RAW #1302:マネー権争奪ラダーマッチの予選始まる
(更新日:2018年5月15日)
オーエンズ、今日も吹っ飛ばされる
オープニングはGMのカート・アングルが登場。次のPPV「マネー・イン・ザ・バンク」について語る。昨年(2017年)はSMACKDOWNの単独開催PPVとして開催された「マネー・イン・ザ・バンク」。今年は両ブランド共催で、ラダー戦は男女それぞれ1試合ずつ開催。両ブランドの選手が混合で出場することが発表される。
この日はマネー戦の予選を2試合組んだ、と発表するアングル。どちらもトリプルスレット戦で、女子予選の出場者はエンバー・ムーン、ルビー・ライオット、サーシャ・バンクスの3名。男子予選はロマン・レインズ、フィン・ベイラー、サミ・ゼインの3名。
アングルが発表を終えたところでブラウン・ストローマンが登場し、子供の頃の思い出を語りながら暗にマネー戦への出場を訴える。
続いてケビン・オーエンズも登場。前夜のPPV「バックラッシュ」では対戦権のない俺がフォールされた、ストローマンは故意にルール違反を犯したと非難し、自分にもマネー戦出場資格がある、俺に予選は必要ないと主張。さらに「正しい判断を下さないとステファニーがお前の仕事を奪うぞ」とGMアングルを脅迫。
当然ながら脅迫に屈するわけもないGMアングルは、ストローマンとオーエンズのマネー戦予選試合を組む。
試合はオーエンズが大健闘するも、やっぱりこの日もストローマンのタックルで吹っ飛ばされ(しかも3発)、最後はパワースラムでフォール負け。
勝利したストローマンはPPVでのマネー戦出場を決める。
レインズ、キレている
控室のロマン・レインズにインタビュー。
昨夜はサモア・ジョーに勝利し、今夜はマネー戦の予選に出場する今の心境をお聞かせ下さいと問われ、「心境? 俺は無冠のユニバーサル王者だ」と怒りをあらわにしながら話し始めるレインズ。
上層部にハメられたみたいでムカついている。バックステージでの派閥争いや駆け引きは苦手だが、リング上では全てを支配している。実力を疑う連中を黙らせてキャリアを築いてきた。
ヘイマンやレスナーに聞いてみろ、昨夜俺に負けたジョーにも聞いてみろ。今夜はベイラーとゼインが同じ目にあう。俺はマジでキレた。俺は自分の庭を支配してユニバーサル王座を取り戻す。これが心境だ。分かったか?
ゴールダストはどうなった
GMアングルの控室にゴールダストが出現し、マネー戦予選への出場を直訴。
さらにジンダー・マハルも押しかけ、レインズばかりチャンスを与えるのは不公平だと批判。
アングルはマハルを「RAW移籍後まだ1勝もしていない」と逆批判し、チャド・ゲイブルとのシングル戦に勝利すれば予選出場を検討してやってもいい、と条件を提示。
女子マネー戦、最初の出場者決定
女子マネー戦予選、エンバーvsルビーvsサーシャのトリプルスレット戦。
試合終盤、サーシャがルビーのセコンド2人(リヴ・モーガン&サラ・ローガン)に襲撃されているところでベイリーが救援に駆け付けるも数的不利により返り討ちにあってしまう。
試合はサーシャがルビーをバンク・ステートメントで仕留めようとしたところで、コーナー最上段から飛んできたエンバーがルビーをエクリプスで叩きつけ、フォール勝ち。エンバーはマネー戦出場を決める。
仲が決裂したわけではなかった
控室で怯えているサミ・ゼイン。その隣にはストローマンに痛めつけられてヘロヘロになってるオーエンズ。
これは陰謀だ、とゼイン。俺たちはどこへ行っても試練ばかりだ。
俺はストローマンとシングル戦だったというのにお前はトリプルスレット戦でラクじゃないか、と文句を言うオーエンズ。
俺らがケンカしたら奴らの思うツボだぞ、とオーエンズをなだめるゼイン。
昨夜のPPVでお前は俺を殴ったよな、奴らは喜んだかもな、とイヤミを返すオーエンズ。
もう昨日のことじゃないか、未来に目を向けようぜ、とごまかすゼイン。昨日のことは悪かったよ。でもマネー戦出場を逃すわけにはいかない。だからトリプルスレット戦で俺を擁護してくれないか。
分かったよ、と渋々ながら承諾するオーエンズ。
マハル、チャンスを自力で掴む
ジンダー・マハルとチャド・ゲイブルのシングル戦。
試合はクハラスでマハル勝利。試合後にマハルのセコンド、スニルがゲイブルをバカにする。怒ったゲイブルがスニルを攻撃し、それに気付いたマハルがゲイブルを制裁。「カート見たか!」とアピールするマハル。
マハル、チャンスを掴んではいなかった
GMアングルの控室に、今度はザック・ライダーが出現。今日の会場は俺の地元だからヒーローになりたい、とマネー戦予選への出場を懇願。
そこへ試合を終えたマハルが乗り込んでくる。ゲイブルとの試合を見たか。俺をトリプルスレット戦に追加して4ウェイ戦に変更しろ。
答えはノーだ、とアングル却下。怒りながら去っていくマハルを笑うライダー。
IC王座のオープン・チャレンジ戦
セス・ロリンズが登場。前夜のPPV「バックラッシュ」でミズに勝利し、IC王座を防衛している。
みんなマネー戦で騒いでるな。気持ちは分かるぜ。俺もマネー権を手にして人生が変わったからな。でも今は眼中にない。今の俺の使命はIC王座をRAWで最も輝かせることだ。
闘う王者を自称したロリンズはオープン・チャレンジ戦を宣言し、挑戦者を募る。
登場したのは移籍してきたモジョ・ローリー。RAWデビュー戦にふさわしい試合だ、と挑戦を要求。ロリンズは受諾してIC王座戦が決定。
試合はストンプを決めてロリンズ勝利&王座防衛。
男子マネー戦、2人目の出場者決定
マネー戦予選、レインズvsベイラーvsゼインのトリプルスレット戦。ゼインのセコンドにつくはずのオーエンズは試合開始時点で姿を見せず。
試合中盤、突如共闘したベイラーとゼインが場外戦で優位に立ち、観客席でレインズにヘルーバ・キックとクー・デ・グラを決める。
共闘から一転、ベイラーを裏切ったゼインが優位に攻めるも、息を吹き返したレインズが戻り、闘いは再び3人に。
終盤、ベイラーのクー・デ・グラを予測して交わしたレインズがスピアーの構え。しかし突如出現したジンダー・マハルに場外から足を引っ張られて邪魔され、ゼインのヘルーバ・キックを喰らって撃沈。
そのゼインにクー・デ・グラを決めたベイラーが勝利し、ストローマンに続いてマネー戦出場を決める。ところでオーエンズはどうした?