RAW #1319:ストローマンが軍団結成、シールドに逆風が吹き始める
(更新日:2018年9月11日)
オープニングはブラウン・ストローマンがドルフ・ジグラー&ドリュー・マッキンタイアを伴い3人で登場し、前週の裏切り行為について言及。
2週前のRAWで正々堂々とキャッシュインしたのに、王者ロマン・レインズはシールドの同胞、セス・ロリンズ&ディーン・アンブローズに助けてもらったことで敗北を免れた、レインズの友達がいなかったら今頃は俺がユニバーサル王者だ、と主張するストローマンは、ロリンズ&アンブローズの介入を防ぐ意味もあってジグラー&マッキンタイアと組んだことを説明。ファンがどう思おうが関係ないと豪語し、誰も介入できないPPVのセル戦でレインズを破壊すると宣言。
シールドの時代は終わった、とマッキンタイア。俺たち3人がWWE史上最凶の軍団になる、とジグラー。
ここでシールドの3人が観客席から登場。しかし同時に管理官バロン・コービンがステージに登場し、バックステージから全選手を動員して制止を命令。しかし難なく全員を蹴散らしたシールドはリングインしてストローマンたちと乱闘開始。
ストローマンたちはバックステージに戻されるが、シールドの3人は後を追う。バックステージでの混乱を収拾するため管理官コービンは警察に要請してシールドを逮捕させる。手錠をかけられたシールドは護送車に乗せられ会場を去る。
タッグ戦 ニッキー&ブリー vs リヴ&サラ
ベラ姉妹(ニッキー・ベラ&ブリー・ベラ)が久々の実戦復帰。姉妹でのタッグ戦出場は約3年ぶり。対するはライオット・スクワッドのリヴ・モーガン&サラ・ローガン。
試合開始直後、先発のリヴはニッキーに握手を求めるフリをして、ニッキーの元婚約者ジョン・シナの「見えっこねえ」を真似して挑発。
ブランクの影響か、ブリーは試合中にトペを2回失敗して頭から場外に落ちる。
※ラック・アタック2.0。
ノーDQ戦は要求しない純情っぷり
オフィスにて、コミッショナーのステファニーに電話で報告している管理官コービン。「シールドは留置場だし、ベラ姉妹は無事復帰した。RAWはとても順調だ」
そこへフィン・ベイラーが登場し、前週にノーDQ戦へと変更された挙げ句に敗れたコービンとの再戦を要求。「GMは試合を組むなど大忙しだ」と拒否しようとするコービンに対し、「一時的な権限で偉そうに」などと挑発したベイラー。挑発に乗ったコービンは試合を承諾。
アレクサ、生まれ故郷をdisる
アライアスが登場。前回番組でトリッシュ・ストラタスにビンタされたことを根に持ち、「男を殴る女は大嫌いだ」と批判。ついでに会場であるコロンバスを罵倒してから歌い始めようとしたところで、アレクサ・ブリスがミッキー・ジェームズ&アリシア・フォックスを引き連れて登場。
コロンバスは私の生まれ故郷だし、この会場は私の高校卒業式の会場でもあったんだよ、とアレクサ。会場を味方につけた途端に「この町の住民は頭がからっぽ」と罵倒してブーイングも浴びる。
「アライアスは100%正しい」「こんな町、早く出たかったのよ」とコロンバスの罵倒を続けたアレクサは、トリッシュのビンタ事件について言及し、ロンダ・ラウジーとナタリヤも罵倒。そしてアライアスに「さっきの曲を聴かせてよ」とおねだり。
気分良くアライアスが曲の続きを歌おうとしたところでロンダ&ナタリヤが登場。怒るアライアスとアレクサ。
ナタリヤ vs アレクサ・ブリス
※アーム・バー。
フィニッシャーのDDTを決めた後もフォールにいかないアレクサは、ナタリヤのセコンドについていたロンダを見て笑いながら、ロンダのフィニッシャーを真似てアーム・バー。最初は全然効いてなかったのか無反応だったナタリヤ、突然悲鳴をあげてタップ。
ナタリヤの介抱をするためリングインしたロンダにアレクサとアリシアが襲いかかるも、ロンダは返り討ち。
犯行予告
オフィスでスタッフに「俺の高級時計を磨いておけ」と命令している管理官コービンの元へ、ストローマン&ジグラー&マッキンタイアがやって来る。
俺たちに試合を組め、と要求するストローマン。ロリンズ不在でIC王座戦が不可能なので今夜はタッグ王座に挑戦させろ、とジグラー。
