RAW #1314:久々登場の王者レスナー、代理人ヘイマンを脅す

(更新日:2018年8月8日)

レインズはあくまでケンカ腰

オープニングでは、バックステージで待機しているユニバーサル王者ブロック・レスナーが映される。サウジアラビアでのPPV以来延々と欠場を続けていたレスナー、久々の登場に会場が沸く。

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レスナーよりも先にロマン・レインズがリングに登場。まずは抗争を続けていたボビー・ラシュリーに対して言及。いろいろ挑発してきたが、何度か闘って身に染みた。今は彼を尊敬している。

しかしバカ野郎のレスナーに対する尊敬はゼロだ。WWEの会場には来ないのに、UFCの会場に行く時間はあるらしい。今夜は来てるらしいが、俺と対峙する度胸などないだろう。

ここでレスナーの代理人ポール・ヘイマンが登場。私の顧客から伝言を預かってきた。ラシュリーに勝利して挑戦権を獲得したことを祝福したいとのことだ。

しかし私の見解を述べれば、君はサマースラムでメインを張れる人材ではない。いつも長々と不満を述べてばかり。レスナーはサマースラムで君を倒し、その後にUFCでも勝利し、2つのスポーツ界を制覇した王者となる。

黙ってろよ、と呆れた表情のレインズ。たわ言はいい。レスナーに会いたいから連れてこい。

彼はいま豪華な控室でくつろいでいる、とヘイマン。気が向けば出てくるだろう

サマースラムに来たら奴をUFCに送り返してやるよ、とレインズ。その時、もう奴は「猛獣」ではない。「負け犬」だよ。

ヘイマン、顔をしかめながら退場。

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レスナー、相手にせず

控室で雑誌を読んでいるレスナー。そこへ退場したヘイマンが入ってくる。レインズの言葉を聞いたか?

聞くわけねえよ、とレスナー。RAWを見る必要もない。

レインズの発言を知るべきだ、と言ったヘイマンは発言を記録したスマートフォンをレスナーに渡す。しかしレスナーは読みもせずスマートフォンを壁に投げつける。

笑顔になって雑誌を読み始めるレスナー。スマートフォンを破壊されたヘイマンは呆然。

フィン・ベイラー vs バロン・コービン

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バロン・コービン ○ (フォール) ● フィン・ベイラー
※エンド・オブ・デイズ。

試合後、いったん退場しようとしたコービンは気が変わってリングに戻り、場外でベイラーを制裁。

余裕のヘイマン、一転して解雇危機

バックステージで誰かに命令口調で話しているヘイマン。「機種は何でもいい、スマートフォンを早く調達してこい、プリペイド式のだ」

そこへGMカート・アングルがやって来る。なぜレスナーは出て来ないのだ。契約内容を忘れたのか?

私の顧客は今夜会場に来た時点で契約内容を満たしている、とヘイマン。これ以上のことを望むのであれば、彼の控室に行って直接交渉してもらうしかない。これは私の問題ではなく、あんたの問題だ。

俺に言わせればあんたの問題だよ、とGMアングル。レスナーの代理人もWWEの契約下にあるのだ。そして、その契約は俺が管理している。今夜レスナーがリングに立たないのなら、あんたは契約を切られてWWEから去ることになる

GMアングルの本気を感じ取ったヘイマン、余裕の笑みが消えてため息をつきながら去る。

アリシアも傘下に加える

久々の試合を前にバックステージで準備運動をしているアリシア・フォックス。

そこへセコンドにつくアレクサ・ブリスが近づいて来る。親友のミッキーが怪我で欠場したから、今夜のナタリヤ戦はミッキーに代わってあんたを指名したわよ。あっちには評判倒れの新人がセコンドにつくみたい。でも心配しないで。ロンダの相手は私に任せなさい。

安心するアリシアにアレクサが付け加える。史上初の女子PPV「エボリューション」は私たちにとって大チャンス。ねえ、私と一緒にやらない?

もちろんよ! とテンションの高いアリシア。今夜はナタリヤに悲鳴を出させてやるわ。キーーっ!

