RAW #1308:ロンダ・ラウジー、冷静さを失い出場停止処分となる

(更新日:2018年6月26日)

ブチギレたら誰も止められない

GMカート・アングルがリングに登場。前夜に開催されたPPV「マネー・イン・ザ・バンク」にて、マネー権争奪ラダーマッチを男女ともにRAW勢が制したことを誇らしく思う、と喜びを語る。

女子マネー権争奪ラダーマッチに勝利し、2時間後にキャッシュインしてナイア・ジャックスに勝利し、RAW女子王座の新王者となったアレクサ・ブリスがGMアングルに呼び込まれてリングに登場。

きみが望んだベルト贈呈式だよ、と言いながら新王者アレクサに素っ気なくベルトを渡すアングル。アレクサは誇らしげに王座ベルトを誇示。

ナイアは現在医療施設で治療中だが、次回PPV「エクストリーム・ルールズ」で再戦権を行使する予定だそうだ、とアングル。

昨夜私は「いじめっ子」のナイアを倒したわ、と笑顔のアレクサ。ついでに同類のラウジーも懲らしめておいたわ。「怪力無双」も「人類最凶の女」も関係ない。注目すべき女は「女神」の私。

ここでロンダ・ラウジーが登場。怒りの表情で上着を脱ぎ、リングイン。慌ててGMアングルが止めに入る。

落ち着きなさいよ、となだめるアレクサ。私がアタッシュケースでボコボコに殴りまくったから今も痛いでしょうね。UFCとWWEの違いを教えてあげる。私が昨夜やったことは100%ルールに則ってるのよ。あなたはあと数秒でナイアからタップを奪えた。でも今となっては夢ね。私は昨夜、多くのメディアから取材を受けたわ。あなたは注目もされずに悔しいんでしょ。私は王者。あなたは凡人。評判倒れの新人は私に挑戦したいのなら列の最後尾に並びなさい。

GMアングルに制され我慢していたロンダ、しかし遂にアレクサをタックルで倒し、馬乗りになって殴りまくる。止めようとするGMアングルをも背負い投げで叩きつけてしまうロンダ。

この隙にアタッシュケースを手に取ったアレクサが反撃しようとするも、回避したロンダは腹にパンチを一撃。さらにアタッシュケースを奪ってアレクサを何発もぶっ叩く。GMアングルは再び制止しようとするが、制御がきかないロンダはアングルをもアタッシュケースで連続殴打。

WWEさん(@wwe)がシェアした投稿

バックステージからレフェリー陣が慌てて駆け付けロンダを制止。しかしロンダはレフェリー陣をも殴る蹴る。観客からブーイング発生。

止まらないロンダはダウンしているアレクサを持ち上げ、リング上のテーブルに叩きつける。観客は一転して大喜び。

怒りながら退場するロンダ。GMアングルが後を追う。

GMアングル、当然の制裁

バックステージでGMアングルに怒鳴りまくるロンダ。UFCとWWEの違いなんて言われなくても分かってるよ!

いや分かってない、とGMアングル。俺を困らせるな。気の毒ではあるが、きみは30日間の出場停止処分だ。王者になるチャンスは二度と来ないかもしれん。残念だが納得してくれ。

残念なんかじゃない、と言い捨てて去っていくロンダ。

WWEさん(@wwe)がシェアした投稿

ロンダ、1ヶ月後の報復を予告

会場を去ろうとするロンダにルネ・ヤングがインタビューしようとする。

「出場停止処分を受けてどんな心境ですか?」とルネ。ロンダは無視して去ろうとする。

「幸運を」とルネに言われて立ち止まるロンダ。ルネが近寄ってマイクを差し向ける。

30日間の出場停止処分なんてどうでもいいわ、とロンダ。アレクサの幸運を祈ってあげなさいよ。30日後に誰が王者だろうとも、あのピンク頭はシバいてやる

闘う王者はいつも通りの挑戦者募集

IC王者セス・ロリンズが登場。昨夜はアライアスに追い込まれたが、それでも俺は今ここに王者として立っている。俺は闘う王者。今夜もオープン・チャレンジ戦だ。闘いたい奴は出てこい。

