RAW #1285:復帰したミズはレインズへの恨みを忘れていなかった

(更新日:2018年1月18日)

WWE版バレット・クラブは継続

オープニングはIC王者ロマン・レインズが登場。

先週ジョーを黙らせて俺は今もIC王者。兄弟分アンブローズのために闘った。シールドのメンバーに手を出した者は全員、俺らの敵に回るということを覚えておけ。先週のことはもういい。今週の話に移そう。

ここでジェイソン・ジョーダンが登場し、レインズに語りかける。先週のタイトル戦は鳥肌が立った。ここはあんたの庭。俺もロリンズも感謝している。レインズと拳を合わせようとするジョーダン。レインズは怪訝そうに眺めるだけ。

続いてロリンズ登場。まだまだお前は勉強が足りねえ。タイミングを覚えろ。レインズの時間を邪魔するな。

みんなの時間だろ、とジョーダン。レインズは俺たち共通の敵であるジョーを倒してくれた。俺たちはチーム結成初日にザ・バーを倒している。今や俺たちは全員が王者だ。この番組を仕切ってるんだ。

おい待てよ、とレインズ。よく聞け。「俺ら」と言うな。お前はロリンズの相棒というだけだ。

三人とも王者なんだぞ、と食い下がるジョーダン。相手が何人だろうが何チームだろうが勝てる。シールドではないが俺たちだって良い感じだろ。俺たち三人はWWE最凶だぜ。何も言わず「こいつを何とかしろよ」という目線をロリンズに送るレインズ。困ってしまうロリンズ。

ここで前回RAWにてユニットを組んだベイラー&ギャローズ&アンダーソンの「新生ベイラー・クラブ」が登場。

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ジョーダンは大物ぶってるじゃないか、と笑うベイラー。WWE最凶の3人組の一員が自分だと本気で思っているのか。俺はギャローズ&アンダーソンを10年前から知っている。お前がカート・アングルをパパと呼び始める前からだぞ(大ウケするギャローズ&アンダーソン)。これまでは別々の目標のために闘ってきたが遂に三人で力を合わせる時が来た。ここは俺たちが支配するぜ。2018年はベイラー・クラブの年になる。

ベイラー・クラブだって? と笑うジョーダン。俺たち三人は「チャピオンズ・クラブ」だぜ。ジョーダンの横で恥ずかしそうに視線を落とすレインズとロリンズ。

チャンピオンズ・クラブとはお茶目版シールドのことか、とバカにするベイラー・クラブ。策士はいる、大型犬もいる、でも狂犬はいないな。そこのお前、名前は何だったっけ。そうだ、ヘタレだ。

怒ったジョーダンがギャローズをビンタ。ギャローズも怒り乱闘に発生しそうになるが他の選手に制止される。

ここでGMアングルが登場。今夜のメイン戦を思いついた。この6人にタッグ戦で闘ってもらう。

せめて乱闘くらいすればいいのに

ワイアットとのシングル戦に負けて壊れた「覚醒した」マット・ハーディーが「152連敗中」のカート・ホーキンスとシングル戦。試合は短時間でマットが勝利して終了。

その直後、ワイアットがマットの背後に出現。接近した二人はどちらが長く奇妙に笑い続けられるかの競争。ただひたすら笑い合うだけで乱闘することもなく終了。

復帰のミズ、再びIC王座をターゲットに

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主演映画の撮影を終えたミズが6週間ぶりの番組復帰。「おかえり!」チャントをミズに送る優しい観客。

寂しかったか。戻ってきたぞ。俺はRAWの目玉。それも二人の努力があってこそだ。今夜のミズTV、ゲストはカーティス・アクセルとボー・ダラスだ。

2017年はキャリア最高の年だった、ありがとう、とミズに感謝を伝えるアクセル&ダラスがミズにプレゼントを贈り始める。スーツの上着や靴、腕時計などを競うように差し出し始める二人をミズが制止。

2017年、俺はIC王座を200日間も守り続けた、とミズ。そしてローリングストーン誌で賞を獲った。俺は栄光のスター。だがシールドの三人にパワーボムを喰らった屈辱は忘れていない。俺はIC王座をレインズに貸し出してるだけだ。

2018年、俺は娘の誕生を祝う。そして俺はIC王座の史上最長政権を築いてやる。IC王者といえば俺のことを思い出すようにしてやる。レインズよ、俺は自分の王座を取り戻す。

ベイラー・クラブ、永遠の絆を誓う

控室で福岡や神戸の思い出話をしているギャローズ&アンダーソン。話に割って入るベイラー。その話は傑作だが、今夜は新しい思い出を作るんだ。俺たちの環境は変わったが作戦は変わらない。

こいつはアジアの思い出に浸り過ぎなんだよ、とアンダーソンを小突くギャローズ。俺にはアジア系の嫁さんがいるんだ、忘れんなよ、とアンダーソン。

真面目な話、2018年はベイラー・クラブの年だと皆に証明する機会だぞ、と鼓舞するベイラー。三人はトゥ・スイート・ポーズで絆を確認。

アレクサ、関西弁を理解する

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控室のアスカをアレクサ・ブリスが訪問。「なんやオラ」と関西弁でアレクサを脅すアスカ。日本語が通じたらしくビビったアレクサ、「ケンカしに来たわけじゃないのよ」とアスカをなだめる。

