SMACKDOWN #986:ダニエル・ブライアン、気合いで地獄の扉を開く

(更新日:2018年7月18日)

※SMACKDOWN#986の「J SPORTS」での日本初回放送は7月17日(火)の夜であり、PPV「エクストリーム・ルールズ 2018」はそれよりも早く、7月16日(月)の午前中にWWEネットワークで配信開始されていました。これにより当サイトではPPVとSMACKDOWNのレビュー公開タイミングが前後しています。ご了承ください。

ミズ、爪痕を残せず

ミズがホストを務めるトークショー「ミズTV」。この日のゲストは復活した「チーム・ヘル・ノー」のダニエル・ブライアンとケイン。

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以前の2人を見てもらおう、と昔のヘル・ノーの映像を流すミズ。ヘル・ノーの解散後、ケインがブライアンを襲撃する極悪シーンのダイジェスト(ブライアンの妻ブリーの拉致未遂事件、鉄階段や実況席でのツームストーン、駐車場での乱闘など)と、前回番組で口論した2人の様子がスクリーンに映される。

すまない、見せたかったのはああいう映像じゃないんだ、制作スタッフは解雇するよ、と謝罪するミズ。でも見てしまったからには議論しようじゃないか。ブライアン、お前はケインのことを…。

止めろ、魂胆は分かってるんだ、とミズを制止するブライアン。撹乱しようとしても無駄だ。あんたは何もかも下手クソだな。撹乱も下手だがレスリングはもっと下手だ。

怒りに震えるミズ。お前らの再結成は自滅すると確信している。ケインはいつもお前を裏切るんだ。お前が怪我から復帰した時に俺は決めたんだ。お前のキャリアを終わらせてやろうってな。だがお前は逃げ回ってばかり。俺には勝てないことを本当は分かってるんだ。

怒って詰め寄ろうとするブライアンをケインがなだめる。ダニエル、話し合っただろ。落ち着いて深呼吸をするんだ。俺たちが意識を集中すべきなのはブラジョン・ブラザーズだ。

ケインに促されて素直に深呼吸を始めるブライアン。それを見たミズは「また老いぼれ悪魔の陰に隠れやがったな」とイヤミ。

あ、言っちゃった? という表情でケインを見やるブライアン。突如ケインがミズのノドを掴んで脅す。

ミズが許しを請うているところでブラジョン・ブラザーズ(ハーパー&ローワン)が登場。リングサイドまで歩み寄ったところで、サニティの3人がヘル・ノーを背後から襲撃。ブラジョン・ブラザーズも呼応し、場外に下りたケインを集中攻撃。

2対5の人数不利なヘル・ノーがやられまくってるところで、ニュー・デイの3人が救援に駆け付ける。しかしサニティとブラジョン・ブラザーズの猛攻を止められず。エージェントたちが駆け付けて乱闘を止める。

これを受けてGMペイジが両軍の10人タッグ戦を組む。

AJスタイルズ vs 中邑真輔

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終盤、得意の挑発アピール「カモーン!」をスタイルズに真似された中邑は怒って突進するも、かわされて場外へ転落。スタイルズが追撃して場外戦へ。

ゲスト解説として実況席にいたエイダン・イングリッシュが「日曜のPPV、お前はどんな目にあうのか分かってるのか」とスタイルズを挑発。無視していたスタイルズも我慢の限界が来てイングリッシュをビンタ。「殴るのおかしい」とゲスト解説のルセフは異議。

その隙をついてスタイルズにハイキックを浴びせた中邑、続けてキンシャサを狙うがスタイルズは逃げ、背後にいたイングリッシュにキンシャサ直撃。

「AJはわざとよけた!」と訳の分からない怒り方をするルセフ。

AJスタイルズ ○ (反則) ● 中邑真輔
※ルセフの介入。

怒りのルセフはスタイルズをリング内に放り込んで羽交い締めにし、中邑にキンシャサを促す。

ニヤリとした中邑がキンシャサの構えに入ったところで(中邑とPPVで対戦する)ジェフ・ハーディーが救援に駆け付け、ルセフ&中邑を攻撃。

ここでGMペイジが登場し、4人にタッグ戦を命じる。

タッグ戦 スタイルズ&ジェフ vs ルセフ&中邑

ルセフ ○ (フォール) ● ジェフ・ハーディー
※マチカ・キック。

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ランバージャック戦 アスカ vs ジェームズ・エルズワース

