RAW #1322:ベビーフェイスのナタリヤに春はやって来るのだろうか

(更新日:2018年10月3日)

42歳になったそうです

1台のリムジンが会場の駐車場に到着。臨時GMバロン・コービンが出迎える。

リムジンから出てきたのはコミッショナーのステファニー・マクマホン。「誕生日おめでとう!」と祝福したコービンは歌まで歌ってみせる。

続いて車の中から出てきたトリプルHに気づいて熱唱を止めるコービン。オフィスに案内しようとするコービンを制したステフ、「いいのよ、言いたいことはここで全部言うから」。気まずい雰囲気を察したHHHは去っていく。

前回番組でコービンが臨時GMの立場を利用し、ユニバーサル王座に挑戦した件を指摘するステフ。「番組を統率するのに、あれが名案だとあなたは思ったの?」

「少し強引だったとは思うが、シールドがやりたい放題で…」と釈明するコービン。

「つまりあなたはシールドを統率できてないのね」と切り返すステフ。多少のミスなら許すが言い訳は許さない、と厳しい姿勢を示し、問題を解決したいなら今夜パートナーを2人見つけてシールドと試合をするよう命令。統率できないなら休暇中のGMカート・アングルに休暇を早めに切り上げてもらう、と付け加えて去る。

かつてはアンブローズだけUS王者だった時もあったのに

シールドの3人が登場。ユニバーサル王者ロマン・レインズ、IC王者セス・ロリンズは持参した王座ベルトを掲げるが、無冠のディーン・アンブローズは動かず。

前回番組で利己的に王座挑戦を決めた臨時GMコービンを批判するレインズ。番組冒頭の駐車場でのやり取りを知ったロリンズは「俺たちがどんな問題なのか今すぐ出てきて確かめてみろ」とコービンを呼び出す。

これに応じて登場した臨時GMコービン、ボスのステフが誕生日だと再びコビを売り、選手たちはみんなお前たちが嫌いだと告げ、その代表格としてブラウン・ストローマン&ドルフ・ジグラー&ドリュー・マッキンタイアを呼び出す。

「俺にはシールドの亀裂が見える」とストローマン。1週間後に控えたオーストラリア開催のPPV「スーパー・ショーダウン」ではお前ら2人と俺たち4人との闘いになるぞ(ただしコービンは関係ない)、と予告。

小学3年生レベルの算数も出来ないのか、と笑うロリンズに対し「隣りのアンブローズに聞いてみろ」とストローマン。

「シールドはお前を必要としているが、お前にシールドは必要ない」とジグラーもアンブローズに語りかける。2年前のSMACKDOWNでお前はWWE王者だった。でも今のお前には何もない。他の2人がいいとこ取りをしている。

マッキンタイアも追随。正直に言うが、先週のアンブローズとの一騎打ちで俺は限界まで追い込まれた。勝てたのはラッキーだった。レインズとロリンズはお前を軽んじているぞ。目を覚ませ。

サマースラムではロリンズを助けるために体を張り、翌日はストローマンのキャッシュインを阻止してレインズを助けるために体を張ったのに、お前はパシリの扱いじゃないか、とジグラー。お前らは兄弟同然なんだろ? でもロリンズはお前が欠場してすぐ、ジェイソン・ジョーダンという新しいパートナーを見つけた。ロリンズは欠場中のアンブローズに連絡したのか? 俺たちと組めばお前もIC王者になれるぜ。

怒ったレインズがジグラーの話を制し「今すぐシバいてやる」と挑発。ストローマンたちも乗ってリングに向かおうとしたところで臨時GMコービンが制止。「待て待て、ダメだ。ジグラー&マッキンタイアは今夜タッグ王座戦を闘ってもらう。俺はパートナーと共にシールドと闘う。シールドの再結成など無かったことにしてやるぜ」

【6人タッグ戦】ベラ・ツインズ&ナタリヤ vs ライオット・スクワッド

試合序盤、ブリー・ベラのイエス・キックを顔面に喰らってしまったリヴ・モーガンは動けなくなる(顔面キックは故意ではなく、ブリーが敵陣のルビーを見ながら蹴ったことによるアクシデント)。

