RAW #1282:次回PPVで史上初の女子ロイヤルランブル戦が開催決定
(更新日:2017年12月27日)
次回ユニバーサル王座戦はトリプルスレット戦
オープニングはGMカート・アングルが登場。PPV「ロイヤルランブル」でブロック・レスナーの保持するユニバーサル王座に挑戦する選手が前週の挑戦者決定マッチ(ブラウン・ストローマンvsケイン)で決定しなかったが、今夜中には挑戦者を決定して発表すると宣言。
ここでストローマンが登場し、「先週の試合で優位だった自分こそレスナーに挑戦する資格がある」と発言。
続いてケインも登場。「数々の大物がレスナーの餌食になった。その中には俺の兄アンダーテイカーも含まれている。だが俺は含まれていない。ストローマンよ、お前に俺が止められるか」
睨み合うストローマンとケイン。割って入り制止するアングル。そこへポール・ヘイマンが登場。「対戦者を決定するには王者の意見も聞くべきではないか」
ヘイマンのコールと共にレスナー登場。リングの周囲を徘徊した後、リングインして二人を睨む。
PPVの王座戦はトリプルスレット戦だ、とアングルが唐突に発表。直後にアングルはリング外に退避。3人による乱闘が始まり、ストローマンをクローズラインで落としたレスナーがケインにF5を決めて一人勝ち。
余裕の表情でリングを去るレスナーとヘイマン。しかしリング上ではケインがムクリと起き上がり、何事もなかったかのような表情。レスナーの表情が少し曇る。
ジョーダン今週も邪魔をする
セス・ロリンズとサモア・ジョーのシングル戦。しかしロリンズの入場後、ジョーではなくジェイソン・ジョーダンが登場。「俺はもう2週間もジョーとの対戦を訴えているんだ。あんたも闘いたいだろうが俺の後にしてくれないか」
「気持ちは分かるがお前の出る幕じゃない」とロリンズは一喝。
ここでジョーが登場。「どっちも俺と闘いたいなら二人で試合をしろ。勝った方を俺が眠らせてやる」
ロリンズ反論。「今夜組まれたのは俺とお前の試合だ。さっさとリングに上がれ。それからジョーダンはバックステージに帰ってまた今夜もパパにおねだりしてこい」
それを聞いたジョーダンはロリンズを突き飛ばす。苦笑したロリンズは挑発を受けて試合を受諾。
試合は終盤、場外で観戦していたジョーとロリンズが睨み合う。場外で捕らえたジョーダンをジョーに激突させたロリンズ、そのままリング内でフォール勝ち。
勝負がついた直後にロリンズとジョーの乱闘発生。裏投げでロリンズをダウンさせたジョーはレフェリーに制止されて退場。しかし途中で腹いせにジョーダンを攻撃して憂さ晴らし。
その後、控室でGMアングルに「今夜中にジョーと闘わせてくれ」と対戦を直訴するロリンズ。さらにアンブローズもジョーとの対戦を直訴。
そこへジョーダンがやって来て、「さっきのを見たか?」とジョーの仕打ちを糾弾。「何をしに来た」と怒るロリンズ&アンブローズ。
口論を制止したアングル、「今夜お前たちはタッグを組んで闘え」と命令。相手はジョー&セザーロ&シェイマス。「そんな顔の奴と組めねえよ」とイヤミを言うアンブローズ。
ロリンズ&アンブローズ&ジョーダンvsジョー&セザーロ&シェイマスの6人タッグ戦。試合は終盤、ロリンズの場外ダイブがアンブローズも巻き込んでしまい、アンブローズは負傷。直後にブローグ・キックを喰らったロリンズはフォール負け。その間、ジョーダンは場外でノビたまま。
腕の負傷が悪化し、バックステージで顔を歪めながら医者に診てもらうアンブローズと、それを心配するロリンズ。その二人をジョー&セザーロ&シェイマスの3人が襲撃。ロリンズを壁に激突させて倒した後、アンブローズの腕をケースの下敷きにする。アンブローズは病院に搬送される。