猫の鳴きマネをしながら去って行くアリシア。引いてるアレクサ。

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ナタリヤ vs アリシア・フォックス

1ヶ月プラス延長1週間の出場停止処分が解け、晴れてロンダ・ラウジーが番組復帰。ナタリヤのセコンドにつく。

終盤、リング上のアリシアがセコンドのロンダを挑発。それに乗ってしまったロンダが怒ったエプロンに上がるも、レフェリーに制止される。その隙に反対側の場外ではアレクサがナタリヤの顔面にパンチ。

アリシア・フォックス ○ (フォール) ● ナタリヤ
※ビッグブート。

試合後、怒ったロンダがアレクサを捕らえ、リング内で投げ技からアームバー。これはアリシアがカットして防ぐも、代わりに捕らえられたアリシアがロンダの投げ技を喰らう。

さらにアレクサを追いかけるロンダ。しかし復活したアリシアがまたも防ぎ、ロンダを防護壁に叩きつける。

代理人からパシリに降格

控室で雑誌を読み続けているレスナー。ソファーの隣りに座るヘイマンがレスナーを説得。

私の話を聞いてくれ。今夜君がリングに登場すればTシャツの売上が増え、君も潤うことになる。サマースラムでの注目度も増し、2度目のUFC世界王者になることを世界中が確信するだろう。今夜の会場は君を渇望している。数分でも構わないからリングに立ってくれ。

読んでいた雑誌を膝下に置くレスナー。俺は今、あんたのせいでかなりイラ立っている。WWEファンなど知らん。ここにいる理由も分からない。自宅のソファーでくつろいでる方がよっぽどいい。それよりもステーキを買ってこい。焼き加減はミディアムだ。早く行け。

ため息をつきながら控室を出て行くヘイマン。

次週、ロンダのRAW初試合

バックステージでGMアングルに抗議するロンダ。アレクサはいつも汚い手口ばかり。ミッキーにアリシア、あの卑怯なやり方にはウンザリ。怒りが収まらない。誰かと対戦させて。

じゃあこうしよう、とGMアングルは1週間後のアリシア・フォックス戦を提案。ロンダも了承し、これまでPPVのみ試合に出場しているロンダにとって初のRAWでの試合が決定。

「戻ってこれて嬉しい」とアングルに伝えるロンダ。おかえり、とアングルも歓迎。

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ゴマすり失敗

ベイラー戦に勝利してバックステージを歩くコービンに、ケビン・オーエンズが歩み寄る。

さすがだな。見事にベイラーを叩きのめした。実は俺の息子、あんたの大ファンなんだよ。あんたと同じ格好で歩き回ってるよ。ようやく尊敬できる男の上司ができた。

スターたちを導くのが俺の仕事だ、と嬉しそうなコービン。

実は相談があるんだ、とオーエンズ。レスナーの状況が心配なんだよ。アングルが上層部に反発して全てぶち壊すかもしれない。俺はサマースラムでマネー権をかけてストローマンと闘うが、もしレスナーが今夜リングに登場して、そこへストローマンがキャッシュインしたら俺は終わりだ。何とかしてくれ。

残念ながらレスナーの件はアングルの担当だ、とコービン。それに、いつキャッシュインするかはストローマンの自由だ。

オーエンズの肩を軽く叩いて去って行くコービン。提案が受け入れられずイラ立つオーエンズ。

ブラウン・ストローマン vs ジンダー・マハル

試合開始直後、オーエンズがリングサイドに侵入してマネー権のアタッシュケースを盗むが、ストローマンにバレる。

場外で追いかけられたストローマンはスニル・シンにアタッシュケースを放り投げてバックステージに逃走。スニルをタックルで吹っ飛ばしたストローマンは、そのままオーエンズを追走。

ジンダー・マハル ○ (カウントアウト) ● ブラウン・ストローマン
※オーエンズを追走したまま戻ってこず。

上司からの横やり

GMアングルのオフィスにコービンが入ってくる。話があるらしいぞ、とスマートフォンをアングルに差し出す。電話の相手はステファニー。

「そんなことをしたらファンは失望するぞ」と電話の主に語ったアングル、しかし最後は何事かを了承。

セス・ロリンズ vs ドリュー・マッキンタイア

セス・ロリンズ ○ (反則) ● ドリュー・マッキンタイア
※ジグラーの乱入。

ストンプを決めて勝利寸前だったロリンズを、マッキンタイアのセコンドについていたドルフ・ジグラーがリングインして襲撃。

なおも追撃しようとするジグラー。しかしロリンズの返り討ちにあう。

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レインズ、排除される

レインズの控室をGMアングルと管理官コービンが訪れる。

さっきステファニーから電話があった、とGMアングル。レスナーが登場する代わりに、お前を会場から出すように、とのことだ。

知るかよ、と苦笑するレインズ。しかしGMアングルの「サマースラムでの試合がなくなってしまうぞ」との言葉に今度は失笑。

あんたの立場は分かるが、こんなことがいつまで続くんだ、とレインズ。あんたは「こっち側」の人間だろ。圧力はあるだろうが、イエスマンじゃねえよな。

コービンの呼んだ警備員が控室に入ってくる。ためらっているアングルを見たレインズ、自ら警備員と共に控室を出て行こうとする。

しかしニヤニヤしているコービンの顔をを見たレインズ、強烈なパンチでコービンの顔面を殴る。コービンは吹っ飛ぶ。

あくまで2対1

試合を終えたロリンズにバックステージでインタビュー。

「勝利したとはいえ、2人の選手が相手では精神的&肉体的に過酷ではないですか?」との問いに頷くロリンズ。確かにキツい、それに腹も立つ。しかし奴らは俺が「あきらめない男」だと理解していない。IC王座を取り戻すまで止めねえぞ。