先週はマグレで私に勝ったけど、浮かれていられるのは今のうちだけよ、とアレクサ。悪口言ってたとナイアに告げ口しちゃうからね。

控室を去るアレクサ。「は?」という表情のアスカ。

バックステージで大デモンストレーション(やり過ぎ)

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ユニバーサル王者ブロック・レスナーが代理人ポール・ヘイマンを伴って登場。

「伝統を守る」ということは重要だ、とヘイマン。レスナーは伝統というものに多大な敬意を抱いている。しかし、これまでの伝統が取り払われようとしている。レスナーの王者時代が危機に直面しているのだ。

伝統的なやり方であれば王座戦は挑戦者と1対1のはず。最近はどうだ。誰が挑戦するのかに重きが置かれていない。レスナーがどうやって窮地を切り抜けるかばかり注目される。私は気に食わない。レスナーもひどい傾向だと感じている。しかし今夜は愚痴をこぼしに来たわけではない。

先週レスナーはケインの猛攻を笑顔で受け流した。次回PPVでも同じことが起こる。伝統を無視した試合形式ではあるが、注目すべきは「レスナーが二人の怪物のうちどちらを片付けるか」である。どんな生物だろうとレスナーに勝てるわけがない。

退場するレスナーを背後からケインが襲撃。バックステージに二人が雪崩れ込むと、今度はストローマンが取っ組み合う二人に体当たりして吹き飛ばす。レスナーをテーブルに放り投げ、ケインに機材ケースを叩きつけたストローマンは舞台裏のセットを支える巨大鉄骨をロープで引っ張り、二人の上に倒す。ヘイマンの悲鳴が響く。

CM中、スタッフに鉄骨の下から救出されたレスナーは救急車で搬送され、ケインは自力で脱出した様子が放送される。

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ジョーとシナに因縁あり?

前回RAWのIC王座戦でレインズに敗れたサモア・ジョー。この日はライノとシングル戦を闘い完勝。

試合後、リング上でインタビューを受けるジョー。先週負けた悔しさが残っているはずですが、との問いに「待て待て、先週の試合を見て負けたと思うなら間違っている。先週のは犠牲を伴う勝利だ。レインズのキャリアは俺とリングで闘う度に縮まっている。最後にトドメを刺すのは俺だ。しかしその時まで俺は別のものを追うことにした。ロイヤルランブル戦に出場することを宣言する」

29人のスーパースターとどのように闘いますか? 例えばランディ・オートン、中邑真輔、ジョン・シナなど、という問いに「ジョン・シナと言ったか? 俺のキャリアの中でシナの名前だけは絶対に忘れられない。ランブル戦ではシナを真っ先に排除してやる」

アレクサ、関西弁を理解してなかった

好意を寄せるエンツォが試合中に負傷したことで動揺しながらバックステージを歩くナイア・ジャックスにアレクサが追いつく。

「エンツォの様子はどう?」と尋ねるアレクサ。「治るよ、あんたに関係ないだろ」とナイア。

「関係あるわ、親友のあなたが心配なのよ」とアレクサ。あなたは頭脳明晰で美人、何でも出来るのに男のせいで破綻しそう。

エンツォのおかげで私にも王座という目標ができた、とナイア。だから私も女子版ランブル戦に出場する。

いいんじゃない、とアレクサ。あなたが出場したら優勝するに決まってる。でも他のみんなはアスカが大本命だと思ってるわ。ランブル戦の前にアスカを潰すことができたらあなたの一人勝ちね。そして私とあなたでレッスルマニアは夢の対戦を行う。

先週自分がアスカに負けたカタキを取って欲しいの? と笑うナイア。違うわよ、とムキになるアレクサ。そういえばアスカが悪口を言ってたわよ。私の悪口を言ってたのなら気になるね、ナイア。何と言ってたの?

大事な人を傷付ける言葉なんて伝えたくないわ、とごまかしたいアレクサ。言いな! と凄むナイアに仕方なく何かをゴニョゴニョと耳打ち。

彼女そんなこと言ったの? と目を丸くして驚くナイア。ビックリよね〜、とアレクサ。

あんた日本語を喋れるの? とナイア。まさか、とアレクサ。彼女は英語を話さない、と告げてから去るナイア。しまった…と表情を曇らせるアレクサ。

その後、入場するアスカをナイアが襲撃。セントーンを喰らい、腹を押さえて苦しむアスカ。満面の笑みを浮かべるナイア。

ジョーダン、見事な一人相撲

メインは新生ベイラー・クラブ(ベイラー&ギャローズ&アンダーソン)vsレインズ&ロリンズ&ジョーダンの6人タッグ戦。

試合は終盤までジョーダンに出場機会が一度もなし。ロリンズが大ピンチを脱してようやくレインズにタッチしたが、ジョーダンがリングインして余計なことをしたためレフェリーがタッチに気付かず不成立。

さらにジョーダンが死角となってベイラーのドロップキックをよけられなかったロリンズがクー・デ・グラを喰らってフォール負け。チームワークで勝利したベイラー・クラブに対し、一度も試合に出場できなかったジョーダンが一人でチームワークをメチャクチャにしてしまった王者チーム。

試合後、リング上で口論するレインズとジョーダン。先にリングを降りたジョーダンがロリンズの身を案じながら近づくと背後をミズトラージュの三人が襲撃。ジョーダンとロリンズを排除した三人はリング上のレインズを集中攻撃。ミズがスカル・クラッシング・フィナーレを浴びせた後、トリプル・パワーボムを喰らわせて欠場前の報復を果たす。

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