直後の6人による合体ブレーンバスターの応酬には加わったものの(その直前には異変を察したレフェリーが止めていた)、投げられて場外に落ちたリヴは明らかに様子がおかしく、ルビー・ライオットとサラ・ローガンが場外でリヴを抱きしめながら何かを呟いてる様子が映される。リヴは以降の試合に参加できず、後に脳しんとうと診断された。

ルビー・ライオット ○ (フォール) ● ナタリヤ
※ライオット・キック。

ナタリヤはRAWに移籍以降ずっとこういう役回り。

なぜ1人きり?

バックステージで1人ボーっと突っ立っているアンブローズ。そこへジグラーがやって来る。胸ぐらを掴んでスゴむアンブローズに対し「待て待て、話を聞いてくれ」となだめるジグラー。「俺の前から消えろ」と脅すアンブローズ。

「お前が9ヶ月も欠場していた間、他の2人はどこで何をやってたんだ?」とジグラー。俺はSMACKDOWNでお前と一緒だった。お前が王者になった姿もこの目で見た(管理人補足:王者になった時はRAWだったけど)。でも奴らには関係ないことなんだ。今夜の試合、お前は何もしなくていい。兄弟を裏切るのはキツい。それは分かる。だから合図をくれるだけでいい。そうすれば俺たちがレインズとロリンズを始末してやる。

サラリとヒドいことを言う

リムジンに乗って会場を去ろうとするHHHとステフの夫妻にインタビュー。アンダーテイカーのことについて質問され、「せっかく今夜は良い気分なのに」と文句を言い始めるステフを制したHHH、「俺が答えよう。何が聞きたいんだ」

先週テイカーはあなたに対して「今や重役で魂はボロボロだ」と発言していましたが、との問いに「スーツ姿を気にしてるなら奴に勝ち目はない」と答えるHHH。

俺たちはスーツを着て会議室で闘うわけじゃない。俺の魂を奪うと言ってたが、そんなものは随分昔に捨てている。誰もが同じことを考えていると思うが、テイカーの終焉は近い。

【RAWタッグ王座戦】ジグラー&マッキンタイア vs ザ・リバイバル

数週間前、Bチームへの挑戦権を獲得していたリバイバルを試合直前に襲撃し、挑戦権を強奪して王者となったジグラー組。リバイバルは正式に復讐の機会をもらう。

ドルフ・ジグラー ○ (フォール) ● ダッシュ・ワイルダー
※クレイモア&ジグザグ。ジグラー組は王座防衛に成功。

「やめる」発言以降も日本放送ではカットされてる

アライアスが登場。しかし「今日の観客は俺の演奏を聴く資格がない」と罵倒し、早々にケビン・オーエンズを呼び込む。

登場したオーエンズはトーク・コーナー「ケビン・オーエンズ・ショー」を開始。アライアスと組んで「スーパー・ショーダウン」で対戦する相手の1人、ジョン・シナに対し「WWE最高のスーパースターで、俺がRAWに初登場した日に潰した男だ」とバカにする。

もう1人のボビー・ラシュリーと1週間前にユニットを結成したリオ・ラッシュについて話を始めるオーエンズとアライアス。リオは前回番組に初登場してラシュリーのセコンドにつき、襲撃しようとしたオーエンズ&アライアスを軽い身のこなしで交わして翻弄した(J SPORTSの日本放送ではカット)。

奴の話をするのも見るのも嫌だ、とアライアス。奴は先週実況席で俺をバカにしやがったとオーエンズ。奴のことをもっと知りたいから、とリオをゲストとして呼び込む。

登場したリオはリングに向かわずステージで話し始める。あんたらは先週の借りを返したいんだろうが俺はバカじゃない。

お前のためにイスを用意したんだぞ、と言って幼児用チャイルドシートを見せるアライアス。またジョークかよ、と爆笑したリオは「ジョークを聞きたがってる男を呼ぼう」と言って地元出身のラシュリーを呼び込む。

