RAW #1279:ペイジ新ユニット「アブソリューション」がRAWを席巻

(更新日:2017年12月5日)

日本初回放送:12月4日(月)

シールド、唐突に分裂のフラグ

オープニングは前回RAWのタイトル戦でミズに勝利した新IC王者ロマン・レインズが一人で登場。「WWE世界王座(現WWE王座)」「WWEタッグ王座」「US王座」「IC王座」の4大王座全てを戴冠するグランドスラムを達成した選手は過去16人しかいない、と発表される。

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前回RAWの番組終了後に起こった映像も流される。IC王座戦の試合後もステージで負け惜しみのセリフを吐いていたミズの背後にシールドの3人が忍び寄り襲撃。最後はトリプル・パワーボムでミズを実況席に沈めた。「これでミズを見ることは当分ないぜ」とレインズが言った通り、ミズはこの日から欠場(実際は映画撮影のため)。

「俺は闘う王者だ」と宣言したレインズはIC王座のオープン・チャレンジ戦を発表。そこへ欠場したはずのミズのテーマ曲が流れ、アクセルとダラスが登場。「俺たちにミズの敵をうつことは出来ないが、それを実行できる人物を連れてきた」とアライアスを呼び込む。王座挑戦を表明したアライアスに対してレインズは対戦を受諾。

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レインズと入れ替わりで入場したセス・ロリンズはセザーロとシングル戦。互いのタッグパートナーであるディーン・アンブローズはルネ・ヤングと新婚旅行中、シェイマスはアイルランドに帰省中のためそれぞれ今回の番組を欠場。

セザーロとの試合に勝利したロリンズ。試合後にチャーリー・クルーソーがリングに上がり、勝者ロリンズにインタビュー。「レインズはIC王座の防衛戦で、アンブローズは不在。今夜あなたは一人だった。このままシールドは分裂に向かうのでしょうか?

「分裂? それはあり得ねえ」と笑うロリンズ。

「アンブローズは新婚旅行に行ってるだけだ。1週間ほど奴から連絡はないけどな。レインズの王座獲得で俺たちの結束力はさらに高まる。俺は触発された。俺のパートナー・アンブローズと、モヒカン頭の集いに出かけているシェイマスが戻ればタッグ王座戦の再戦をやれる。シールドの黄金期は今だと証明する。俺たちは3人とも王者になる」

※2週間前のPPVでようやく再結成後の初試合を勝利で飾り、前週には3人で結束を見せたばかりのシールド。今回はアンブローズが欠場しており、レインズとロリンズはそれぞれ単独で入場し、シングル戦を闘っただけ。

普通であればたった1日だけの別行動で「分裂ですか?」などと聞くのは早トチリもいいところ。にもかかわらず、このようなインタビューシーンを敢えて盛り込んできたということは、もしかするとシールドの再分裂は予想以上に早いのかもしれません。来年のレッスルマニアまでは持たせないのかな。だとすればファンにとっては寂しいですね。

一方のレインズは前述通りアライアスとIC王座戦。途中でアクセル&ダラスが介入するも排除したレインズ、最後はスピアーで快勝して王座防衛。しかし退場中に背後からサモア・ジョーに襲撃され、コキーナ・クラッチを喰らってステージ上で失神。再び抗争開始か。

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ジョーダン、今週も嫌われる

前回RAWにて、足を負傷しているにもかかわらずストローマンとの対戦を父アングルに直訴し、シングル戦に臨んだジェイソン・ジョーダン。やはり試合中に足の怪我を悪化させたものの、試合自体はケインが乱入してストローマンを襲撃したため無効試合に。

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バックステージで父アングルと話し合うジョーダン。「足の負傷は仮病で、ストローマンとの試合にビビったから負傷のせいにした、とSNSでアンチたちが俺を攻撃してくる」と語ったジョーダンは、負傷が完治したことと前週の雪辱をアングルに訴え、「先週ストローマンにできなかったことを今日ケインにやってやる」とケインとの一騎打ちを要求。GMアングルは試合を受諾。

前回RAWでストローマンを襲撃し、最後はノドへのイス攻撃でストローマンを呼吸困難にさせたケイン。挑戦するジョーダンは試合前にリング上でマイクを持ち、「SNSで俺の足の負傷はウソだとアンチに攻撃されているが、本当に負傷したんだ。しかしWWEの優秀な医療スタッフのおかげで今は完治している」と万全であることを強調。この時点で観客からブーイング発生。