今夜はリバイバルがタッグ王座に挑戦するから無理だ、と返答する管理官コービン。
「リバイバルが体調不良などで闘えない状態ならどうするんだ?」とマッキンタイア。そうであれば試合を組み直す、と答えるコービン。
ニヤリと笑ってオフィスを出て行くジグラー&マッキンタイア。残ったストローマンはコービンを睨み、「今後も仕事を続けたいのなら、俺の対戦相手も探せ」と脅す。
即実行
前回RAWのノンタイトル戦でBチーム(カーティス・アクセル&ボー・ダラス)に勝利し、王座挑戦権を獲得したリバイバル(ダッシュ・ワイルダー&スコット・ドーソン)がバックステージでインタビューを受け始めた矢先、ジグラー&マッキンタイアに襲撃される。
RAWタッグ王座戦 Bチーム vs ジグラー&マッキンタイア
突然の挑戦チーム変更に戸惑うBチームの2人。
※クレイモア&ジグザグ。ジグラー組が新王者に。
PPVのためだと正直に言え
ロンダとナタリヤの控室。負け方が気に喰わないナタリヤは「気分が悪い」と不満。
そこへベラ姉妹がやって来る。ナタリヤは「独りにさせて」と出て行く。
ロンダに話しかけるベラ姉妹。「あなたは偉大な王者になれる」「あなたに刺激されて私たちは復帰を決めた」「練習相手が必要なら言ってね」
勝敗予想が転じて復帰要請に
WWE殿堂者「HBK」ことショーン・マイケルズが登場。10月にオーストラリアで開催されるPPV「スーパー・ショーダウン」で対戦するトリプルHとアンダーテイカーの両者を知り尽くしている男として紹介される。
俺もオーストラリアで現地観戦することに決めたぞ、とHBK。今回の最終決戦にはそれだけの価値がある。
勝者予想に関して語り始めるHBK。レジェンドたちが「テイカー勝利」と予想している数の多さに驚き、自身はHHHが勝つと予想。HHHとは20年来の親友だが、これはプロとしての意見だ、として「体力を比較すれば歴然」「HHHは昔と変わっていない」と解説。テイカーは誤解するなよ、と釘を刺す。
ここで突如、会場に鐘の音が鳴り響く。驚くHBKと観客。場内が暗転し、雷鳴の中をアンダーテイカーが出現。
私情が絡んでるな、と切り出すテイカー。俺はお前ともHHHとも激闘を繰り広げ、そして破壊した。お前がHHHの勝利を予想した理由は、俺がお前を引退させたからだ。
「恨んでるからだと言いたいのか」と反論するHBK。この業界は誰もがすぐに前言を撤回する。しかし俺は撤回しない。俺は引退すると約束したからしたまでだ。俺が復帰しないのは、WWE、観客、そしてお前への尊敬の念があるからだ。10年以上も「復帰してほしい」と懇願され、大金を積むとまで言われたが断り続けた。それはお前への敬意があるからだ。
「それは敬意ではなく、恐怖ではないのか?」とテイカー。睨むHBK。
「もしお前が引退を撤回して闘うというのなら、復帰戦の相手は俺しかいない」とテイカー。「思い違いするなよ。もう一度お前を叩き潰すまでだ」と付け加え、「メルボルンではお前の仲間HHHをも叩き潰す」と宣言。
巨獣が怖かったからではない
フィン・ベイラーの控室に管理官コービンがやって来て、「シールドのせいで仕事が増えて大変だ。今夜お前とは対戦できない」と告げる。「そうだろうな」とベイラー。
自分の代わりにベイラーの対戦相手をストローマンに決めた、と付け加えて去るコービン。
フィン・ベイラー vs ブラウン・ストローマン
※パワースラム。
試合後、シールドの真似をしてベイラーにトリプル・パワーボムを仕掛けようとするストローマン&ジグラー&マッキンタイア。
しかし会場にサイレンが轟き、ステージ横に護送車が侵入し、レインズ&ロリンズ&アンブローズのシールドが戻ってくる。
しかしバックステージからヒール勢が大挙駆けつけ、シールドの3人を襲撃。レインズは鉄階段を何度も叩きつけられ、ロリンズはステージ上から護送車に投げられ(窓ガラスが割れる)、アンブローズは長期欠場の原因となった肩を攻撃される。
ボコボコにされてダウンしたシールドの3人を見下ろしながら、リング上で咆哮するストローマンたち。