ヒデオ・イタミ(KENTA)、RAWで初試合
フィン・ベイラーはミズトラージュの二人(カーティス・アクセル&ボー・ダラス)とハンディ戦。試合は二人がかりの攻撃によりベイラーが反則勝ち。
試合終了後もミズトラージュの二人に攻撃されるベイラー。ここで救援に駆け付けたのはNXTから「205 Live」への昇格を翌日に控えたヒデオ・イタミ。ミズトラージュを蹴りで排除したイタミは咆哮。
CM後、ベイラーとタッグを組んでミズトラージュとタッグ戦を闘うことになったイタミはRAWデビュー戦。試合はイタミが正真正銘のオリジナル技・GTSを決めて勝利。
CMパンクがWWEを退団した後、NXTでイタミは自身のオリジナル技であるGTSを晴れてフィニッシャーとして使用しており、今回のRAW登場でも実況陣から「GTS」と実況されていました。
アスカ、今週も快調
アスカはアリシア・フォックスと再戦。前週にも同じカードが組まれていたが、アリシアがアブソリューションに襲撃され試合が延期されていた。
試合は腕ひしぎ逆十字固めでアスカ勝利。
ドーソン復帰でリバイバル再始動
スレイター&ライノとリバイバル(ダッシュ・ワイルダー&スコット・ドーソン)のタッグ戦。負傷して長期欠場を続けていたドーソンは復帰戦。
試合は合体攻撃シャッター・マシンでリバイバルの勝利。
試合終了後に感動的なドラマが
ベイリー&サーシャ&ミッキーvsアブソリューション(ペイジ&マンディ&ソーニャ)の6人タッグ戦。試合はアブソリューションが暴走したため反則裁定。
試合後、アブソリューションがサーシャを集中攻撃しているところでナイア・ジャックス登場。前週圧倒されたことでビビったペイジはマンディとソーニャにナイア攻撃を命じるも、2人がかりの攻撃にビクともせず圧倒するナイア。
2人まとめてナイアにサモアン・ドロップで投げ捨てられたのを見たペイジはビビリまくるが、隙を見せたナイアを背後から攻撃して形勢逆転。しかし前週に続きバックステージから女子の全選手が救援に駆け付け、リング上は大混乱。
ここでコミッショナーのステファニー・マクマホンが登場。一斉に乱闘を止める女子選手たち。リング中央に立ったステファニーはマイクで演説を始める。
かつて在籍した全ての女子選手がWWEでの革命をスタートさせ、今ここにいる選手たちが革命を進化させた。かつてはディーバ部門と呼ばれたが現在は女子部門となり、女子選手はスターと呼ばれている。女子初のヘル戦も、女子初のマネー戦も開催された。
そして2週前には中東で初めて女子が試合をした。中東で初めて女子のタイトル戦が開催されたのよ(アレクサvsサーシャのRAW女子王座戦)。サーシャは「This is HOPE(これが希望)」というチャントを覚えてる? あなたの試合に感激した客席の少女が涙を浮かべてたわね。
あなたたちは世界中の人々に勇気や感動を届けている。でもまだ足りないわよ。もう一度歴史を作ってみない? 客席のみんなは彼女たちにもう一度歴史を作って欲しい? (大歓声)
次回PPV、目玉として女子初のロイヤルランブル戦を開催するわよ。みんな、今こそ「イエス!」チャントを響かせてちょうだい!
観客は盛大な「イエス!」チャント。リング上には感無量の表情を浮かべながらイエスポーズをする女子選手たち。
※上の場面で番組は終了しましたが、番組終了後の映像も公式動画として公開されていました。
設定上は敵対しているはずのステファニーとベイリーが感無量の表情でハグをしたり、最後は呉越同舟で全員が手を挙げるなど、会場は温かい雰囲気に包まれたようです。