RAW #1299:マハル、コービン、ジグラーなどがRAW移籍、一方ミズは去る

(更新日:2018年4月24日)

US王者がRAW移籍第1号

RAWとSMACKDOWNで選手の移籍が行われる「スーパースター・シェイクアップ(スターの第整理)」。オープニングはGMのカート・アングルがリングに登場。

「スーパースター・シェイクアップを開始する」とアングルが宣言した直後、シン・ブラザーズの片割れ、スニルが登場し、「月曜夜の新メンバーだ」としてUS王者ジンダー・マハルを呼び込む。場内はマハルに大ブーイング。

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俺を指名したのは最良の選択だ、とアングルを称賛するマハル。しかし移動用の車がショボかった。先導車付きのリムジンにしろ。

お前を歓迎はするが、リムジンは諦めろ、とアングル。

俺の凄さを知ってるからRAWへ引き抜いたんだろ、とマハル。RAWで俺に勝てる奴など存在しない。ここは俺様の王国。もう1人の王者、ブロック・レスナーと同等に扱ってくれ。これは要求だ。

細かい要求なら後でメールを送れ、とアングル。問題があるならリング上で解決しろ。バックステージの誰か、マハルに挑戦する者はいないか。マハルはUS王座を賭けて闘うぞ。(慌て始めるマハルとスニル)

これを受けて登場したのはジェフ・ハーディー。急きょUS王座戦のマハルvsジェフが組まれる。

試合はツイスト・オブ・フェイトからのスワントーン・ボムでジェフが勝利して、US王座を獲得。ジェフはこれでWWEの全王座を獲得し、グランドスラムを達成。

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一方のマハルは「レッスルマニア34」で獲得したばかりのUS王座をわずか8日で、しかもRAW移籍初日に失う。

2人の仲はどうなる?

少し前まで親友コンビだったが、女子ランブル戦と女子チェンバー戦での度重なる裏切り行為で関係が破綻してしまったベイリーとサーシャ・バンクスがシングル戦。

試合途中、「私に勝てると思ってるのか」と挑発したサーシャがベイリーに強烈なビンタを放ち、ベイリーもお返しのビンタを放ってからヒートアップ。優位に立ったサーシャがバンク・ステートメントを決め、ベイリーがタップ寸前まで追い込まれたところで、ライオット・スクワッドの3人(ルビー・ライオット、リヴ・モーガン、サラ・ローガン)が乱入して両者を襲撃。

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ミズ、予期せぬ展開に呆然

ミズとミズトラージュがリングに登場し、ミズTVを開催。

マハルやライオット・スクワッドがSMACKDOWNから移籍してきたが、今から紹介するゲストも移籍組だ、とミズ。

ミズに呼び込まれて登場したのは、前回RAWで契約を賭けて闘ったもののドローで契約成立しなかったはずのケビン・オーエンズとサミ・ゼイン。リングインしてミズたちと歓喜のハグを交わす。

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この5人はnWoよりも強力だぞ、とミズ。ここにいるのはWWE版アベンジャーズ。自己中心的なシェインも、映画スター気取りのペイジも相手にしない。俺たちがWWEの勢力図を変えてやる。

ここでGMアングル登場。そこの2人は先週の試合でRAWとの契約成立を逃したはずだが。

カートは知らないらしいな、とオーエンズ。ほんの数分前にメールが送られてきた。つまり事情が変わったんだよ。

メールを印刷してきたから読み上げてやる、とゼイン。「カートは私的感情に流され、重要な決断を先週下したが、管理能力を疑わざるを得ない。ケビン・オーエンズとサミ・ゼインはRAWにふさわしいことを先週明確に証明した。それにもかかわらず2人と契約しなかったのは大失態である。ここに貴方の決定を破棄し、2人をRAWに迎えることとする。ステファニー・マクマホン」

ステファニーだって? とわざとらしく驚くオーエンズ。つまりカートのボスであるステファニーってことだよな。ということは俺たち2人はRAWに復帰して、カートは口出しできないってことだ!

