RAW #1296:ストローマンのパートナー、シナの対戦相手、共に判明せず
(更新日:2018年4月3日)
前週病院送りのレインズ、現る
ブロック・レスナーがポール・ヘイマンを伴ってリングに登場。いつもの通りヘイマンが語り始める。
2週間後、レッスルマニアはレスナーに征服される。ちょうど1週間前、レスナーが巻き起こした惨劇の映像を見てもらおう。(会場にリプレイ映像が流される。それを見て大笑いするレスナー)
情報によれば、ロマン・レインズの謹慎処分は解除されたらしい。皆はレインズの登場を期待しているだろう。しかしレインズは今日ここに来ていない。
レインズの父、そして伯父もWWEのレジェンドであり殿堂者。サモア人一族が長年にわたって業界を支配してきた。彼ら一族がレインズを育て、レスリングを教えた。しかし一人前の男としては育てられなかった。男なら今日この場に現れるだろう。しかし彼は来ていない。レスナーであれば、どれだけ身体がボロボロになろうとも会場に来るであろう。
意気地なしのレインズは逃亡した。再びレスナーに殴られるのを恐れたのだ。レッスルマニアの結果は見えている。
ここでレインズが(テーマ曲なしで)観客席から鉄製イスを持って登場。レスナーは場外に下りて迎撃するが、鉄柱に頭部から激突し、レインズのイス攻撃を受ける。しかしスープレックスで逆転したレスナーが鉄階段をレインズにぶつけ、リング内でイスをメッタ打ち。
起き上がれないレインズを見て一度は退場しようとしたレスナー。しかし再びリングインし、鉄階段の上にF5で叩きつける。
アレクサ怯む
レッスルマニアでアレクサ・ブリスの持つRAW女子王座に挑戦することが決まったナイア・ジャックス。この日はアレクサの盟友ミッキー・ジェームズと対戦。アレクサはミッキーのセコンドにつく。
試合はサモアン・ドロップでナイアが速攻勝利。終了直後にアレクサがリングインしてナイアに殴りかかる。しかし効いていないナイアがひと睨み。アレクサはビビって逃走。
余裕しゃくしゃくステファニー
ロンダ・ラウジーのWWEデビュー戦が迫る中、対戦相手となるHHHとステファニー・マクマホンの夫妻が展望を語る。
ロンダはエゴの塊だ、とHHH。彼女とカート・アングルがプロに徹していれば何の問題も発生しなかったのだ。アングルがマヌケだからこんなことになった。
ロンダを最高の待遇で迎えたのに、アングルの真意が理解できないわ、とステファニー。ルールは私たちが決めるのよ。ボスが誰かを分からせるべきね。
俺たちは努力して今の地位を手に入れたんだ、とHHH。奴らとは全く別の次元にいる。生活の一部として体を鍛えている。誰よりも体調を整えている。
ロンダをどうすれば倒せるか、先週のインタビューを見て分かったわ、とステファニー。未知の世界に入ろうとしている彼女の心は不安定。彼女はデビュー戦、私はこのリングで育った。彼女こそ私を恐れるべき。誰を相手にするのか分かってない。あの傲慢さが敗北に導く。
俺はアングルを倒し続けて来た、とHHH。今度はレッスルマニアの舞台で打ち負かしてやる。そしてWWEに足を踏み入れたロンダは重役に叩きのめされ、恥をかくのだ。この闘いはオリンピックでも、柔道選手権でも、UFCでもない。俺たちの世界では誰も俺たちを倒せない。
ロンダは私を恐れてないようだけど、彼女は私に仕える身だということを忘れないでほしいわ、とステファニー。。レッスルマニアではロンダを再生させる。最初から立つべきだった位置に彼女を戻す。WWEの全スターと同じように、ロンダはレッスルマニアで我々にひれ伏す。
ミズトラージュに不穏な空気
ミズトラージュの3名がリングに上がり、ミズTVが始まる。会場はミズの出身地・クリーブランドだったため、ミズに声援が送られる。しかしミズ、「俺はLA在住だ」と語ってブーイングを浴びる。
アクセルとダラスはミズトラージュを楽しんでるか? 嬉しそうだな。それは良かった。でも俺は違う。
9ヶ月前、俺はお前たちにチャンスを与えた。スポットライトを浴びさせてやった。しかしお前らは恥知らずの恩知らず。レッスルマニアが迫ってるというのにお前らは頼りにならん。失望させられっぱなしだ。ケータリングでメシばっかり食いやがって。
ここでセス・ロリンズ登場。今夜のミズTVは最高に面白い展開だな。邪魔するつもりはないが俺は今夜のゲストだし、ここに座ってるから話を続けてくれ。
邪魔してるんだよ、とロリンズに抗議するミズ。出てくるのが早すぎる。俺たちに問題はない。ちょっと話をしてただけだ。
せっかく出てきたんだから俺にも手伝わせてくれよ、とロリンズ。仲裁をしてやろう。俺が思うに、アクセルとダラスは不当な扱いを受けてると感じる。ミズは2人に感謝の気持ちを伝えたことがあるのか? 俺がミズなら、デカい看板に2人の顔写真と感謝の言葉を載せるぜ。こいつらのおかげでIC王者になれたのを忘れたのか?
