RAW #1280:猛威を振るうアブソリューション、失速したシールド

(更新日:2017年12月12日)

日本初回放送:12月11日(月)

ジョーダン、ますます嫌われる

オープニングはGMのカート・アングルがリングに登場し、タッグ王座戦とIC王座戦、2つの王座戦を今夜開催すると宣言。

アングルがIC王座の挑戦者を発表しようとしたところでジョーダン登場。「レインズと闘わせてくれ」と父アングルに王座挑戦を直訴。「お前はまた足を怪我したじゃないか」とアングル。

ジョーダンがアングルを説得しているところにIC王者ロマン・レインズ登場。

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「今夜闘うのはGMの息子ではなくサモア・ジョーだ」
「お前にアドバイスしてやろう。チャンスとは父親にねだるもんじゃない、勝ち取るものだ。甘ったれるな」

とジョーダンに辛辣な言葉を浴びせるレインズ。

続いてサモア・ジョー登場。「レインズ、お前の挑戦は俺が受けてやる。しかし俺への挑戦を考え直すなら今だ。俺はお前に勝てないからな」

ここでジョーダンが口を挟む。「俺は誰かと違って背後から急襲したりしない。なんならレインズではなくあんたと闘ってもいいんだぜ」。場内は大ブーイング。レインズとジョーは苦笑。

「お前は引っ込んでろ」と告げてジョーダンを押しのけ、ジョーに対してレインズが何かを言いかけた瞬間、ジョーダンがレインズをスープレックスで投げ飛ばす。お前は控室に戻れ、とアングルが慌ててジョーダンを帰そうとするも、怒ったレインズ、「ジョーとの試合はガキの相手をした後だ」とジョーダンとの試合を承諾。アングルが認めてIC王座戦が決定。

レインズvsジョーダンのIC王座戦はレインズがスピアーで快勝。試合をステージ上で見物していたジョー、マイクを持ち「ガキの試合が終わったら俺の相手をすると言ったよな、でもヘトヘトじゃねえか」とレインズをマイクで挑発。

ジョーはそのままリングインし、疲れているレインズを襲撃してコキーナ・クラッチの構え。しかしジョーダンがジョーをスープレックスで投げる。場外に転落したジョーを「かかってこい」と挑発するジョーダンにレインズがパンチ1発。アホらしい、とばかりにジョーは退場。

その後、控室でGMアングルに懲りもせず詰め寄るジョーダン。「来週レインズと再戦させてくれ、それと今からジョーと対戦したい」と再び父に直訴。

「無茶を言うな」と怒るアングル。「要求すれば通ると思うな。お前だけ特別扱いはできん」。しかしジョーダンはしつこくアングルに主張を展開。「分かった、検討してやる」とアングル折れかける。

そこへジョーが登場してジョーダンに体当たり。「俺から来てやったぜ」と凄むジョー。倒されて意識もうろうのジョーダンは何も言い返せず。

アブソリューションの猛威止まらず

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1年以上も試合から遠ざかっていたペイジがようやくRAWで復帰戦。対戦相手はサーシャ・バンクス。アブソリューションのメンバー2人、ソーニャ・デビルとマンディ・ローズを従えているペイジに対し、人数不利のサーシャはセコンドに(前週アブソリューションに襲撃された)ベイリーとミッキーを帯同。

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終盤、セコンド同士が場外乱闘を始めたことに気を取られたサーシャがペイジのランペイジを喰らってフォール負け。ペイジは復帰戦を勝利で飾る。

一方、前週にアブソリューションから勧誘めいた行動を取られたアスカは今回アリシアと対戦。デイナに2連勝(しかも秒殺)と絶好調のアスカ。

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対するアリシアは試合前に「私はデイナとは一味違う。女子チームの主将で、Tシャツも販売されたのよ。連勝記録は私が止める」と豪語。しかし試合は飛びつき式腕ひしぎ逆十字固めでアスカ勝利。