呆然とするアングルをミズがおちょくる。カート、どうしたの? RAWでのGMとしての日々でも振り返ってたのか?

ステファニーの手紙には驚いた、とアングル。ロンダに腕を痛めつけられて治療に忙しかったろうにな。しかし決定は尊重する。ケビンとサミ、RAWへようこそ。そしてミズはさよならだ

キョトンとするミズ。

俺はこれを言いに来たんだ、とアングル。シェインとペイジから聞いたんだが、前GMのダニエル・ブライアンがミズをSMACKDOWNに欲しいと言ってるらしいんだ。だから決めた。

呆然とするミズ。観客は「イエス!」チャントで盛り上がる。

そんなことは出来ん! とアングルに怒鳴るミズ。どんな間違いを犯したか分かってるのか。WWE最高の番組がSMACKDOWNに移るということだぞ。俺たち3人がSMACKDOWNを盛り上げてやるからな。それでもいいのか。

待て待て、勘違いするな、とアングル。ミズトラージュの2人は移籍しない。出ていくのはミズだけだ。

呆然とするミズ&ミズトラージュ(カーティス・アクセル&ボー・ダラス)。

お前たちに餞別の意味で10人タッグ戦を組んだ。お前たち5人はチームを組め。対戦相手は、フィン・ベイラー、セス・ロリンズ、ボビー・ラシュリー、ブラウン・ストローマン、それから今夜RAWに初登場する男だ。ミズ、寂しくなるよ。

新タッグ王者は中東で決定

ブラン・ストローマンが返上したタッグ王座を賭けてのタッグ・エリミネーション戦。

前回RAWでの1回戦を勝ち抜いたリバイバル(スコット・ドーソン&ダッシュ・ワイルダー)と、新ユニット「デリーター・オブ・ワールド」を結成したマット・ハーディー&ブレイ・ワイアットの2人が対戦。勝者はサウジアラビアで開催される「グレイテスト・ロイヤルランブル」で前タッグ王者のザ・バー(セザーロ&シェイマス)と王座を賭けて対戦する。

試合はツイスト・オブ・フェイトでマットが勝利。

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ナタリヤ、良い人になっちゃったの?

前回RAWでステファニー・マクマホンに再び関節技を仕掛けて悲鳴をあげさせたロンダ・ラウジーがGMアングルの部屋で談笑。

ハグして仲直りなんてあり得ない、とロンダ。レッスルマニアは興奮した。今までのことが報われたわ。

レッスルマニアは序章に過ぎないぞ、とアングル。HHHとステファニーには用心したほうがいい。「スーパースター・シェイクアップ」で何かあるかもしれん。

誰かが部屋のドアをノックする音。そういえばサプライズがあるんだ、とロンダに告げてから、何者かに入ってくるよう命じるアングル。

中に入ってきたのはナタリヤ。「ナティ!」と言ってからハグするロンダ。

なんだ、知り合いだったのか、とアングル。練習仲間よ、とロンダ。驚かそうと思ったのに、とアングル笑う。

ナタリヤは以前からRAW移籍を強く望んでたんだ、とアングル。今夜も試合をしたがっている。

これは私にとっての再スタートよ、とナタリヤ。過去・現在・未来で私が最高だというのをRAWで証明してみせる。でも2番目に最高なのかもね。

よろしくね、と笑顔で拳を合わせるロンダ。ありがとう、とアングルにお礼を言ってから部屋を出ていくナタリヤ。

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アレクサ、ヘタレモード全開

NXTから昇格したばかりのエンバー・ムーンがミッキー・ジェームズとシングル戦。実況席にはゲスト解説としてRAW女子王者のナイア・ジャックスが座る。もう1人、アレクサ・ブリスもゲスト解説を務めるはずが姿を見せず。「あいつは口先だけのビビリだから来ないよ」とナイア。