こいつらは俺が感謝しているのを知っている、とミズ。だが、こいつらも俺に感謝すべきだ。俺のおかげでキャリアが上向いたんだ。俺はこいつらがいなくてもIC王者でありA級スター、そして俺は…(臆病者のインチキ男だ、と横で呟くボー・ダラス)
今のはよく聞こえなかったぞ、とロリンズ。言いたいことがあるならハッキリ言え。俺にも聞こえるようにデカい声で頼む。
そうだ、もう一度言ってみろ、と凄むミズ。
ここでフィン・ベイラー登場。俺も邪魔はしたくなかったが、ゲストだから出てくることにした。俺も問題解決の手助けをしよう。リング上に立ってると聞こえないというのは俺も経験がある。でも今はバックステージでハッキリ聞こえた。「ミズは最低の男だ」とダラスは言ってたよ。
そんなことは言ってない、とダラス。
そうじゃなかったか、とベイラー。負け犬とか卑怯者とかだったかな。
俺はインチキ野郎と言ったんだ、とダラス。ミズに睨まれて我に帰る。
もう一度言ってみろ、と再び凄むミズ。インチキ野郎、と正面から言ったダラスをミズがビンタ。2人とも落ち着け、とカーティス・アクセルが仲裁するも、2人とも血が上ってエキサイト。
レッスルマニアで俺と対戦するこいつらに俺たちは遊ばれてるんだぞ、と怒鳴り始めるミズ。仲を裂かれようとしてるんだ。俺はあと34日でWWE史上最長のIC王者になる。「マッチョマン」ランディ・サベージや「HBK」ショーン・マイケルズ、そして「ミスター・パーフェクト」カート・ヘニング(アクセルの父親)よりも偉大になることを意味するのだ。
必死でダラスを説得していたアクセル、ミズが父の名を出したことで動きを止め、ミズを睨む。いや、今のは言い間違いだ、と訂正するミズ。
「本心が出たな」「今のは本気だったぞ」とからかうロリンズ&ベイラー。
なあなあ2人ともよく聞いてくれ、とミズトラージュの2人に語り始めるミズ。まずは冷静になろうじゃないか。会場のみんなも深呼吸して心を落ち着かせろ。こんなのはもう終わりにしよう。今夜のミズTVはここで終わりだ。さっさと帰ろうぜ。
リングを降りようとするミズ。それを邪魔するダラスとアクセル。怖い顔で睨んで来る2人に「ちょっと待ってくれ、俺が悪かった、許してくれ、誰もこんなのは見たくないんだ」と慌てるミズ。
ミズは後退するが、ロリンズ&ベイラーに止められる。逃げ場を失ったミズ。迫ってきたダラス&アクセルはミズを襲撃…するフリだけでロリンズ&ベイラーに殴りかかる。
ニヤリと笑ったミズも攻撃に加勢。3人でベイラーにトドメを刺そうとしたところで、ベイラー・クラブのギャローズ&アンダーソンが救援に駆け付ける。
ダラス&アクセルが場外に下りてギャローズ&アンダーソンに対応。リングに1人残ったミズはベイラーをベルトで殴ろうとするが、交わされてスリング・ブレイドを喰らう。さらにロリンズがストンプを狙うが、これはミズが察知して場外に退避。
「策士をダマせると思ったか」と吠えるロリンズ。その背後でミズが落としたIC王座のベルトを拾うベイラー。ロリンズと睨み合い、さらにリングインしてきたミズも返り討ちにしたベイラーは再びベルトを拾ってニヤリと笑み。
アスカ、ジョバー相手に時間潰し
アスカはWWEデビュー戦となる無名の新人と対戦。
「アスカは私を倒せない」などと試合前のインタビューで豪語し、ビンタを放ってきた新人に対し、強烈な顔面ハイキックでお返ししたアスカが余裕の秒殺勝利。
ベイリーとサーシャ、完全決裂
前回RAWでタッグを組んだものの試合中に口論し、試合にも敗れたベイリーとサーシャ・バンクス(日本未放送)。控室でスマートフォンを操作しているベイリーにサーシャが近寄ってくる。
メール見たわ、とサーシャ。「OK」とだけ返事して去ろうとするベイリーに「それだけ?」とサーシャ。
レッスルマニアのバトルロイヤルに出場することを伝えたかっただけだから、とベイリー。
先週のことを話さない? とサーシャ。
自分が何をしたか分かってるの? と感情的になるベイリー。
被害者ぶるのは止めなよ、とサーシャも感情的に。文句あるなら直接言えば?
