SMACKDOWN #959:新年もシェインとブライアンの対立がAJスタイルズを狂わせる
(更新日:2018年1月11日)
2018年もシェインとブライアンはややこしい
2018年最初のSMACKDOWN。前週のメイン戦で下手に介入したことにより試合結果を変えてしまったコミッショナーのシェイン・マクマホン、そのせいで敗北してしまったWWE王者AJスタイルズ、そしてGMのダニエル・ブライアンがリングに揃う。
ファンは第三者の介入がないクリーンな試合を見たがっている、とシェイン。先週は俺のせいで敗北させてしまった、とスタイルズに謝罪。スタイルズはシェインと拳を合わせ、謝罪を受け入れる。
そこで提案だ、とシェイン。ここ何ヶ月もオーエンズとゼインから敵意を向けられてきた。あの二人は実に不愉快な連中だが、ブライアン、お前は違うな。二人に対して親近感や好意を感じてるようだ。先週ゼインがセコンドについたらどうなるか分かってただろう。多くの人たちは「イエス旋風」を「イエップ旋風」として復活させたいのかと疑っている。今夜の試合でもオーエンズのセコンドを許可するつもりだろ。俺は試合で公平性を保ちたい。オーエンズがセコンドにつくというのなら、俺も試合を目の前で見たい。
シェインがリングサイドで試合を見たいというのならオーエンズのセコンドも許すしかないよ、とブライアン。不服そうなAJ。観客からの「ノー!」チャントを聞いて「ほらな」というジェスチャー。
じゃあこうしよう、とブライアン。シェインがリングサイドで試合を見るのなら、俺もリングサイドで見るとしよう。
じゃあ2018年最初のメイン戦はみんなで見ようか、とシェイン。ブライアンはイエス!ポーズで応えた後、シェインと握手。
ベンジャミン&ゲイブル、王座獲得なるか
前回SMACKDOWNで挑戦権を勝ち取ったベンジャミン&ゲイブル組がSDタッグ王者ウーソズに挑戦するタイトル戦。
試合は合体攻撃でゲイブルがジミーにフォール勝ち。ベンジャミン&ゲイブル組が新王者となる。
しかし試合後、ジェイがレフェリーに異議を唱える。試合のリプレイ映像を流すと、対戦権のないジミーとゲイブルが最後に試合を決めていたことが判明。自分のミスだと認めたレフェリーが試合再開を命じる。喜ぶウーソズ、抗議するベンジャミン&ゲイブル。
エプロンに立って抗議を続けるベンジャミンたちをウーソズが襲撃して試合再開。試合はウーソズのダブル・スーパーキックからジミーがベンジャミンにスプラッシュを決めてフォール勝ち。ウーソズは辛くも王座防衛。
アセンションも太刀打ちできず
初登場以来、無敵の快進撃を続けるブラジョン・ブラザーズ。前回SMACKDOWNで対戦したブリーザンゴの二人はボコボコにされ、途中でアセンションに救出されて負けを逃れる。しかしこの日、再びアセンションによりブラジョン・ブラザーズとブリーザンゴとの試合が組まれてしまう。
試合はゴングが鳴る前からブラジョン・ブラザーズが大暴れ。ブリーザンゴの二人を戦闘不能になるまで攻撃しまくる。ここでアセンションの二人が登場してブラジョン・ブラザーズに立ち向かう。しかし何も出来ず返り討ち。
ウッズ準決勝へ
US王座争奪トーナメントの1回戦は、前回SMACKDOWNでボビー・ルードとジンダー・マハルが勝ち抜け。この日はニュー・デイのエグザビア・ウッズと、最近歌唱力で謎の人気急上昇中、エイダン・イングリッシュとのトーナメント1回戦。
試合はダイビング・エルボーでウッズ勝利。ウッズは準決勝でマハルとの対戦が決定。1回戦の残り1試合は次週。
女子は3つの勢力が対抗
この日はナタリヤ&タミーナ&カーメラvsライオット・スクワッドの6人タッグ戦。試合はタミーナが女子ランブル戦を意識した大暴れで奮闘するも、最後はサラ・ローガンにフォール負け。ライオット・スクワッドが勝利を飾る。
試合後にマイクを持ったライオット・スクワッド、「あんたたち観客は現実を見ろ。ライオット・スクワッドは現実。破壊力も本物だ。我々三人は女子ランブル戦への参戦を正式に表明する」と宣言。
ここでシャーロット・フレアーが登場。いいスピーチだったけど賛成はできない。現実を見ろと言ったけど、じゃあ現実を教えてあげましょう。行動には責任が伴う。今から紹介する人が教訓を与えてくれるわ。
登場したのは地元出身のナオミ。そしてライオット・スクワッドに襲撃されて欠場していた(実際は映画撮影による欠場)ベッキー・リンチが復帰。ライオット・スクワッドに恨みを持つシャーロットたち三人がリングに駆け込んで乱闘。ボコボコにやられたライオット・スクワッドは退散。
現在SMACKDOWNの女子部門は3つの勢力に分かれている。
◆NXTから昇格した「ライオット・スクワッド」(ルビー・ライオット、リヴ・モーガン、サラ・ローガン)
◆「ウェルカミング・コミュニティ(接待係)」(ナタリヤ、タミーナ、カーメラ、ラナ)
タイトル戦がハンディ戦?
スタイルズvsゼインのメイン戦。予定通りゼインのセコンドにはオーエンズがつき、シェインとブライアンもリングサイドで観戦。
試合序盤から場外でオーエンズとシェインが口論。それをブライアンが仲裁する展開。
終盤、レフェリーがアクシデントにより場外へ転落。この間にスタイルズが丸め込んでフォールを狙うが、リングに戻ろうとしたレフェリーに対して「足は大丈夫か?」と心配したふりのオーエンズが妨害。
またもフォール勝ちを無効にされたスタイルズは唖然。ブチギレたシェインがオーエンズを突き飛ばし、レフェリーに退場を命じる。レフェリーの退場宣告に「俺が何をしたんだ」と納得いかないオーエンズ。
ここでブライアンがマイクを取り、「オーエンズが退場だというならあんたも帰れよ」とシェインに告げる。「はあ?」という表情でブライアンを睨むシェイン。
この隙にヘルーバ・キックを決めたゼインがスタイルズにフォール勝ち。2週連続で表情を曇らせながら頭を抱えるシェイン。
リング上でマイクを持ったスタイルズ、「お前らはそれでいいのか」とオーエンズ&ゼインに呆れる。一人では闘えないのか。それからあんただ(ブライアンを指差す)。誰の味方か知らんが子供のケンカかよ。俺はWWE王者だ。誰にも邪魔されずにファンを楽しませたい。だったらあいつら二人とハンディ戦を闘ってやる。
それはいい、と同意したブライアン。次回PPVではWWE王座戦をスタイルズvsオーエンズ&ゼインのハンディ戦にしよう。