RAW #1290:ストローマン、ウッドベースでアライアスをブン殴る

(更新日:2018年2月20日)

去年の今頃もシナに上から目線だったミズ

オープニングはジョン・シナが登場。

レッスルマニアに出場するためにも2週間後のPPV「エリミネーション・チェンバー」でのチェンバー戦は絶対に勝ち抜かなければならない、負ければこの15年で初めてレッスルマニア出場を逃すかもしれない。チェンバー戦で勝利するのは無理だと思うファンもいるだろう。しかし俺は不可能を可能にする男。チェンバー戦に勝利してレスナーへの挑戦権を勝ち取ってやる。

ここで同じくチェンバー戦出場を決めたミズが登場。レッスルマニアのメインに出たいのか。今は2013年じゃないんだぞ。今は2018年、この俺の年だ。ハリウッドで映画ばかり撮ってるから夢と現実の区別が付かなくなったか。レスナーへの挑戦権を手にするのはIC王者の俺だ。史上初の2冠王になってやる。

お前ではレスナーに勝てないよ、と笑うシナ。でも不可能とは言えないな。レスナーが試合を忘れたり食中毒になることもある。しかし奴がリングに上がったら、お前のキャリア最後の試合になってしまうぞ。

俺は手段を選ばぬ男だ、とミズ。あんたと違って俺は一線を超えられる。そもそもレッスルマニアであんたを倒したのは誰だ? 俺だ。

ケンカを売られたシナ、じゃあ今日ここで俺とお前の試合をしようぜ、と提案。負けた者がチェンバー戦に1番手として出場するってのはどうだ。

俺はバカじゃねえぜ、とミズは拒否。隙をついてミズトラージュの2人、ボー・ダラス&カーティス・アクセルがシナを襲撃。ダウンしたシナを見下ろしたミズ、「挑戦を受けてやるぜ」と試合を受諾し、レフェリーを呼び込む。

しかしここでGMカート・アングルが登場。シナの提案は認める、と試合を受諾。しかしミズトラージュの2人は退場しろ、と命令。

ダウンしたまま立てないシナを見たミズ、「早くゴングを鳴らせ」とレフェリーに指示。ゴングが鳴って試合が始まり、いきなりフォールにいくミズ。シナはカウント2で返す。慌てたミズは怒涛の攻撃。しかし最後は逆転したシナが雪崩式AAで勝利。ミズはチェンバー戦に1番手で出場することが決定。

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ジョーダンへの野次にアングル怒る

GMアングルがリング上に登場し、次回PPVでロンダ・ラウジーがRAWと契約することを発表。

また前回RAWの終了後、息子のジェイソン・ジョーダンを連れて病院に行き、MRI検査を受けた結果、首の手術が必要だと診断され翌日に手術を受けたこと(これはストーリーではなく本当)、これにより彼のレッスルマニア出場は不可能になったことも発表。

観客が「イエス!」チャントで喜ぶのを聞いたアングルは硬い表情。いつも笑顔で対処してきたが今夜は笑えない。GMとしてではなく父親として言わせてもらうが、レッスルマニア出場を怪我で逃すことになったWWEスターを喜ぶような人間は恥を知れ。(観客、静まる)

確かにジョーダンは愛される選手ではない。しかし人間であり俺の息子だ。あいつの回復を祈ってあげて欲しい。俺が望むのはそれだけだ。

ここで最近までジョーダンとタッグを組んでいたセス・ロリンズが登場。

ジョーダンのことは気の毒に思う。先週はあいつにキツく言い過ぎた。でも現実は厳しいんだ。俺も数年前はWWE王者だった。ここの近くの会場でマネー権を行使して、レスナーとレインズに勝って世界中に衝撃を与えたんだ。勢いに乗ってトップに上り詰めたが、ヒザを壊して王座を返上し、翌年のレッスルマニアを欠場した。全てが崩壊した。

怪我をして気付いたことがある。レッスルマニアに出場するってのは簡単じゃないんだ。だから俺はここに来た。レッスルマニアが迫ってるのに、今の俺には王座もないしマネー権もない。次のPPVで闘う予定もない。

タッグ王座に挑戦できるのは先週が最後だと言ったが考え直そう、とアングル。別のパートナーを探してこい。

嬉しいが、そんな気遣いは無用だ、とロリンズ。あんたがGMに就任した時、俺を主軸にすると言った。でも俺はRAWの一員になる気はない。俺はRAWの全てを自分のものにしたい。もう一度エースに返り咲いてやる。そのためにはチェンバー戦で勝つしかない。今夜の敗者復活4ウェイ戦を5ウェイ戦に変えてくれないか。その試合に俺を出場させろ。