前回番組でシングル戦を闘った両者。しかしエルズワースが場外に逃亡してアスカが追い掛け、両者カウントアウト決着となったため、GMペイジが両者の再戦と、場外への逃亡を阻止するため女子選手たちをリングサイドに配置するランバージャック戦ルールを命じる。

場外に退避する度、女子選手たちに睨まれリングに放り込まれ、アスカに一方的に殴られ蹴られを繰り返すエルズワース。しかしベビーフェイス勢とヒール勢が試合に関係のない乱闘を開始。この隙にエルズワースは逃走を図るが捕らえられる。

乱闘している場外の女子選手にコーナー最上段からダイブするアスカ。この隙にリングインしたエルズワースは、カーメラから口臭スプレーを手渡される。

口臭スプレーをアスカの顔面に噴射しようとするエルズワース。しかし察知したアスカは回し蹴り。苦悶するエルズワースを見たカーメラはエプロンに上がってアスカを挑発。

「なんやコラ! やんのかコラ!」と日本語でカーメラにガンを飛ばしたアスカは、目の前のエルズワースを前蹴り。カーメラは吹っ飛んだエルズワースに激突されて場外に転落。

アスカ ○ (タップ) ● ジェームズ・エルズワース
※アスカ・ロック。

試合終了直後、カーメラがアスカを襲撃。しかしアスカは反撃してカーメラをボコボコにし、ドヤ顔でエルズワースに歩み寄る。

ここでエルズワースはリングに落ちていた口臭スプレーを拾ってアスカの顔面に噴射。視界を奪われ、さらにカーメラに顔面を蹴られてダウン。

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クリス・ジェリコも通ってきた道

バックステージを歩くカーメラとエルズワースにGMペイジが近づく。

アスカとの試合を見ただろ、とエルズワース。俺の男としての価値はWWEの株価を超えたぜ。そこらの女であれば断るところだが、あんたは特別だ、キスさせてやるよ。

目を閉じて唇を突き出すエルズワース。のけぞったペイジ、目を開けなさいとエルズワースに命じる。

あなたは高い所へ行くべきね、とペイジ。リングよりも高い所がいいわ。PPVでカーメラの試合に介入できないように、サメ観賞用の檻に入れてリング上空に吊るすことにするわ!

仰天するエルズワースと、失望するカーメラ。

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シン・カラ vs アンドラデ・シエン・アルマス

1ヶ月前、インタビュー中に背後からアルマスに襲撃され負傷欠場となったシン・カラは因縁の相手と復帰戦。

アンドラデ・シエン・アルマス ○ (フォール) ● シン・カラ
※ダブル・ニー。

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10人タッグ戦 ヘル・ノー&ニュー・デイ vs ブラジョン・ブラザーズ&サニティ

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ダニエル・ブライアン ○ (フォール) ● エリック・ヤング
※ランニング・ニー。

試合後、歓喜のイエス・ポーズをしながら退場するブライアンとケイン。ステージ上でイエス・ポーズをするブライアンを制したケインは自らイエス・ポーズを誇示。

そのケインを制したブライアン、何やら気合を込めて爆発させようとするも、2回続けて失敗。イエス・ポーズかと思ってる観客は意味が通じておらず静まる。ケインは「それは俺のだ」と主張。「俺にも出来る! やってやる!」とブライアン。

再びブライアンが気合を入れ、念じた両腕を振り下ろす。突如ステージに炎が立ち上がり、地獄の扉が開いてしまう。

喜ぶブライアンは炎の中でイエス・ポーズ。慌てたケインは「それ俺のだ!」

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