登場したのはドルフ・ジグラーとドリュー・マッキンタイアの2人。しかしジグラーがリングインし、マッキンタイアはセコンドとして場外へ。

IC王座戦 セス・ロリンズ vs ドルフ・ジグラー

ドルフ・ジグラー ○ (フォール) ● セス・ロリンズ
※タイツを掴んでの丸め込み。ジグラーが新王者に。

終盤、エプロンに立って介入しようとしたマッキンタイアに気を取られ、丸め込み合戦にも敗れて唖然とするロリンズ。ジグラーは通算6度目のIC王座戴冠。

ベルトを持ってアピールを続けるジグラー。怒ったロリンズが詰め寄るも、背後からマッキンタイアが襲撃。ジグラーと2人がかりで攻撃を加える。

次はどの王座に標準を絞るのか

新IC王者ジグラーにルネ・ヤングがインタビュー。

ルネの質問も聞かずに興奮して喚き立てるジグラー。「マンデー・ナイト・ロリンズ」は今夜で正式に放送終了だ。再放送もない。これからは俺たちのショーが始まる。

これは始まりに過ぎない、とマッキンタイア。これを皮切りにタイトルを獲りまくる。

バックステージで派手なシャツ着て浮かれてる奴らとは違うぜ、とジグラー。俺たちが発する言葉は全て真実だ。

WWEさん(@wwe)がシェアした投稿

オーエンズ、天敵に和解と共闘を提案

男子マネー権争奪ラダーマッチに勝利し、マネー権獲得と共に「モンスター・イン・ザ・バンク」を襲名したブラウン・ストローマンが登場。

昨夜、素手でテーブルとハシゴを破壊したのは見ただろ。以前は救急車をひっくり返し、サウジアラビアでは巨大トロフィーを獲得し、チェロの演奏もした。しかし最も誇らしいのはこのアタッシュケースだ。7人の選手と闘ってマネー権を獲得した。ブロック・レスナーは今すぐ出てきやがれ。この手で叩きのめしてやる。

WWEさん(@wwe)がシェアした投稿

ここで登場したのはケビン・オーエンズ。

出てくるとは驚いたぜ、とストローマン。俺に5メートルの高さから落とされたというのにな。

そうだな、今夜は休むべきだったよ、とオーエンズ。呼吸するだけで全身が痛い。でもここに来て話をしなければならなかった。見せ場を奪うつもりはない。復讐するつもりもないし出来もしない。他の誰よりも早く「おめでとう」を言いたかったんだ。

親友サミ・ゼインが前夜のボビー・ラシュリー戦で負傷したことを伝えたいオーエンズは「お互い孤独で友達もいない」「だから友達になろう」とストローマンに共闘を打診。俺はユニバーサル王者の経験がある。俺のアドバイスであんたは王者になり、それから俺とタイトルをかけて闘おうじゃないか。

和解の握手を求めるオーエンズ。無表情で手を握り返すストローマン。ホッとしたオーエンズは退場しようとするが、当然ながらストローマンは手を離さない。

腕を引っ張られ引き寄せられたオーエンズは「頼む、頼むよ」と小声で怯えながら許しを請う。しかし無視したストローマンはオーエンズを抱えてパワースラムの体勢。オーエンズはなんとか回避して足を引きずりながら逃亡。

長かった不仲ストーリーに終止符

サーシャ・バンクスの控室をベイリーが訪れる。仲違いして修復中ながら関係が微妙な2人。

前夜の女子ラダーマッチで敗れたサーシャを気遣うベイリー。昨日は惜しかったね。応援してたんだよ。もう昨日の試合を振り返るのは止めなよ。

そうね、でも勝ちたかったんだよ、とサーシャ。

悩んでも解決しないよ、とベイリー。分かってないよ、とサーシャ。

私が分かってないって? とベイリー。先週私はライオット・スクワッドに屈辱を味わわされた。だから今夜はあいつらに立ち向かう。あなたと一緒にね。最近私たちはいろいろあったけど、私のパートナーはあなたしかいないんだ。今夜は必ずあなたを守るよ。

握手を求めるサーシャ。その手を握るベイリー。笑顔の2人はようやく和解。

WWEさん(@wwe)がシェアした投稿

ステファニーの電話係

GMアングルの部屋を「RAW管理官」のバロン・コービンが訪れる。

ステファニーはあんたのロンダへの対応に満足しているよ、とコービン。

ステファニーは関係ない、とアングル。俺は不満だと伝えておけ。

笑い出すコービン。自分で言えばいいじゃないか。

コービンの差し出したスマートフォンを手に取り、ステファニーと話を始めるアングル、何かを言われて「それは大ニュースだ」と発言。コービンに相談してから発表する、と言って電話を切り、コービンに渡す。

WWEさん(@wwe)がシェアした投稿

タッグ戦 ベイリー&サーシャ vs サラ&リヴ

リヴ・モーガン ○ (フォール) ● サーシャ・バンクス
※タイツを掴んでの丸め込み。

チームワークで勝利したライオット・スクワッド。一方の親友コンビは試合中も噛み合わず。

試合後、ベイリーがサーシャを介抱しようとするが、そのベイリーを突き飛ばすサーシャ。何やら話しかけるベイリーを睨み、再び突き飛ばしたサーシャは一人で退場。

和解ストーリー、10分少々で破綻

バックステージでサーシャを追いかけるベイリー。待ちなよ。まだ話は終わってない。

私に指図しないで、と怒るサーシャ。放っておいて。

キレたベイリーが殴りかかって乱闘発生。

WWEさん(@wwe)がシェアした投稿

GMアングル、大ニュースを発表

リング上にはGMアングル。ベイリーたちの乱闘場面をスクリーンで見ながら「この番組を仕切るのは困難だよ」と独り言。

気を取り直したアングルが発表を始める。先ほどコミッショナーのステファニーから聞かされた。WWE上層部はユニバーサル王者ブロック・レスナーの防衛戦日程を決めたとのことだ。問題は、誰がレスナーに挑戦するかということ。