ボビー・ラシュリー vs アライアス

終盤、もつれてリング上から転落したラシュリーとアライアス。頭を抱えたリオをオーエンズが襲撃しようとする。今回も軽い身のこなしで逃げまくるリオを追いかけていたオーエンズは場外でダウンしていたラシュリーと激突してしまう。

ボビー・ラシュリー ○ (反則) ● アライアス
※オーエンズの介入。

反則を取られて怒ったオーエンズとアライアスはリオを追い詰め、遂に捕らえる。リオをパワーボムで叩きつけようとしたオーエンズ、しかしラシュリーが寸前のところで救出。

策士、やり返す

試合を終え、バックステージで1人突っ立ちドリンクを飲んでいるマッキンタイア。そこへロリンズが近づく。睨みつけるマッキンタイア。

1つ真実を教えてやろう、とロリンズ。アンブローズの扱いにケチをつけていたが、お前のほうこそ利用されてるんだぜ。ストローマンはお前など屁とも思ってないし、知っての通りジグラーはチームの弱点だから、最初から便乗目的なんだよ。タッグではいつもお前が勝負を決めてるのに、なぜIC王座はジグラーばかりが挑戦できるんだろうな。俺もレインズもアンブローズを利用していない。お前は鏡を見て考えてみるんだな。利用されてるのは誰だ?

ロリンズが去り、入れ替わりで近付いてきたジグラー。マッキンタイアが眉間にシワを寄せて考え込んでいるのに気付き「どうした?」

「1つ気になることがある」と言ってから去るマッキンタイア。

3MBの時ほどバカじゃなかった

控室で1人きりのアンブローズ。そこへマッキンタイアがやって来る。睨みつけたアンブローズ、「今度は何だ」

「落ち着け」となだめるマッキンタイア。1つ質問があるんだ。さっきロリンズがやって来て、俺がお前に告げた真実をそのまま俺にも当てはめていきやがった。2つの理由が考えられる。「シールドに俺を入れて4人にしたい」のか、「俺の話したことが図星だった」のかだ。欠場中に2人からメールは来なかったんだろ? お前の代役を探すのに忙しかったのかもしれんな。

俺の勘違いかもしれんが、ロリンズはお前を裏切って背後から襲撃したことが1度あったな、と最後に告げてから去っていくマッキンタイア。アンブローズは何も言い返さず。

【6人タッグ戦】ザ・シールド vs コービン&???

登場したコービン、「シールドは今日が1年ぶりのユニットとしての試合だが、今日が見納めになるかもしれんな」と不敵に告げ、沢山いた希望者の中からパートナーとして最高の人材に決めた、と言ってからAOP(オーサーズ・オブ・ペイン)を呼び込む。

試合開始直前、ストローマン&ジグラー&マッキンタイアが予告通り登場し、花道にイスを持ち込んで観戦。

アンブローズの妻でもある実況陣の1人、ルネ・ヤングは試合中に質問され、「アンブローズが仲間の不満を口にしたことは一度もない」と証言するも、欠場中にレインズやロリンズからメールや電話が一切なかったのは事実だ、と認める。

ロマン・レインズ ○ (フォール) ● バロン・コービン
※スピアー。

勝利の直前、アンブローズは場外にダイブして敵のカットを防ぎ貢献。

リング上でハグして勝利を喜ぶレインズとロリンズ。しかしアンブローズはなかなか起き上がれず。

気付いたレインズがアンブローズにリングインするよう促すが、アンブローズは無視するかのように花道へと移動して息を整え始める。それを見たストローマンたちは「来い」とアンブローズに手招き。不安そうな表情でリング上から様子を眺めているレインズとロリンズ。

両チームの中間地点で座り込み、何やら物思いにふけったアンブローズ。手招きするストローマンをしばし見つめた後、背を向けてからリングイン。シールドとして3人で拳を合わせる。

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