RAW #1312:強気の女神アレクサ・ブリス、案の定ロンダ・ラウジーにシバかれる
(更新日:2018年7月24日)
維新軍の総帥
番組冒頭、先日急逝したマサ斉藤選手の追悼映像が流れる。
結局イチからやり直し
GMのカート・アングルがリングに登場。
前夜開催されたPPV「エクストリーム・ルールズ」におけるRAW所属選手の健闘を称え、「彼らの努力と献身的な姿勢を誇りに思う」と語り、同時に「ただ一人だけ献身的な心構えではない選手」としてブロック・レスナーの名前を挙げる。
昨夜俺は「今夜のRAWに登場するか、ユニバーサル王座の防衛戦を行うことに同意しろ」とレスナー側に警告した。両方とも拒むようなら王座を剥奪するとも告げた。俺は本気だが、24時間経過してもレスナー側から返答はない。従ってレスナーの王座を剥奪する。
アングルが喋っている途中で遮るようにレスナーの代理人ポール・ヘイマンが登場。
レスナーは今夜ここにいない。でも待ってくれ。君も観客も大きく誤解している。「レスナーはもうユニバーサル王座に興味がない、興味があるのはUFC王座に返り咲くことだけ」と思ってるだろう。それはあり得ない。誓ってもいい。
レスナーはWWEの一員であることを誇りに思っているのだ。王者であることも喜んでいる。WWEの代表としてUFCヘビー級王座に挑戦するつもりなのだ。つまり2冠王者だよ。君も全盛期に同じことをやってただろう。WWEのあらゆる王座に挑んでたよな、首に五輪の金メダルをかけて。
不敵に笑うアングル。それが目標なら健闘を祈る。しかし、レスナーが「サマースラム」で防衛戦を行わないなら王座を剥奪するぞ。
挙動不審になって「電話してもいいか?」とアングルに聞くヘイマン。「ダメだ、今すぐ決めろ」とアングル。
大した交渉人だな、と意を決したヘイマンは、レスナーがサマースラムで王座戦に出場する、と明言。問題点は1つだけ。誰がレスナーの犠牲になるのか。
ここでボビー・ラシュリーが登場。WWEに戻ってきたのは2つの目標があったからだ。そのうちの1つは、昨夜のPPVでレインズに勝利して達成できた。次の目標に向かいたい。レスナーを倒してユニバーサル王座を勝ち取る。
続いてドリュー・マッキンタイアも登場。俺は「変化」するためWWEに戻ってきた。だからジグラーがIC王座を失わないよう昨夜も立ち回った。フェーズ1が終わり、時は満ちた。俺はフェーズ2に進ませてもらう。
続いてセス・ロリンズも登場。レスナーの相手ならここにいるぜ。
さらにギターを弾きながらアライアスも登場。俺のデビューアルバムが来週発売される。この勢いに便乗すればサマースラムも盛り上がる。俺をレスナーと対戦させろ。
アライアスのギター演奏を遮ってフィン・ベイラーも登場。初代ユニバーサル王者である俺とレスナーとの対戦を組んでくれ。
そしてロマン・レインズも登場。昨夜の負けについて言い訳はしない。俺はレスナーなどどうでもいい。今夜誰かと闘わせろ。
みんなの言い分は理解した、とGMアングル。今夜はトリプルスレット選手を2試合組もう。それぞれの勝者が来週闘って、勝った方がサマースラムでレスナーと王座戦を闘うことになる。
公私混同
バックステージに戻ったアングルにバロン・コービンが話しかける。
何を考えてるんだ、とコービン。トリプルスレット戦のことはステファニーから許諾を得てないだろ。そして、なぜ俺を出場者に入れなかったのだ。
「ふさわしくないからだよ」とアングル即答。
俺はダメなのにベイラーならいいのか、とコービン。
お前は昨夜、そのベイラーに負けただろ、と言ってから去るアングル。
トリプルスレット戦 ロマン・レインズ vs フィン・ベイラー vs ドリュー・マッキンタイア
※スピアー。レインズは挑戦者決定戦に進出。
仲直りさせたい理由を教えて欲しい
GMアングルのオフィスに呼び出されたベイリー。サーシャが不在な理由を「控室にこもってるよ」と説明したアングル。「自分勝手で、呼び出されても来ないなんて、あの子らしいわ」とイヤミを言うベイリー。
カウンセリングの結果をベイリーに確認するアングル。「効果ないわ」と説明するベイリー。私は努力もしたし、心を開いてサーシャと向き合ったし、彼女も同じだったと思う。でもダメだった。私たちはもう元通りにはなれない。
やり方を間違えたかな、とアングル。ではリングで解決してもらう。君はサーシャと組んでタッグ戦だ。
「いい考えだとは思えないわ」と拒否するベイリー。しかしアングルは「何としてでも仲直りしろ」と指示。仲直りが無理なら、2人のどちらかをSMACKDOWNに移籍させる。
ヒールの常套手段
IC王者ドルフ・ジグラーがリングに登場。昨夜は王者の闘いを宣言通り見せたぜ、と王座防衛を自画自賛。IC王座戦がWWEのPPVでメインを飾ったのは17年ぶりだぜ。もちろんロリンズの功績ではないぞ。
IC王座の権威を高めてくれたロリンズには敬意を払う。でも奴は俺にはなれない。俺は奴を1度だけじゃない、最終的に5度も倒してやったんだからな。
ここでボビー・ルードが登場。マッキンタイアに礼を言わないのか? お前がここで自慢話を出来てるのはマッキンタイアのおかげだろ。
そんなことを言ってるお前は、PPVをボーっと見てるだけで楽しかったか? とジグラー。
最悪だったさ、とルード。だからここに来た。タイトル戦を今すぐ闘いたい。おや、闘いたくないのか? 1人だと勝つ自信がないのか?
