RAW #1284:2018年最初のRAWでWWE版バレット・クラブ復活

(更新日:2018年1月10日)

新年最初は女神の憂鬱から

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オープニングはバックステージを歩くアレクサ・ブリスの姿。GMカート・アングルを発見し、この日の対戦カード「アレクサvsアスカ」に異議を唱える。2018年最初にレッスルマニア級の試合をファンに見せたいからだ、と理由を説明するアングル。

頭おかしいの? とアレクサ。前回RAWでアスカに襲撃された件を持ち出して再考を求める。

しかしアングルは却下。今のところは王座戦にしないから安心しろ、と言ってからリングへ向かう。

ジョーダン天狗モードへ

リング上に登場したアングルは新年の挨拶と2017年の振り返りを語った後、3週間後のRAW25周年記念の特別番組、4週後のPPV「ロイヤルランブル」について告知。男子ランブル戦にジョン・シナの出場が決まったことを発表(観客からはブーイング)。

さらに史上初の女子ランブル戦は男子と同じく30人が出場し、ルールも男子と同じ、優勝者はレッスルマニアで王座に挑戦できることも発表。

ここで前タッグ王者のセザーロ&シェイマスが登場。前回RAWでタッグ王座から陥落したことを怒り、即席チームのセス・ロリンズ&ジェイソン・ジョーダンにチャンスを与えたアングルを非難。息子のジョーダンを特別扱いして人気者のロリンズと組ませ、さらに番組終了後にはリングサイドに登場してジョーダンとハグしやがった、とアングルを罵倒。

今夜すぐに再戦権を行使させろと主張するセザーロたちに対し、再戦の時期は俺が決めるとアングル。口論しているところにジョーダンが登場。俺が挑戦できたのは親のコネではなく実力のおかげだ、とセザーロたちに反論。また歯医者に通わせてやろうか、とジョーダンがセザーロを挑発し、一触即発となったところで制止したアングルが二人のシングル戦を発表。

いざ試合開始、というところでロリンズ登場。王者になったが相棒としてはまだまだだな、とジョーダンに説教を始める。バカ面のシェイマスが加勢して2対1になったらどうするんだ。プロなら相棒のことも考えろ。俺らは運命共同体なんだ、だから忠告するが自分勝手に突っ走るのは止めろ。俺がセコンドについてやる。勝てるとは思えないがな。

なんだって? とロリンズを見つめるジョーダンの背後をセザーロが襲撃して試合開始。試合はジョーダンが古傷の足を集中攻撃されて大苦戦したが、最後は逆転フォール勝ち。

渋々拍手するロリンズの手を挙げて勝ち誇るジョーダン。1本取られて唖然とするロリンズ。

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新婚ルネ・ヤング激おこモード

IC王者ロマン・レインズにルネ・ヤングがインタビュー。

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前回RAWでの反則負けを受け、この日再戦するサモア・ジョーとの試合で再び反則裁定となった場合は王座を剥奪するというルールについて「先週ジョーは報いを受けた。王座戦をぶち壊してアンブローズを負傷させた罰だ。今週も奴は覚悟しておけ。ルールは守る。できればな」

続いてルネはジョーはにもインタビュー。レインズの時とは違って明らかに投げやりな質問を最後まで聞かずに吼えるジョー。

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いつもの通りレインズは倒す、と豪語するジョー。俺はレインズよりも格上。俺がいる限りシールドは王者になれない。アンブローズはもう嫁の稼ぎに頼る主夫になるしかないな。

アンブローズの嫁・ルネはインタビューを終えて去るジョーを睨む。

この2人の親友ストーリーは何度亀裂が生じるのか

控室に入ろうとするナイア・ジャックスをアレクサが引き止める。今からアスカと試合なの、セコンドについてちょうだい。

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エンツォがインフルエンザで倒れてしまったから、とセコンドを断るナイア(日本放送ではカットされ続けているが、数週前からエンツォ・アモーレとナイアは急接近している)。

エンツォと私、どっちが大事なの? とアレクサ。それには答えず「スープが冷めるから行く」と告げて去るナイア。どうかしてるわ、と吐き捨てるアレクサ。

その後に行われたアレクサvsアスカのシングル戦。前回RAWでアスカのハイキックを喰らい失神してしまったアレクサは引きつった表情。

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試合はビンタでキレたアスカがハードな蹴り技の連打から最後は腕ひしぎ逆十字固めでタップ勝ち。女子王者ながら敗れたアレクサは半泣き。かたやアスカはNXTから続く無敗記録をキープ。

ストローマン大盤振る舞い

前回RAWでヒース・スレイターに圧勝しただけでなくパートナーのライノをも襲撃したブラウン・ストローマン。この日はライノとシングル戦。

セコンドにつき何度もエプロンに上がり大声でライノを鼓舞するスレイターに怒ったストローマン、マイクを持ち「黙るか俺にぶちのめされるか、どちらか選べ」と挑発。

これを受けてリングインしたスレイター。試合はハンディ戦となるが、ストローマンは通常運転で勝利。観客の「もう1発!」チャントに乗せられてスレイターとライノに3発ずつパワースラムを浴びせる。