試合途中、控え室にいるアレクサと中継が繋がる。ゲスト実況に参加しないことについて「ナイアもいるなんて聞いてない。実況席に行ったらイジメられるでしょ。私は王座を奪われて傷ついてる。ナイアは私を精神的に追い込んで、PPVでの王座再戦をうやむやにするつもりなんだわ。いじめっ子には近づきたくない」

それを聞いたナイアの感想「アレクサはウソばかり。でもレッスルマニアのリングでウソは役に立たなかった。大口を叩くなら覚悟しないとね。私はいじめてないよ」

試合はエクリプスでエンバーが勝利。

ミズ、前向き

控室で難しい表情をしながら話をするオーエンズとゼイン。せっかく古巣に戻ったのにいきなり試合か…と嘆く。オーエンズ。

今夜は楽な試合じゃないぞ、とゼイン。問題はストローマンだ。早く始末しないと手が付けられなくなる。

あと1人、メンバーが発表されてないのはどうするんだ、とオーエンズ。そこは気にするな、とゼイン。備えようがないだろ。

ここじゃ誰も信用できん、とオーエンズはGMアングルへの不平を口にする。準備の時間すら満足にくれない。これならシェインのほうがマシだった(どの口で言うのか)。

シェインについてだが、と突然割り込んでくるミズ。シェインとはどういう男だ?

あいつは最低の男だ、とオーエンズ。初日からずっと嫌がらせをされた。

そうか、だが俺は特別だからな、と意に介さないミズ。

今夜の試合のことだけ考えようぜ、とゼイン。SMACKDOWNのことは今は考えるな。

ところで、あいつら2人はどうするんだ、と控室の隅にいるアクセルとダラスを見ながら呟くオーエンズ。

おい、シケた面をするな、と2人を呼び寄せるミズ。巨獣ストローマンや謎の対戦相手のことなど忘れていい。重要なのは俺のRAWでのフィナーレをどう飾るかだ。みんなで名場面を作り出そうじゃないか。

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ジグラー移籍、そして懐かしい顔がRAW復帰

ドルフ・ジグラーがリングに登場。RAWに戻ったぞ。感傷的になってしまうな。俺はどこへ行っても主役の座を奪う。

ここでタイタス・ワールドワイドの面々が登場。RAWへの帰還を歓迎するよ、とタイタス・オニール。世界を目指すなら俺たちを頼ってくれ、とジグラーに名刺を手渡す。お前にはコメディの才能もある。いわばマルチ型のスーパースターだ。俺たちのチームに加われば世界を征服できるぞ。

そいつは素晴らしいな、とジグラー。感謝するぜ。よくも俺の話を邪魔しやがって。俺はRAWに1人で帰ってきたわけじゃねえ。タイタスの顔に名刺を投げつけるジグラー。

いきなり1人の男が背後から出現し、タイタスとアポロを襲撃。長身の男の正体はNXTから昇格したドリュー・マッキンタイア。かつてジンダー・マハルやヒース・スレイターとヒール(コメディー)ユニット「3MB」を結成していたが、マハルと共にWWEを解雇された過去がある。

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レインズとジョーの舌戦アゲイン

ロマン・レインズがリングに登場。場内は恒例の大ブーイング。

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今夜もレスナーは不在か。あいつと再戦する。今度はレッスルマニアのようにはいかない。次は金網戦。俺はフルタイマーのユニバーサル王者としてRAWに戻ってくる。

ここでサモア・ジョーがステージに登場。勤勉キャラのアピールか。お前が実績を言わないのは、何も成し遂げてないからだ。お前はバカだから学ぶことを知らん。闘志満々で挑み、何度も何度も倒される。永遠に葬られなければ学ばないのか。だから俺が「バックラッシュ」で分からせてやる。レスナーと俺がお前に何をするのか見せてやろう。

スクリーンには先日の「レッスルマニア34」での王座戦の映像を含む、レスナーがレインズをボコボコにしている映像集が流される。

苦笑しながら見ていたレインズ。これはレスナーがやったことだろ。そこのデブ野郎は何をしてくれるんだ?