最初は「フェアじゃない」と反対していたアングル。しかし「観客に決めてもらおう」と翻意。観客は「イエス!」チャントでロリンズの出場を支持し、チェンバー戦出場者決定4ウェイ戦は5ウェイ戦に変更が決定。

サーシャとベイリーの親友ストーリーはどうなるのか

親友同士にもかかわらずTwitter上で口論を展開しているサーシャ・バンクスとベイリーのシングル戦が組まれる。この日の会場はベイリーの地元サンノゼということもあり、ベイリーには観客から大声援が送られ、サーシャにはブーイング。

試合は雪崩式ベイリー・トゥ・ベリーでベイリーの勝利。試合後、悔しそうにベイリーを見つめるサーシャ。その視線に気付いたベイリーが歩み寄る。しかしサーシャの背後からナイア・ジャックスが出現して突進。ベイリーはサーシャを横に押して逃がそうとするが間に合わず、2人とも体当たりされてダウン。さらにサモアン・ドロップも喰らう。

退場しようとするナイアにステージ上でインタビュー。なぜ関係ない場面で登場したのですか、との問いに「大いに関係あるね。最近あの2人はアスカとの試合で追い詰めた。その2人を私は瞬殺したんだよ。次回PPVで私はアスカの無敗記録を止める」

レインズ、セザーロの古傷をイジる

ロリンズの控室をロマン・レインズが訪れる。うまいこと5ウェイ戦を仕組んだな、と笑うレインズ。

俺だってチェンバー戦を楽しみたいじゃねえか、とロリンズ。まさか俺が参戦するのを怖がってないよな?

ランブル戦に続いて次も俺が敗退させてやるぜ、と返すレインズ。今度はそうはいかねえよ、と笑って返すロリンズ。

そこへセザーロ&シェイマスのザ・バーが登場。なあロリンズ、お前は最近調子が悪そうだし、今夜の試合も落とすだろう。ジョーダンとアンブローズは一緒に治療を受けながら「ロリンズは使えねえよな」と愚痴をこぼしてるだろうよ。あはははは。

挑発に乗りかけるロリンズをレインズが制し、セザーロたちを睨む。お前の前歯はどうしたんだ。ああそうか、シールドと闘って歯を折られたんだったな(セザーロ、笑いが消える)。シェイマス、お前は今夜思い知ることになる。後で会おう。

その後に行われたレインズvsシェイマスのシングル戦は、コーナー最上段から飛んだシェイマスをレインズがスピアーで迎撃して勝利。

アライアス、3倍返しを喰らう

アライアスが登場。ギターを奏でた後、サンノゼと西海岸を散々罵倒。前回RAWでシナとストローマンを倒した俺がチェンバー戦の優勝候補だと自画自賛し、レッスルマニア出場を宣言。気分良く歌い始め、ストローマンをもバカにしたところでストローマン登場。前回RAWで試合後にこっぴどく痛めつけられたアライアス、ビビリまくる。

巨大なウッドベースを持ってステージに座ったストローマンはベースの演奏を始めるが、弾けないどころか怪力でベースを壊してしまう。唖然としているアライアスを前に突然アカペラで歌い始めたストローマン。予想外の美声に戸惑うアライアスと観客。

「お前は分かってないな〜、この歌が終わったら〜、お前をぶちのめすぞ〜♫」(泣きそうになるアライアス)

力任せに弾いたら弦がイカレちまった。こうなったらやることは1つしかねえな。そう語ったストローマンは大きなベースギターを軽々と抱えてリングに近付く。

前回RAWの試合中、ストローマンをギターでブン殴ったアライアス、報復を恐れて今回もギターを振りかぶって身構える。しかし勝てないと悟り、「お互い持ってるものを置こうじゃないか、争うつもりはないんだ」と和解案を提示して自分のギターをコーナーに置く。ストローマンも場外にウッドベースを置いてリングイン。

その隙をついたアライアスがストローマンを襲撃し、再びギターでブン殴ろうとする。しかし直前でアライアスを捕まえたストローマン、「また狙いやがったな、もう逃がさねえぞ!」とボコボコ。パワースラムを浴びせた後、場外を這いながら逃亡するアライアスに巨大ウッドベースで背中に強烈な一撃。(しかも楽器の裏側ではなく、弦を張る表側でブン殴る)

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チェンバー戦出場、最後の1枠は誰だ

チェンバー戦予選に敗れたフィン・ベイラー、ブレイ・ワイアット、マット・ハーディー、アポロ・クルーズの4人による敗者復活チェンバー戦出場者決定4ウェイ戦。ここにロリンズが直訴により参戦が認められ5ウェイ戦となった。

試合はコーナー最上段に上ったワイアットの足を持って落としたロリンズとベイラーの両者が同時フォール。2人が勝利してしまったことでチェンバー戦出場の6人目は決まらず。

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