挑発に乗ったジグラーは「やってやる!」と激昂して試合を承諾。しかし開始直前になって「タイトルは賭けない」と変更。
ボビー・ルード vs ドルフ・ジグラー
※スーパーキック。
タッグ戦 ベイリー&サーシャ vs デイナ&アリシア
場外で攻撃されているベイリーを救援したサーシャ。しかしベイリーを置いて1人で退場。
セラピー効果あったじゃないか
帰宅しようと準備しているサーシャの控室にベイリーが入って来る。なぜ私を助けたの?
あんたを見捨てるような卑怯者じゃないよ、とサーシャ。
「私のことが心配だった?」とベイリー。
「そう、いつも気にしてるよ」とサーシャ認める。でも私は自分の気持ちを言葉にするのがイヤなの。あんたのことは大好き。ずっと支えてくれた。いつもは察しがいいのに、どうして分からないの? いつだって、これからも愛してるわよ。分かった?
控室を出て行くサーシャ。その後ろ姿を見ながら表情が和らぐベイリー。
これでもベビーフェイスなんだぜ
バックステージにて、ブラウン・ストローマンにルネ・ヤングがインタビュー。まずは前夜のケビン・オーエンズ戦で、金網の頂上、6メートルからオーエンズを実況席に突き落とした映像が流される。
「昨夜の行いを後悔していますか?」との問いに、「そうだな、後悔してるよ」とストローマン。オーエンズの勝利を祝ってやれなくて後悔してるよ。ふふふふ。
「今夜のトリプルスレット戦に参戦を申し出なかったのは何故ですか?」とルネ愚問。
「これがある」とマネー権のケースを見せるストローマン。サマースラムで誰が勝利しようと関係ない。俺はこれを使うだけだ。
またも謎の般若メイク
アレクサ・ブリスがミッキー・ジェームズと共に登場。
昨夜は女子王座を守ったわよ、とアレクサ。ナイアとの対戦は昨夜で終わり。私は女子部門を完全制圧している。これで私は控室にいる女子選手の全員を叩きのめしたことになるわね。
「ロンダ・ラウジー!」の観客チャントに「彼女は数に入ってないわ」と笑うアレクサ。彼女は謹慎中だから控室にいない。昨夜も乱入なんかして、永遠に謹慎してればいいのよ。最前列に座って、観客として会場に来てたはずなのに。
ここでロンダ・ラウジーが観客席から登場。階段を降りてくるロンダを見て慌てたアレクサ、「話はここで終わりよ、じゃあね」と退場しようとする。しかし先回りしたロンダがステージ上で仁王立ち。
リングに向かって後退し、逃亡を始めるアレクサ&ミッキー。走って追いかけたロンダはミッキーを捕獲し、投げ技から腕に関節技を極める。
アレクサとレフェリー陣が慌ててミッキーを救出。しかしロンダは追いかけて再び2人を襲撃。実況陣は「謹慎が解除されるまであと3日あります」「本当にロンダは解雇されてしまう!」と叫ぶ。
アレクサの髪の毛を掴んでリングに拉致するロンダ。アレクサは泣き顔で許しを乞う。そのアレクサをリングに投げ入れたロンダは投げから腕に関節技。またもレフェリー陣が救出して2人を引き離す。
GMアングルが大慌てで登場。ロンダ、落ち着け。君は昨夜も暴れただろ。まだ謹慎が2日残ってるんだ。帰宅して待て。
続いてステージ上に管理官コービンも登場。帰すだと? ロンダには処分が必要だ。GMとしてキチンと仕事をしろよ。
コービンの言うことは正しい、と認めたアングルは、ロンダの謹慎を1週間延長すると発表。
1週間など甘すぎる! とコービン。ステファニーは納得しないぞ。今すぐステファニーに電話してやる(と言いながら携帯を探す)、携帯がない! 持ってくるからそこで待ってろ。
リング上ではポケットから携帯を取り出したアングル。「これ、奴の携帯だよ」
悲しそうな表情をしているロンダに語りかけるアングル。いいか、謹慎が明けたらアレクサとの試合を組む。だがな、また今夜みたいに暴れたら試合は組まないぞ。ただの試合ではない、サマースラムで女子王座戦だ。
一転して笑顔になるロンダ。ステージ上のアレクサとミッキーは不満顔で怒鳴りまくる。
トリプルスレット戦 セス・ロリンズ vs ボビー・ラシュリー vs アライアス
※スピアー。ラシュリーは挑戦者決定戦に進出。