このセリフにキレたジョー。ステージにマイクを放り捨ててからリングへ歩み寄る。しかし寸前でスカして退場。

ナタリヤ、本当に良い人なの?

SMACKDOWNから移籍をしてきたナタリヤがマンディ・ローズと対戦。試合はシャープ・シューターでナタリヤがタップ勝ち。

試合後にセコンドのソーニャ・デビルがリングインしてナタリヤを襲撃。マンディも加わって攻撃しているところでロンダ・ラウジーが登場。マンディ&ソーニャはロンダを迎撃することなくリングを降りて場外へ。

練習仲間のナタリヤを気遣うロンダ。そこへ気を取り直したソーニャが再びリングインしてロンダを挑発。鼻で笑ったロンダは、ソーニャの繰り出したパンチを防御してからカウンターで胸元にパンチを入れ、たじろいだソーニャをパンチ連打からテイクダウンでぶっ倒す。

無情のカット

アライアスにルネ・ヤングがインタビュー。

今夜は歌わないことにしたそうですが、それは何故ですか? と質問に「大舞台での公演を何度も成功させて気付いたんだが、ちっぽけな箱で歌っても意味がない。今夜の会場は疲れ果てた田舎町。見どころがまるでない。それはボビー・ラシュリーも同じだ。WWEの勢力図は激変し、今では俺がWWE最大のスターだ。奴が俺と同じリングに立つ資格などない」

「ところで聞くが」と逆質問するアライアス。お前は俺の大ファンだからインタビューを担当してるんだろ。歌って欲しいのか(表情を曇らせるルネ)。なら携帯の電源をオフにして、歌い終わるまで拍手は控えろ。

そんな時間はありません、とルネ即答。黙ってろ、と告げてギター演奏を始めるアライアス。「ありがとうございました、実況席にお返しします」とルネ。

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ミステリアス・パートナーの正体はグローリアス!

メインの10人タッグ戦。入場してきたロリンズたちに「あと1人は誰だ」と言うミズたち。俺たちも聞いてねえんだ、と答えるロリンズ。

5人目のタッグパートナーとして登場したのはボビー・ルード(観客、微妙なリアクション)。

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試合終盤、ストローマンにボコボコにされたミズがコーナーに戻ってタッチを求める。しかしミズトラージュのアクセルとダラスは共にタッチを拒否。

別離を選択して退場していく2人を悲しげに見つめるミズ、その背後を襲ったストローマンがパワースラムで処理。ミズはRAW最後の試合で仲間に裏切られ、フォール負けで終える。

2018年スーパースター・シェイクアップ、RAW移籍組、NXT昇格組まとめ

「スーパースター・シェイクアップ」により、SMACKDOWNからRAWに移籍したスーパースターは次の通り。(「J SPORTS」のダイジェスト放送は短すぎる上に分かりづらいので、まとめておきます)

◆ジンダー・マハル
◆ケビン・オーエンズ
◆サミ・ゼイン
◆バロン・コービン
◆ドルフ・ジグラー
◆チャド・ゲイブル
◆ボビー・ルード
◆ブリーザンゴ(ファンダンゴ&タイラー・ブリーズ)
◆アセンション(ビクター&コナー)
◆ザック・ライダー
◆モジョ・ローリー
◆マイク・ケネリス
◆ライオット・スクワッド(ルビー・ライオット&リヴ・モーガン&サラ・ローガン)
◆ナタリヤ

また、NXTからRAWに昇格したスーパースターは次の通り。

◆ドリュー・マッキンタイア
◆オーサーズ・オブ・ペイン(エイカム&レーザー)
◆ノー・ウェイ・ホゼ
◆エンバー・ムーン
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