試合は案の定、ケインに投げられてロープ際から場外へと転落したジョーダンが足を打ちつけてウギャアアアと絶叫。なんとかリングに戻ったものの再び場外へ落とされ負傷が悪化したポーズのジョーダンは、そのままリングに戻れずカウントアウト負け。観客は失笑。

試合終了後、場外で悶絶するジョーダンをリングに戻したケインは暴行を継続。ここでフィン・ベイラーが登場し、ジョーダンを救出するわけでもなく普通に入場。CMが明けるとベイラーvsケインのシングル戦が何事もなかったかのように開始。何事もなかった存在になったジョーダン。

この日2試合目となるケインは場外でベイラーをイス攻撃して反則負け。試合は終わったが再びベイラーへの暴行を止めないケイン。ここで前週メッタ打ちにされたストローマンが怒りの表情で登場。リングインするストローマンを待ち構えていたケインはイスで殴打。しかしダメージもなく涼しい顔でケインを睨むストローマン。

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怯んだケインが後退し、ストローマンが反撃開始。鉄階段とイスで殴りまくった後、鉄階段の上にパワースラム、さらには前回RAWで喰らったノドへのイス攻撃を2連発で倍返し。報復を浴びたケインは観客席へ逃げ込み、ノドを押さえて苦しむ。

ペイジ&マンディ&ソーニャのヒールユニットは「アブソリューション」

前回RAWにて電撃復帰したペイジ。同時にNXTから昇格したマンディ・ローズとソーニャ・デビルの2人を引き連れ、3人でRAWの女子選手たちを襲撃したことを受け、今回RAWで「サーシャ&ベイリー&ミッキーvsペイジ&マンディ&ソーニャ」の6人タッグ戦が組まれる。

最初に入場したのはサーシャ・バンクス。しかしミッキー・ジェームズとベイリーはテーマ曲が流れたものの登場せず。不安げな表情のサーシャ。

ここでステージ上にペイジたち3人が登場。スクリーンでバックステージの様子を中継させると、映ったのは何者かに襲撃されて苦しんでいるミッキーとベイリーの姿。

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「ということで、1対3のハンディ戦にしてもいいかしら?」と笑うペイジは、前週に突然RAWの女子選手を次々と襲撃したことについて説明を始める。

「誰もが私の行動に説明を求めてくる。もちろん私の行動には理由がある」
「1年前、私は女子部門の中心だった。改革の旗手であり、ディーバという言葉をWWEから抹消したのは私」
「私が女子革命を先導した。先週の行動は私が何者なのかを皆に教えただけ」

そして3人のユニット名を「アブソリューション」であると発表するペイジ。続いてマンディとソーニャもマイクを持ってそれぞれの主張を展開。

「ボスも、フォーホース・ウィメンも、女神も女帝もみんな二番煎じ。ペイジこそが先駆者」
「女子部門が進化したのはペイジの功績。だから私たちはペイジと組んでる。我々が異次元の女子革命を巻き起こす

リングを取り囲むアブソリューションの3名。「痛い目に遭いたいか、それとも手を組むか、どうするの?」とサーシャに二者択一を迫るペイジ。しばらく間を置いたサーシャは、エプロンに立つペイジにエルボーを見舞って回答。

マンディとソーニャがリングインしてサーシャを襲撃し、最後は各々のフィニッシャーを喰らう。失神したサーシャをまたいで仁王立ちのペイジは、マンディとソーニャの手を挙げて結束を誇示。

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無敗の女帝アスカにも忍び寄る魔の手

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前回RAWで「アスカの弱点が分かった」と豪語しながら完敗したデイナ・ブルック。今週も懲りずに再戦。「アスカの最大の弱点を見つけた。彼女は先制攻撃に弱い。まばたきする間もなく倒す」と再び豪語する映像が流される。

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ゴングが鳴ったと同時に突進し、クローズラインか何かを狙うデイナ。しかし察知していたアスカは電光石火の早技で飛びつき式腕ひしぎ逆十字固めを極め、デイナは試合開始3秒でまばたきする間もなくタップ負け。実況陣は爆笑。

圧勝してRAWでも無敗をキープし、余裕の舞を見せるアスカ。しかしペイジたちアブソリューションの面々が再登場し、サーシャの時と同様にリングを囲む。リング中央で臨戦態勢のアスカと睨み合うペイジ。

しばし睨み合った後、笑みを見せたペイジは手を振って「またね」のジェスチャー。それを見たアスカも不敵に笑いながら(アスカはいつも不敵に笑ってるが)何事もなく退場。アスカとペイジの心理戦は今後どのような展開を見せるのか。

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