SMACKDOWN #988:珍獣エルズワース、GMペイジからクビを通達される
(更新日:2018年8月1日)
狂乱の毒ヘビ、観客を敵視
前回番組でUS王座戦の終盤に乱入し、前王者ジェフ・ハーディーに対して暴行の限りを尽くしたランディ・オートン。この日はリング上でその理由を説明。
襲撃した理由を知りたいか。お前らファンがやらせたんだ。
WWEに入団してから16年間、お前らファンのために肉体を酷使してきた。見回してみろよ、俺が入団した時のメンツは今では誰一人残ってない。俺だけが不動の地位を築いた。
なのに誰も俺には敬意を払わない。お前らは毎月グッズの色を変える奴のほうがいいか。レッスルマニアの時期だけ出て来る奴のほうがいいか。檻やハシゴから飛び降りる奴のほうがいいか。
俺は「レジェンド・キラー」として名を上げたが、今になって誰が本当のレジェンド・キラーなのか分かった。お前ら全員のことだ。お前らの好きにはさせねえぞ。今では俺がレジェンド。お前らの好きなスターを葬ってやる。まず手始めにジェフだ。奴のキャリアを終わらせる。
俺の異名を好きに呼ぶがいい。「食物連鎖の頂点」「毒ヘビ」「レジェンド・キラー」。しかし最もふさわしいのは業界の歴史で最も破壊的な呼び名。アール、ケー、(観客が「オー」というのを無視してマイクを放り捨て退場)。
ルセフ vs アンドラデ・シエン・アルマス
バックステージで口論するラナとセリーナ・ベガ。「アンドラデ・シエン・アルマスのほうがWWE王座の挑戦者にふさわしい」とベガ。「前回PPVでエイダン・イングリッシュがミスさえしなければ私の夫ルセフが王者になってたわ」とラナ。
これを受けてアルマスとルセフのシングル戦が組まれる。
終盤、セコンドについていたラナとセリーナが口論し、激昂したセリーナがビンタ。怒ったラナがセリーナを押し倒して殴っているところにエイダン・イングリッシュが登場。ラナを引き離してなだめるも、後方から突進したセリーナに押されてラナと衝突。
それをリング上で見ていたルセフがエイダンに詰め寄る。
※ハンマーロックDDT。
R・トゥルース vs サモア・ジョー
レッスルマニア以来の試合となったトゥルースは序盤から躍動。しかし長くは続かなかった。
※コキーナ・クラッチ。
GMを小馬鹿にした天罰
前回番組で「WWE王者AJスタイルズへの挑戦者を来週発表する」と予告していたGMペイジ。
リング上に共に登場したペイジとスタイルズ。ペイジがドラムロールを要求して「AJ、サマースラムでのあなたの対戦相手は…」と発表しかけたところで、ジェームズ・エルズワースが登場。
俺はWWE王座を狙ってる、と豪語するエルズワース。俺はAJに3回も勝ってるんだぞ。「3度あることは4度ある」ってよく言うじゃないか。
そんな言葉は聞いたこともねえよ、とスタイルズ。
俺があんたを倒したらみんながそう言うようになるんだ、と笑うエルズワース。俺が出てきてビビってるな?
「私に任せて」とスタイルズを制するペイジ。ジェームズ、何を考えてるの? ふざけないでよ。
ふざけてるのはキミだよ、とエルズワース。キミの話は半分も分からんし、その格好は何なんだよ。幽霊みたいに真っ白だし。はっはっはー。
そのエルズワースにツカツカと近寄るペイジ。あなたにピッタリな言葉を贈るわ。「あんたはクビよ!」
驚いて口をアングリのエルズワースはペイジに許しを乞うが時遅く、自分より屈強そうな体格のセキュリティに抱えられて退場。「ちょっと待ってて」とスタイルズに告げてペイジも後を追う。取り残されたスタイルズはリング上で苦笑。
バックステージでセキュリティに抱えられながら「クビになんて出来ないぞ!」と怒鳴るエルズワース。しかし会場の出口付近で降ろされ、ペイジに尻を蹴飛ばされて追い出される。
「あいつが入ってこないようにして」とセキュリティに命じたペイジはリングへ戻る。しかしリング上ではサモア・ジョーがスタイルズを襲撃。コキーナ・クラッチで締め落とした後、契約書に勝手にサイン。
バックステージを歩くジョーに「何やってんのよ!」とペイジが詰め寄る。予測不能なあなたをAJの対戦相手に決めてたけど、あれは話が違うじゃない。
あれこそあんたの望んでた「予測不能な闘争本能」ってやつだろ、とジョー。あんたの計画は平凡そのものだが、俺の行動は驚異的(フェノメナル)だろ。
ベッキー・リンチ vs カーメラ
ベッキーは勝利すればPPV「サマースラム」でカーメラの持つSD女子王座への挑戦権を獲得できる。一方のカーメラはエルズワースが会場から追い出されたためサポートが得られない状況。
※ディスアーマー。ベッキーは王座挑戦権を獲得。
タッグ・トーナメント1回戦 ニュー・デイ(E&ウッズ) vs サニティ(デイン&ウルフ)
4チームによるタッグ・トーナメントが開催される。優勝チームは「サマースラム」でブラジョン・ブラザーズの持つSDタッグ王座への挑戦権を獲得できる。
出場するのは「ニュー・デイ」「サニティ」「ウーソズ」「ザ・バー」の4チーム。
※合体攻撃。ニュー・デイが決勝に進出。
試合後、ザ・バーの2人(セザーロ&シェイマス)が久々の登場。
戻ってきたぜ。俺たちが恋しかったんだろ? 俺たちはタッグ王座が恋しくてな。来週ウーソズを倒し、決勝も勝利し、サマースラムでも勝って王者になる。
天敵の罠に墜ちる
妻マリース、そして生まれたばかりの娘と共にリアリティ番組「ミズ&ミセス」をスタートさせたミズ。この日はマリースと赤ん坊の娘を連れてリングに登場。
新番組の紹介映像と称してスクリーンに流されたのは、ミズが過去いろんな選手にボコボコにされてる映像ばかり。
映像が終わり、不満そうな表情のミズ&マリース。ここでスクリーンにダニエル・ブライアンが映し出される。
素晴らしいリアリティ番組だね、とブライアン。でもヘンな映像も混じってたね。謝るよ。待て待て、ここで謝るのはおかしい。会場で直接謝罪しよう。
数秒後、ブライアンが入場。だがセキュリティがリングインを阻む。大人しく引き下がろうとしたブライアン、しかしセキュリティに殴りかかって強行突破。
ミズを殴りたくてたまらないブライアンは目を輝かせながらリングイン。赤ん坊を抱えたミズは「待て、待つんだ」と怯えながら後退。
バックステージに帰りなさい! と怒鳴って威嚇するマリース。その隙にミズが赤ん坊(の人形)をブライアンにトス。ビックリしたブライアンが赤ん坊を優しく受け取った直後、ミズの蹴りを喰らい、さらにスカル・クラッシング・フィナーレを浴びて撃沈。
俺からスポットライトを奪うつもりか! とミズ。俺が番組の最後でパーティを開くことが我慢ならなかったか。しかし見ての通り、これは俺が仕掛けた罠だ。この赤ん坊は人形。さっきバックステージで映ったのも俺の娘ではなく赤ちゃんモデルだ。こんな町に俺の天使を連れてくるわけないだろ。俺の娘が見たけりゃ「ミズ&ミセス」を見ろ。