PPV レッスルマニア34 試合結果(前編)
(更新日:2018年4月9日)
会場:ルイジアナ州ニューオーリンズ、メルセデス・ベンツ・スーパードーム
第5回アンドレ・ザ・ジャイアント・メモリアル・バトルロイヤル(キックオフ・ショー)
レッスルマニア恒例の男子バトルロイヤル。過去4回の優勝者は、セザーロ(第1回)、ビッグ・ショー(第2回)、バロン・コービン(第3回)、モジョ・ローリー(第4回)。
対戦を要求していたアンダーテイカーから返答のないジョン・シナはキックオフ・ショーの第1試合から観客席で観戦。
最後の7人まで残ったのは以下の選手。
◆ドルフ・ジグラー
◆バロン・コービン(第3回優勝者)
◆モジョ・ローリー(第4回優勝者)
◆タイ・デリンジャー
◆マット・ハーディー
◆ゴールダスト
ジグラーとデリンジャーをコーナーに固定したゴールダストがお得意の急所蹴り攻撃。デリンジャーに見舞った後、対角線のジグラーにも狙うが、寸前で防いだジグラーがスーパーキックで逆転。
ジグラーに攻撃を狙うマット。しかしゴールダストの急所蹴りを喰らって悶絶していたデリンジャーがマットとぶつかる。
「誰だお前は」と怒るマットにパーフェクト・テンのポーズでアピールするデリンジャー。「デリート!」「テン!」のアピール合戦で盛り上げた後、マットのツイスト・オブ・フェイトでデリンジャー昇天。
ケインにスーパーキックを浴びせたジグラーがトドメのジグザグを狙う。しかし耐えたケインがジグラーをそのまま場外へ落とす。
ジグラーを排除して安堵するケイン、しかし背後からコービンが忍び寄る。
SMACKDOWN所属のヒール、コービンとモジョが共闘してマットを襲撃。マットを抱えて場外に落とそうとしたところで場内暗転し、ブレイ・ワイアットがリング上に突如出現。
モジョをシスター・アビゲイルの体勢から後方にホイップし、マットが場外に放り捨てる連携を披露。
コービンにも襲いかかるワイアット。しかしエンド・オブ・デイズで迎撃したコービンは続いてマットの排除を狙うも、逆転したマットがコービンを場外へ落とす。
※マットが第5回バトルロイヤル優勝。
フラフラになりながら立ち上がったワイアットに対し、「ありがとう」と伝えるマット。場内からも「ありがとうワイアット」チャント。
マットの差し出した手をワイアットが握り、握手の後にハグする2人。
クルーザー級王座決定トーナメント決勝戦 ムスタファ・アリ vs セドリック・アレキサンダー(キックオフ・ショー)
※ランバー・チェック。アレキサンダーが新王者に。
女子バトルロイヤル(キックオフ・ショー)
RAW、SMACKDOWN、そしてNXTの女子選手が出場した第1回女子バトルロイヤル。
試合開始直後、マネー権のケースを持ってドヤ顔自慢するカーメラを全選手がボコボコにして排除。
序盤はカイリ・セインなどNXTの6選手が共闘し、RAWやSMACKDOWNの選手を次々と排除する大活躍。
最後の6人に残ったのは以下の選手。
◆サラ・ローガン(SMACKDOWN、ライオット・スクワッド)
◆リヴ・モーガン(SMACKDOWN、ライオット・スクワッド)
◆ナタリヤ((SMACKDOWN)
◆ベイリー(RAW)
◆サーシャ・バンクス(RAW)
SMACKDOWNの4選手が共闘してベイリー&サーシャを攻撃。調子に乗ってアピールしていたナタリヤをライオット・スクワッドの3人が裏切る。
サーシャにブレーンバスターを仕掛けたナタリヤ。気付いたベイリーが阻止し、不仲なはずのサーシャと協力してナタリヤを場外に落とす。
さらにライオット・スクワッドの面々も協力して落とす2人。
エプロンでサーシャとサラの攻防。お互いに落とし合う2人をリング中央で見ていたベイリー、不仲のサーシャではなくサラを突き落とす。
リング上に残ったのはベイリーとサーシャの2人。親友だったのに仲違いした2人、しかしこの日何度も助けてくれたベイリーに手を出し、握手を求めるサーシャ。それに応じたベイリー、しかし手を掴んで即座にサーシャを場外に投げ捨てる。
これまで女子ランブル戦、女子チェンバー戦と続けてベイリーを裏切ってきたサーシャ、今回はベイリーからのお返しを喰らって呆然。優勝に喜ぶベイリー。
しかしベイリーの後方ではナオミがリングイン。ナオミはトップロープを超えずに場外転落していたため失格していなかった。
慌てて攻撃しようとするベイリー。しかしナオミはリア・ビューで迎撃し、ベイリーを場外へ。
※ナオミが第1回女子バトルロイヤル優勝。
リング上で歓喜のナオミ。場外で床を叩いて悔しがるベイリー。そのベイリーを睨みつけているサーシャ。
トリプルスレット戦形式US王座戦 ザ・ミズ vs セス・ロリンズ vs フィン・ベイラー
いつも通り、ミズトラージュのカーティス・アクセル&ボー・ダラスと共に登場したミズ。しかしステージ上でアクセル&ダラスに控室へと戻るよう指示し、セコンドをつけず単独でリングイン。
※ストンプ。ロリンズが新王者に。
ミズにクー・デ・グラを決めてフォールに行ったベイラーをストンプで阻止したロリンズが、続いてミズにもストンプを浴びせてフォール勝ち。
これでロリンズはWWE王座、WWEタッグ王座、US王座に続いてIC王座も初めて獲得し、グランドスラムを達成。
SMACKDOWN女子王座戦 シャーロット・フレアー vs アスカ
RAW所属のアスカとSMACKDOWN所属のシャーロットは初対戦。
序盤、場外に転落した際に腕を痛めたシャーロット。それを見逃さないアスカは「その腕もらうで」とばかりに腕を指し示して予告し、腕を集中攻撃。
アスカはコーナー最上段からムーンサルト・プレスで飛んだシャーロットをカウンターのトライアングル・チョーク(三角絞め)で迎撃するという脅威の返し技や、エプロンから場外の床へのブレーンバスターという荒技を披露。
ナチュラル・セレクションで仕留めにいったシャーロット、しかし読んでいたアスカが切り返してグランドコブラに移行し、締め上げる。再逆転したシャーロットが足4の字固めを狙うも、アスカは蹴って阻止。
アスカロックを狙ったアスカ。しかし防いだシャーロットがロープに走ったアスカをスピアーで迎撃し、天下無敵の8の字固めを極める。耐えていたアスカ、しかし返すことができずタップ。
※8の字固め。シャーロットは王座防衛に成功。
アスカが継続していたWWE史上最長の連勝記録、遂に途絶える。
感極まって泣きながらベルトを受け取り、退場しようとするシャーロットをアスカが呼び止め、マイクを持つ。
シャーロットは私を倒す準備ができてた。おめでとう!
シャーロットはアスカを抱きしめ、両者健闘を称え合う。
シャーロットの退場と入れ替わりで入場してきたレフェリーが、観客席で観戦していたジョン・シナに何やら告げる。最初は笑って聞いていたシナ、突然真顔になって席を立ち、バックステージに向かって猛ダッシュ。