話している途中でジグラー&マッキンタイアに襲撃されたロリンズはダウン。

ベイリー&サーシャ vs リヴ&サラ

紆余曲折を経てようやく和解(何回目?)したベイリーとサーシャは、お揃いのガウンを着て登場。

ベイリー ○ (フォール) ● リヴ・モーガン
※ベイリー・トゥ・ベリー。

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レスナー、遂にヘイマンを脅す

控室で雑誌を読み続けているレスナー。バタンと荒い音を立ててヘイマンが控室に入ってくる。イラついた表情のレスナー。

聞いてくれ、時間がないんだ、とヘイマン(ステーキは持っていない)。リングでこれだけ言ってくれればいい。「やあマイアミ、さよならマイアミ」。その25分後にステーキハウスで食事をしようじゃないか。レインズは会場から去った。もう問題はないだろう?

ギャラはもらったのか? とレスナー。

もちろんだ、とヘイマン。契約上の義務は果たしたのだからもらっている。いいか、君とは長く契約している関係だが、その前に私はWWEとも契約している。君が出ないと私は解雇される。そうなればもう君のために働けないのだ。だからお願いだ、リングに行ってくれ。私の友人だろ?

ソファーから立ち上がるレスナー。ホッとして表情を緩めるヘイマン。しかし突如、ヘイマンの胸ぐらを捕まえるレスナー。怯えるヘイマン。

はっきりさせよう、とレスナー。あんたは友人ではない。俺の代理人だろ。俺はあんたの指図など受けない。俺に何年寄生してきたんだ。あんたがリングに行って「仕事」をしてくればいいだろ。分かったか?

はい、とヘイマン。

恥も外聞もないヘイマン

GMアングルと管理官コービンがリングに登場。ヘイマンに「レスナーを連れてこい」と呼びかける。連れてこないなら最後のRAW出演になるぞ。

力のない足取りでヘイマンが登場。小声でいつもの口上を述べた後、GMアングルに告げる。レスナーは今夜、リングには出てこない。

もういい、とGMアングル。真の王者ならリングに現れ、全身全霊で闘い、ファンのためにどこだって行くし、奉仕活動だってする。ところがレスナーはどうだ。何もしてない! レスナーは史上最悪のユニバーサル王者だ!

反論するつもりはないよ、とヘイマン。あんたの言うことは正解。レスナーは史上最悪の王者だ。彼を更生させようとした。UFCではなくWWEで模範となって欲しかった。でもレスナーは敬意を欠き、私の言葉に耳を貸さないのだ。

アングルよ、君は首の骨を折りながらも五輪で金メダルを獲得し、RAWのGMにもなった。私はレスナーを君のようにしたかったのだ。しかし彼は聞く耳を持たなかった。問題があるとすればそれは私ではない、レスナーにあるのだ。

ウソばっかりだな、とGMアングル。

どうすればいいんだ! と錯乱するヘイマン。私ではなくレスナーに言ってくれ! 私は君のために今夜ずっと頑張って説得したのだ。しかし彼は気にもかけない。この会場にいる全員に対して敬意を払っていない。でも私は違うぞ。私は君を尊敬している。君とはもっと良い関係を築きたいのだ。

あんたとの契約は終了だ、と言い放つGMアングル。「解雇しないでくれ! 頼む!」と叫びながら足にしがみつくヘイマン。

ここで遂にレスナーが登場。解雇を逃れたヘイマンはニヤリと笑い、アングルから離れて安堵の表情。

リングインしてヘイマンの隣りに立ち、王座ベルトをヘイマンの肩に掛けるレスナー。ヘイマンはニヤニヤ。マイクを手渡されたレスナーはGMアングルに近づく。

「文句はあるのか?」とアングル&コービンに凄んだ直後、アングルを抱えたレスナーはF5を敢行。続いてコービンに向かうレスナー。危険を察知したコービンは場外に退避。喜んで大笑いのヘイマン。

ヘイマンから王座ベルトを手渡されたレスナーは穏やかな表情でアングルを見下ろしていたが、突如ヘイマンの顔を鷲掴みにする。

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「見ろ!」とダウンしているアングルのほうにヘイマンの顔を向けるレスナー。「やめてくれ! 息ができない!」と苦しむヘイマン。

手を離したレスナーは、アゴを押さえて苦しむヘイマンと、ダウンしているアングルに冷たい視線を送ってからリングを去る。

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