悪魔が巨獣と密約を謀る

試合を終えてバックステージを歩くストローマンがケインと遭遇。「何もしない」というジェスチャーでストローマンに接近したケインが話しかける。

レスナーについて話がしたい。俺は奴と対戦したことがない。しかしお前は対戦経験がある。俺たちはWWEでも別格の怪物。協力すればレスナーをねじ伏せられるぞ。俺に計画がある。必要なのは団結だ。

計画などに興味はない、とストローマン。俺に匹敵する怪物などいない。レスナーを潰すのは俺だけで十分。

しばらく無言でストローマンを睨んだ後、去って行くケイン。

ジョーダンますます調子に乗る

試合を前に準備するレインズの控室をロリンズが訪問。

今夜は冷静になれよ、となだめるロリンズに「俺は冷静だ」と返すレインズ。痛い目に遭っても懲りないジョーはバカだ。今夜はアンブローズが見てることを祈る。兄弟に手を出した奴は絶対に許さねえ。

反則には気をつけろよ、とロリンズがアドバイスしているところにジョーダンが登場。あんたの試合にセザーロ&シェイマスが乱入してきたら俺たちが止める。信じていいぞ。

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レインズの決め台詞を放って去って行くジョーダン。レインズとジョーダンは見つめ合って黙り込む。

WWE版バレット・クラブ復活

GMアングルの控室をフィン・ベイラーが訪れる。俺は初代ユニバーサル王者。負傷して王座を返上したが再戦の機会もない。王座戦のためなら29人の敵と闘ってもいい、とランブル戦への出場を宣言。

それは問題ないが、別の件で来たのかと思ったぞ、とアングル。ミズトラージュ&アライアスとの6人タッグ戦、パートナーは決まったのか?

ベイラーが連れてきたのは新日本プロレス時代に「バレット・クラブ」で同僚だったギャローズ&アンダーソン。この二人とは共闘も対戦もしたが経験から言えば味方にしたほうがいい、と笑顔のベイラー。

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レインズ苦戦するも防衛

王者レインズと挑戦者ジョー、IC王座の再戦はレインズが反則負けの場合でも王座が移動する特別ルール。前回RAWのタイトル戦でレフェリーを突き飛ばして反則負けになったレインズには5000ドルの罰金が科されたと発表する実況陣。

試合は終盤、ジョーに押されたレインズがレフェリーと衝突して反則負けを取られそうになるが、最後はスピアーを決めてフォール勝ちの王座防衛。

ヘイマン耳年増

GMアングルの控室をポール・ヘイマンが訪れる。

陰謀が計画されているのはご存知か。もしストローマンとケインが共闘するのならレスナーは先手を打つ。2018年はレスナーの年となるだろう。

バレット・クラブは一夜限りなのか

ベイラー&ギャローズ&アンダーソンvsアクセル&ダラス&アライアスの6人タッグ戦。WWEで初めてギャローズ&アンダーソンと共闘するベイラーは笑顔で入場した後、3人で「トゥー・スイート」ポーズ。

試合はマジックキラーからのクー・デ・グラで、ベイラー組が連携して勝利。

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野獣レスナー、ムクリからの笑顔

レスナーがヘイマンを伴って登場。いつものようにヘイマンがマイクで語る。

WWEは再びレスナーを不利な状況に追い込むのか。全くもって信じられん。普通ならレスナーの対戦相手は「挑戦者」だ。なぜ今回は「挑戦者たち」と複数形になるのか。陰謀のことだ。

レスナー以外の選手で決着がついてもレスナーは王座から陥落する。この巧妙な仕組みに諸君らは気づいたか。それでもレスナーは100パーセント王座を防衛すると断言する。ランブル戦に出る30人全員だろうが防衛できる。レスナーは史上最強の王者。挑戦者が何人だろうが恐れない。

レスナーとヘイマンが退場しようとしたところでケイン登場。リングインしたケインに近寄るレスナー。すぐにレスナーのノドを掴んだケインはチョークスラムで叩きつける。

「俺こそが悪魔だ」とダウンするレスナーに言い放ってからリングを降りようとするケイン。しかしレスナーがケインのお株を奪う「ムクリ」で起き上がって笑う。ギクリとして固まるケイン。

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唖然としながらロープ際で固まるケインにレスナーがクローズラインを放ち、両者同体でリング下に転落。なぜかリング下に集結していたWWE選手陣が両者を止めるが、ものともせず両者乱闘。選手たちに引き離されたケインは強制的に退場。リングサイドでレスナーはベルトを誇示。

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