SMACKDOWN #971:ダニエル・ブライアン、旧友オーエンズ&ゼインに牙をむく
(更新日:2018年4月4日)
また1人増えた
レッスルマニアでUS王座戦を闘うことが発表されている王者ランディ・オートン、前王者ボビー・ルード、そしてジンダー・マハルの3名。この日はオートン&ルード vs マハル&スニル(シン・ブラザーズ)のタッグ戦が発表されていたが、スニルの負傷を理由にマハルがパートナーにルセフを指名してカード変更。
試合は連携のぎこちないオートンとルードが終盤に内輪もめ。ルードに突き飛ばされたオートンは味方にもかかわらずRKOで成敗。しかし直後にルセフのスーパーキックを喰らってフォール負け。
ルセフが勝利したことで、レッスルマニアのUS王座戦にルセフも出場が決定。当初のトリプルスレット戦から4ウェイ戦に変更される。
タッグ王座戦は予想通り
PPV「ファストレーン」のタッグ王座戦をブラジョン・ブラザーズに邪魔されたニュー・デイ。この日は負傷欠場していたコフィ・キングストンとエグザビア・ウッズが復帰。
レッスルマニアへの道を走っていたのに、奴らのせいでその道がゴミだらけにされちまったぜ、とブラジョン・ブラザーズを批判するニュー・デイ。だから俺たちは奴らを掃除することにした。今夜奴らを倒してレッスルマニアへの道に戻る。
その後に開始されたブラジョン・ブラザーズとニュー・デイのタッグ戦は終盤、凶器で攻撃しようとしたローワンをウーソズが襲撃して反則裁定。
これを受けてレッスルマニアのSDタッグ王座戦は、王者ウーソズにニュー・デイとブラジョン・ブラザーズの2チームが挑むトリプルスレット戦に決定。
ダニエル・ブライアン、怒りの咆吼
前回SMACKDOWNで現役復帰を発表したGMダニエル・ブライアン。しかし同じ日、ケビン・オーエンズ&サミ・ゼインに解雇を通告し、逆恨みされて襲撃され病院送りにされている。
この日、負傷の身ながら来場したブライアンはステージに登場。SMACKDOWNはチャンスの宝庫だから、オーエンズ&ゼインにもう1回チャンスを与える、と発表。レッスルマニアで2人はタッグを組み、シェイン・マクマホン&ダニエル・ブライアン組とタッグ戦だ、とブライアン自ら告げ、観客は歓喜。
シェインはオーエンズ&ゼインから暴行を受けたせいで今も入院中だが、レッスルマニアには万全の状態で臨む。もしレッスルマニアでシェインと俺が勝利したらオーエンズ&ゼインは解雇。もし俺たちが負ければSMACKDOWNに復帰させる。これが奴らに与えるチャンスだ。
なぜ彼らにチャンスを何度も与えるんだ、と人に聞かれる。彼らは現代を代表する最高のパフォーマーだからだ。俺は彼らを15年前から知ってる。2人とは苦労を共にした。俺の極貧時代を助けてもくれた。2人は戦友だったんだ。そして俺はGM。才能豊かなタレントにチャンスを与えるのはGMの仕事だからだ。
他にも理事会に出席したり書類整理もしたり、GMの仕事は多い。会議に出るのはウンザリだし事務仕事もウンザリ。もうブレザーなんか着たくもない(そう言ってブレザーを脱ぎ捨てるブライアン)。
この3年間、リングに戻るという夢を叶えるため頑張ってきた。オーエンズとゼインはその夢を台無しにしようとした。ヘルーバ・キックを連発されようがパワーボムを喰らおうが関係ない、新生ダニエル・ブライアンはレッスルマニアで闘う。(観客、熱烈な「イエス!」チャント)
これまで避けて着た言葉がたくさんある。子供たちの手本になりたかったし、GMという立場もあるから悪い言葉は慎んだ。しかし今の俺は「不屈の男」でも「GM」でもなく、夢のために闘い、強い意志で立ち向かい、あらゆる障壁を乗り越える男だ。レッスルマニアでただ試合をするだけじゃない。オーエンズ&ゼインをぶっ潰してやる! 奴らのケツをシバくぞ!
中邑、心理戦を仕掛ける
レッスルマニアでAJスタイルズの持つWWE王座に挑戦する中邑真輔。この日はシェルトン・ベンジャミンとシングル戦。試合はキンシャサで中邑の勝利。
試合後、中邑のセコンドについていたスタイルズを中邑がリング上に呼び込む。AJ、セコンドについてくれてありがとう。だが助けは頼んでない。俺はただ見て欲しかっただけだ。俺がレッスルマニアでお前をどう倒すかをな。
見せつけるために俺を呼んだのか、とスタイルズ。心理戦か、それとも遊んでるのか。レッスルマニアでは通用しないぞ。観客にとって、そして俺にとっても夢の試合。俺たちの試合は話題を独占する。それは俺たちの使命だ。やってやろうぜ。お前は最高の男だが、レッスルマニアではお前を倒し、俺の方が上だと証明してやる。
お前はあまりにも感情的すぎる、と指摘する中邑。だからレッスルマニアは俺が勝つ。
呆然とするスタイルズを残して先にリングを下りる中邑。しかしリング上ではベンジャミンとチャド・ゲイブルがスタイルズを襲撃。救援のためリングに戻り、2人を排除した中邑は、フラフラしながら立ち上がろうとするスタイルズを見てキンシャサの構え。
スタイルズに向かってダッシュしたものの直前でストップし、キンシャサを止めた中邑。笑いながら「次はこのヒザがお前の顔にいくぜ」と告げ、スタイルズの頭を軽くポンポンと叩く。
口をアングリして絶句するスタイルズを尻目に中邑は退場。