自分が好きなことをしてる間、私には黙って従えってことでしょ、とベイリー。私がそばにいれば安心だもんね。いつも自分が最優先。いつも私を従えてボスっぽく振る舞う。
そのとおりね、とサーシャ。私はボス。キャリアのためなら何でもやる。あなたも見習ったほうがいいわよ。さもないと負け犬のまま。
じゃあ言うけど、とベイリー。あなたが私の足を引っ張るのは、私に勝てないからよ。
勝てないだって? とサーシャ。私は4度の女子王者だよ。
王座を守ったのは何日間かしら? とベイリー。
去ろうとするベイリーにサーシャが殴りかかって乱闘発生。
パートナー判明は来週か当日か
タッグ王座への挑戦権を得たもののパートナーが決まっていないブラウン・ストローマン。この日もタッグ王者のザ・バー(セザーロ&シェイマス)がマイクで挑発。
トラックや舞台セットを何度も破壊してきたお前にみんなビビってるぜ。お前は人をビビらせたいだけ。レッスルマニアにサプライズは不要。パートナーが誰かを教えてくれよ。
そんなに知りたいならリングに上がって俺を倒してみろ、とストローマン。
この後、ストローマンとシェイマスがシングル戦。足を攻撃されて少しだけピンチだったストローマン、最後はパワースラムで勝利。
アブソリューションがロンダを勧誘
GMカート・アングルがリングに登場し、ロンダ・ラウジーを呼び込む。
デビュー戦がレッスルマニアというのは恐怖を感じるだろう、とアングル。だが練習風景などを見る限り、準備は万全のようだな。HHHたちは「ルールは私たちが決める」と言ってた。簡単には勝てないぞ。
ラクをするつもりはない、とロンダ。全て実力で奪い取る。ステフは威勢がいい。でもそれは資金力とリムジン、個人トレーナーのおかげ。
ここでアブソリューションの3人が登場。WWEに仲間がいないのはあなたにとって不利だね、とペイジ。知らないかもしれないけど、この番組は私たちが仕切ってるし、このリングは私の縄張りなんだよ。あなたはWWEでは新人。誰かに利用されちゃうわよ。私たちが助けてあげようかなと思ったんだ。
そう言ってもらえて嬉しいわ、ありがとう、とロンダ。でも私には金メダリストのアングルがついてる。大丈夫よ。
彼は殿堂者で史上最高のGMだけど、彼を味方にしたことでHHHとステファニーを敵に回した、とペイジ。それってあなたのキャリアが断たれるかもよ。世界中の期待を背負ってるけど、1人で背負わないで。あなたをアブソリューションに迎えてあげる。
オファーありがとう、とロンダ。でも答えはノー。
しょうがないわね、と苦笑いのペイジ。決めるのはあなただもんね。でも後悔するわよ。私たちは最高の友達になれるけど、敵に回したら大変なことになるよ。
マンディ・ローズとソーニャ・デビルがロンダに襲いかかる。しかしロンダは1人で両者を撃破。さらにマンディを投げて腕を極め、折ろうとするがアングルに必死で制止され、やむなく腕を放す。
そして問われるケイン登場の意味
アンダーテイカーとレッスルマニアでの対戦を要求しているジョン・シナ。この日は前回RAWで襲撃されたケインとノーDQ戦で対戦。
試合中、アンダーテイカーのムーヴである「ムクリ」「首を刈るポーズ」「チョークスラム」を次々と披露するシナ。最後はテーブルへのAAでフォール勝ち。
試合後にマイクを掴んだシナはアンダーテイカーに語りかける。稲妻も鐘の音もない。ノーDQ戦だったんだぞ。誰が介入してもOKのルールだったんだ。なぜ出てこない。あんたはただの臆病者。毎晩どの会場でも満員のファンがあんたの名前を呼んでるんだ。
沈黙は答えにならん。イエスかノーか言ってくれ。何かしろよ。もう1週間しか残ってないんだぞ。何もしないのならあんたに失望する。ケインも失望するだろう。あんたのことをずっと信じてたファンは無視されたと失望する。WWEに少しでも思いがあるのなら来週出てこい。