試合後、またもペイジたちアブソリューションが登場。前週と同様にリングを取り囲む。臨戦態勢のアスカ。

しかしペイジ、今回もアスカに「バイバイ」と手を振って笑顔。「またかよ」と呆れた表情のアスカ、それでも不敵な笑みを見せながら退場。

一人リングに残されたアリシア。ペイジがマイクで語りかける。「怖がらないでいいわ、何もしない。1年前、あなたは唯一の友達だった。あなたは親友。あなたを心から大好きだと信じて欲しい」。気を許し、笑顔で頷くアリシア。

「でもソーニャとマンディは私と違う考えかも」とペイジ。アリシアの背後にいたソーニャ&マンディが突如アリシアを襲撃。コーナー付近で笑いながら眺めるペイジ。

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今夜も孤高のアライアス、怪物の抗争に巻き込まれる

アングルの控室に今度はアライアスがギターを弾きながら入ってくる。

「IC王座にもう一度挑戦させてくれ」とアングルに直訴するアライアス。「自分の息子ばかり優遇するな。特別扱いばかりしてると破滅するぞ」。

「お前が歌ってる間に対戦相手を決めてやる」とアングル回答。

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大ブーイングの中、リングでギター演奏を始めるアライアス。歌い始めたところでストローマン登場。一気にビビったアライアスはリング下へ逃亡、その後に油断したストローマンを背後から襲撃。しかし動じないストローマンが反撃。アライアスは場外でギターを持ちストローマンの背中をぶっ叩くもストローマンに効果なし。

ストローマンがパワースラムでアライアスを叩きつけた直後、ケインがスクリーンに登場。「お前は人間界の怪物だが、俺は怪物界の怪物。来週お前と再戦する」

マット、いよいよ壊れるか

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前週ブレイ・ワイアットとシングル戦を闘い、敗れたマット・ハーディーはリング上で情緒不安定となり「デリート!」ポーズを連発(日本ではカットされ未放送)。この後、Twitterで意味不明のツイートを連発し始めていることが実況陣により報告される。

独り語りをするワイアットの映像が流れ始めるが、途中で映像が乱れ、マットが現れる。ワイアットとマットが交互に現れる映像合戦。「これまで理由があってマシュー・ハーディーの体内で眠っていた。しかし今、俺は目覚めた」と告げるマット。最後はワイアットとマットが共にウハハハハと不気味に笑う。

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※WWEに復帰する前、TNAに所属していたマット・ハーディーは「ブロークン(壊れている)」というギミックで怪奇派として活動しており、絶大な人気を獲得していたようです。

WWE復帰後は団体側が「ブロークン」ギミックを封印したためノーマルなハーディー・ボーイズとして活動していましたが、弟のジェフが負傷欠場中の今、同じく怪奇派のワイアットと抗争させることで「ブロークン」ギミックをWWEでも復活させる気配になってきました。

シールド、タイトル独占に挑む

レインズの控室にロリンズ&アンブローズが入ってくる。「俺は勝ったぜ。次はお前たちだ」とレインズ。「ニュー・デイのせいで王座を失っただけだ、奴らがいないなら楽勝だ」とロリンズ。「今夜、タイトル戦だったのか?」とボケをかました後、「シールド全員が王者になってやるぜ」と気合を入れるアンブローズ。

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PPV「サバイバー・シリーズ」の直前に奪われたRAWタッグ王座を奪還するため、王者ザ・バー(セザーロ&シェイマス)に挑んだロリンズ&アンブローズ。しかし試合はシェイマスがレフェリーの制止を無視して攻撃を続けたため反則裁定。王座は移動せず。

王座防衛に喜びながら退場する王者二人をGMアングルが呼び止める。「それが最高水準か。今からノーDQ戦だ」と再試合を命令。

再試合の途中、サモア・ジョーが乱入してロリンズ&アンブローズを襲撃。レインズが慌てて登場したもののジョーは観客席に逃亡。この隙にシェイマスがブローグ・キックを決めてアンブローズを沈め、今度こそ王座防衛。

ジョーと共に観客席の階段を上り、ベルトを誇示するセザーロ&シェイマス。「シールドで王座独占」の再現ならず、呆然とジョーたちを見つめるしかないレインズ。

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