話を遮るようにロマン・レインズが登場。問題だと言ったが、その答えはあんたの目の前にあるぜ。俺はサウジアラビアでレスナーを倒した。奴本人も、そして誰もが知ってることだ。RAWを仕切るのに苦労しているようだが、ユニバーサル王者が毎週姿を現して防衛戦を闘えばマトモな番組になるぜ。

意見はありがたいが、王座戦の挑戦者は…とアングルが言いかけたところで、今度はボビー・ラシュリーが登場。「団体一の男」と自称してる割には3年経っても王座を奪えないってことは実力がないということだろ、とレインズを挑発。お前は大型犬でここが庭のつもりだろうが、俺はお前が子犬の頃からレスナーと闘ってる。レスナーを倒すのは俺に任せておけ。それともお前を先に倒してやろうか?

睨み合う2人を仲裁するGMアングル。2人ともレスナーに挑戦する資格がある。しかしチャンスを与えられるべき選手は他にもいる。レスナーへの挑戦者は次回PPVの「マルチマン戦」で勝利した者とする。参戦者は改めて発表するが、お前たち2人は参戦決定だ。

ここでザ・リバイバルの2人(スコット・ドーソン&ダッシュ・ワイルダー)も登場し、タッグ戦を要求。対立する2人にタッグを組ませて、隙をついて俺たちが勝利し、チャンスを掴むという作戦さ。

ゴタゴタうるせえよ、と笑うレインズ。試合がしたいならやってやる。いい機会だからボビーを教育してやるぜ。若造に偉そうに言われたラシュリーはムッとした表情。

GMアングルが試合を認める。

WWEさん(@wwe)がシェアした投稿

タッグ戦 レインズ&ラシュリー vs リバイバル

ボビー・ラシュリー ○ (フォール) ● スコット・ドーソン
※スピアー。

スピアーの構えを見せて吠えていたレインズ。しかし背後からラシュリーにタッチされて出番を失い、自らのフィニッシャーであるスピアーで勝利までも奪われる。

レインズはラシュリーを睨み、ラシュリーは余裕の笑みで勝ち名乗りを受けてから退場。

いつの間にか仲良くなってた

バックステージを歩くアングル&コービンのもとにフィン・ベイラーが近づき、PPVの予選に出場を直訴。

それを笑ったコービン。たった1日だけユニバーサル王者だったお前に資格があるのか。何様だ。

反論しようとしたベイラーの背後からオーエンズが忍び寄って口を挟む。コービンの言うとおりだよ。

お前たちがどう思ったって関係ない、とベイラー。コービンは先を見てないし、オーエンズは背後に危険が忍び寄ってても気付かない

オーエンズが後ろを振り向くと、巨体のストローマンが立っている。大慌てでコービンのもとに逃げるオーエンズ。何の用だ、とストローマンに問うGMアングル。

俺は好きな時、好きな所に行ける権利を持っている、とマネー権のアタッシュケースを一同に見せつけるストローマン。ここに来たのはダチのベイラーを助けるためだ。俺らとリングに立ちたいなら相手になってやるぜ。

俺の手には負えん、と吐き捨ててからGMアングルは去る。

ストローマンとベイラーを不敵な笑みで見た後、隣りのオーエンズに「やるか?」という表情で視線を移すコービン。

ストローマンの怖い表情を見てビビったオーエンズはGMアングルを探しに行く。

まだ終わってなかった

駐車場で車に荷物を詰め込もうとするサーシャ。ベイリーが追いつき、「まだ話は終わってないよ!」と詰め寄る。

あんたの尻ぬぐいも、そして友情も終わったよ、とサーシャは言い放ち、車に乗り込む。「ドアを開けなさいよ!」と訴えるベイリーを無視して、サーシャの運転する車は会場を去る。

ロリンズ、次週の再戦を宣言

IC王座を失ったロリンズがバックステージにてルネのインタビューに答える。

「前王者」という響きは胸に刺さるな、と落ち込んだ表情のロリンズ。前夜のアライアスとの試合を言い訳にはできない。俺が挑戦者を募って、ジグラーが名乗りを上げた。そして俺は負けたんだ。

マッキンタイアの存在は試合に影響を与えましたか? との問いに、「ドリューか。確かに奴は問題だな」とロリンズ。1週間で解決しなきゃならん。来週俺は再戦権を行使する。そしてIC王座を取り戻す。

タッグ戦 ストローマン&ベイラー vs オーエンズ&コービン

バロン・コービン ○ (フォール) ● フィン・ベイラー
※エンド・オブ・デイズ。

ストローマンはオーエンズに場外でタックルをぶち当てた際、防護壁を破壊して両者ダウン。

WWEさん(@wwe)がシェアした投稿

スポンサーリンク

WWE HOLIC
SNSで当サイトの記事更新情報を配信しています。 プロフィール】【Facebook
ページ上部へ戻る