をおさめた。ランブル戦でも大暴れするぜ。新年の抱負を発表しないとな。
ここでオニールが登場。俺が教えてやろう。お前たちに必要なのは新しいメンバーだ。この俺だよ。俺は抜群のリズム感がある、と妙な踊りでアピールするオニール。褒めるE。
楽器を演奏する才能もあるんだぜ、とフランチェスカに手を伸ばすオニール。拒否したウッズ、俺の女に触れるのは俺だけだ。
じゃあフランチェスカではなく自前の楽器にしよう、とホイッスルを取り出し、吹きながら再び妙な踊りを始めるオニール。制止するニュー・デイ。
やめてくれ、もう十分だ、とE。あんたがイカれてるのは知ってるよ。
待て待て、とオニール。考えてみろよ。俺はこの顔だぜ。お前らには悪いがな、特にお前な(とEに告げる)、シリアルの箱には俺の顔を印刷すべきだ。
分かってねえな、とウッズ。あんたの顔は行方不明者のポスターの中でこそ光るんだ。朝起きてすぐ見るシリアルの箱だぜ、朝っぱらからあんたの顔を見たいと思う奴はいねえよ。
強烈な冗談を言うじゃねえか、と笑うオニール。「ニュー・デイの弱点」の分際でよ。「誰のこと? 誰? 誰?」とトボけるニュー・デイ。お前だよ、とウッズを指差すオニール。
俺がチームの弱点かどうか試してみるか? その度胸があればだけどな、と挑発するウッズの顔面をパンチでブン殴り、試合を受諾するオニール。
ウッズ vs オニール
※丸め込み。
ステフ、ベイリーをこき下ろす
ステファニーの控室にベイリーが入ってくる。私の勝利が抹消されたのは納得してるけど、なぜ再戦のレフェリーをデイナにしたの?
シャーロットの弁護士は優秀で私に選択肢はなかったの、とステフ。いい機会だから正直に言うけど、私はあなたを番組に呼んでないわ。フォーリーが強く推薦したのよ。あなたなら女子部門の顔になれるってね。でも私にはそう思えない。シャーロットは血統書付きの堂々たるスター。PPVの女王。あなたは客席にいる凡人と何も変わらない。平凡な小娘にすぎないの。
私はプロレス一家の生まれでもないし、あなたやシャーロットとは確かに違う、とベイリー。それでも私はここにいる。RAW所属なの。王者の風貌はないけど満足してる。夢を追うことをあきらめるつもりもないわ。
じゃあチャンスをあげるわ、とステフ。女子王座の挑戦権を賭けて試合をしなさい。勝利すれば次回PPVでシャーロットとの王座戦を闘える。ちなみに対戦相手は、ナイアよ。
US王座戦 レインズ vs ジェリコ
試合中、故エディ・ゲレロの十八番だった「ベルトを対戦相手に渡して殴られたフリして倒れる」ムーブを披露するジェリコ。
※スピアー。レインズは王座防衛に成功。
女子王座挑戦者決定戦 ベイリー vs ナイア
※雪崩式ベイリー・トゥ・ベリー。ベイリーが王座挑戦権を獲得。
スピアーの撃ち手が束の間の共闘
第1回ケビン・オーエンズ・ショー。進行役のオーエンズがジェリコと共に登場。今夜の試合について対戦相手のロリンズとレインズへの文句を語るオーエンズとジェリコ。
さて、今夜のゲストは言うまでもない、とオーエンズ。アティテュード時代にプロレス界を支配し、偉大なスターとなった男だ。では紹介しよう、クリス・ジェリコだ!
席を立って手を挙げるジェリコに観客ブーイング。おいおい、お前らの態度は何だ、とジェリコ怒る。「ゴールドバーグ」のチャントばかりしてたらどうなると思う? 分かってるのか? お前らはリスト入りだ!
実はビッグな発表があるんだ、とジェリコ。誰もが腰を抜かす爆弾発言だぞ。オーエンズ・ショーだからこそ発表しよう。ランブル戦でレスナーとゴールドバーグ、2人の出場が既に発表されている。ここで3人目の出場者を発表しよう。クリス・ジェリコだ!
それが大ニュース? と表情を曇らせるオーエンズ。あんたがランブル戦で勝ったらレッスルマニアで俺と闘うのか? 親友とは闘いたくないな。
ここでようやくゴールドバーグ登場。ジェリコがランブル戦に出るのか。ということは、つまりお前が俺の最初の獲物になるんだな。
ちょっと待て、とゴールドバーグを制止するオーエンズ。これは俺の番組、あんたはゲストだ。ようこそ。ジェリコを挑発するのは止めてイスに座ってくれ。頼む。
そのイスを場外に放り投げるゴールドバーグ。おい待てよ、とジェリコ。野蛮人みたいにイスを放り投げやがって。どうなるか分かってるのか?
ああ分かってるぜ、とゴールドバーグ。スピアーとジャックハマーだ!
脅してるつもりか? とオーエンズ。イスを放り投げて威嚇しやがって。じゃあ見てろ、と言ってテーブルやイスを同じく場外に放り投げるオーエンズ。俺はユニバーサル王者。あんたなど怖くない。
オーエンズとゴールドバーグが威嚇合戦をする最中にヘイマンが登場。私の顧客レスナーは今夜ここには来ていないが、ランブル戦の結末をネタバレしてやろう。食事、睡眠、追放、繰り返し。追放、繰り返し。追放、繰り返し。
そうはならん! とゴールドバーグ。ランブル戦では俺がお前の顧客を葬る。(再びオーエンズの前に歩み寄り)そしてレッスルマニアでお前かレインズと王座戦を闘う。
あんたは妄想家だよ、とオーエンズがゴールドバーグに告げたところで、今度はレインズが登場。お前ら2人は妄想家だ、とオーエンズ&ジェリコに語りかける。お前ら2人はどちらも次のPPVで勝てない。つまり、俺の標的はあんただ。ゴールドバーグに歩み寄り、睨み合いを仕掛けるレインズ。
今度はストローマンが登場。場外で怯えているヘイマンからマイクを奪い、ランブル戦で優勝するのは俺だ、と出場を宣言。
ストローマンもリングインし、巨漢3人が揃い踏み。ストローマンを見たあとに視線が合ったレインズとゴールドバーグ、邪魔だとばかりにストローマンに対して同時スピアーを放つ。
一瞬視線を交わし、レインズは退場。ゴールドバーグは観客にアピール。