RAW #1328:逃げ回る臨時GMコービン、巨獣と女性インタビュアーに追われる

(更新日:2018年11月13日)

男女キャプテンの支持率が低い

ステージにRAWの選手たちが集められ、リングサイドには警備員が配置される中、臨時GMバロン・コービンが登場。

「警備員が多いのは俺が重要人物だからだ」と笑顔のコービンは、次回PPV「サバイバー・シリーズ」について言及。「年に一度、RAWとSMACKDOWNの選手同士が激突する大会だ」「新ユニバーサル王者ブロック・レスナーも出場するぞ。SD側の王者、AJスタイルズと対戦するのだ」「RAWが業界一のショーだと証明してやる」

「一方で解決すべき問題もある」とコービン。「SDコミッショナーのシェイン・マクマホンがRAWとドルフ・ジグラーから世界一の称号を盗み取りやがった。この件については来週、RAWコミッショナーのステファニー・マクマホンが見解を述べる予定だ」

「RAWがSDに圧勝すれば、俺は臨時GMから正式なGMに昇格できるはずだ」と公私混同な野望を語ったコービンは、PPVでのブランド対抗戦・男子チームのキャプテンを自分自身が務めると発表。

しかし自分はGMの仕事が多忙なので試合には出られないため、チームの選手を決めたとして、ドルフ・ジグラー、ドリュー・マッキンタイア、ブラウン・ストローマンの3名を選抜メンバーとして発表。

3日前に開催されたPPV「クラウン・ジュエル」で試合前のストローマンを襲撃したコービンは悪びれもせず「ストローマンは俺を恨んでるかもしれんが、権力者に敬意を払えと教えてやっただけだ」と説明。

続いて女子チームについて「メンバーを選抜する優秀なスキルを持ったキャプテンが必要だ」としてアレクサ・ブリスを呼び込む。

リングに登場したアレクサは満面の笑顔。コービンをおだてた後、「試合には出ず、マネージャーとして専念するけど、女子のみんなは私を見習いなさいよ。5度の王者なんだからさ」と上から目線。「あなた達の試合を評価するわ。勝つためなら何でもするってところを私に見せなさい。B級ショーのSDに負けるなんてあり得ないわよ」

PPVの再戦として女子6人タッグを発表したアレクサ、「一度これが言いたかったのよね」と微笑んでから「試合は今すぐよ!」と決めゼリフを言おうとしたのに、GMカート・アングル(現在GM職を休暇中)が登場して邪魔をする。

いつものスーツ姿ではなく試合コスチュームを着て登場したアングルは「ワールドカップ・トーナメントに出場したことで闘志に火がついたぞ」と気合い十分。「去年サバイバー・シリーズで勝利したチームRAWは俺がキャプテンだった。だから今年も闘いたい」

「それは去年の話だろ」と臨時GMコービン。「今年は俺がキャプテンだ。あんたは永久に休暇を取ってろ」

「物事はリングで決めるんだ」とアングル。「俺とお前が試合をして、勝者がキャプテンというのはどうだ。本当のリーダーなら全員にチャンスを与えるはずだろ。お前はRAWの面汚しだ」

最初は相手にしてなかったコービンも「面汚し」と挑発されて怒り、試合を受諾。「これは俺のショーだ! アレクサが話の途中だっただろ!」

「邪魔されたけど、改めて言わせてもらうわ」とアレクサ、「女子選手、あんた達の試合は今…」と再び決めゼリフを言いかけたところで今度はブラウン・ストローマンが登場して邪魔をする。アレクサ怒る。

早足でリングへと向かうストローマンは、阻止しようとした警備員たちをボコボコにしてからリングイン。コービンは大慌てでバックステージに逃走。

コービンを追いかけてステージへと走ったストローマンはヒール勢に捕まり集中攻撃を浴びるも、ベビーフェイス勢が仲裁に入ったところで1人だけ抜け出し、コービンの後を追う。

【6人タッグ戦】ベイリー&サーシャ&ナタリヤ vs ライオット・スクワッド

ナタリヤは父親の故ジム・ナイドハートが試合で愛用していたサングラスをかけて登場。

終盤、ナタリヤがサラ・ローガンをシャープ・シューターに捕らえる。場外にいたルビー・ライオットはカットに行かず、ナタリヤが着用した父ナイドハートのサングラスを持ち、ナタリヤに見せつけてから破壊。

悲しみのナタリヤは技を解いてしまい、試合そっちのけで場外に下り、サングラスを拾い上げて号泣。一方のライオット・スクワッドの3人はニヤニヤしながら試合放棄。

ナタリヤ △ (両者カウントアウト) △ サラ・ローガン
※サングラス壊されて号泣&試合放棄。

観客は(真面目に試合をしない女子選手たちに)ブーイング。

断ってもええんやで?

セス・ロリンズが登場。腰にはIC王座のベルトを、肩には2本のRAWタッグ王座ベルトを持っている。

「本当はトロフィーも持ってきたかったが、ワールドカップ・トーナメントは残念な結果になってしまった」とロリンズは臨時GMコービンを猛烈批判。「奴は最悪。よりによってレスナーの王座戴冠をサポートした。あの王座はロマン・レインズが必死に闘って勝ち取ったものだ。コービンの行為は、今も病気と闘っているレインズに対する侮辱だ」

「この王座だが」とタッグ王座について語り始めるロリンズ。「さすがに1人で2つは守れない」

ここでコービンがスクリーンに映る。ストローマンの襲撃に怯え、入口のドアをスタッフに封鎖させている後ろでカメラに向かうコービンは「俺はお前の考えに同意しない。今夜ここでタッグ王座戦を闘え」と命令し、対戦相手としてAOPの2人(エイカム&レーザー)を呼び込む。

【RAWタッグ王座戦(2対1ハンディ戦)】セス・ロリンズ vs オーサーズ・オブ・ペイン

エイカム ○ (フォール) ● セス・ロリンズ
※合体パワーボム。AOPが新王者に。

試合後、私服姿のディーン・アンブローズが登場。

ダウンしているロリンズの横でマイクを持ち、「俺がなぜあんな事をしたか知りたいか?」とだけ語る。

「なぜだ」と悲しげな表情でアンブローズに問うロリンズ。しかしアンブローズはロリンズにダーティ・ディーズを炸裂させ、何も説明せずに退場。

チャーリー、大暴走

籠城するコービンが、チャーリー・カルーソからのインタビューを受ける。

「ストローマンから逃げ回ってるようですが、そんなに仕返しが怖いですか?」とヒドい質問に対し、「逃げてもないし怖くもない」と強がるコービン。「ストローマンは暴れたいだけだろ。そんなのは許されん」

「逃げてないのなら、なぜこんな倉庫の中に仮設スタジオを?」との質問に天を仰いだコービン。「チャーリー、俺の居場所をバラしたな?

数秒後、「コービン!!」という怒鳴り声と共にストローマン出現。コービンはダッシュで逃亡。

チャーリー、黄金仮面を忘れる

チャーリー・カルーソ、今度はバックステージでカート・アングルにインタビュー。

「男子チーム・キャプテンの座をかけてコービンと対戦する予定ですが、RAWでは12年ぶりとなる試合です。不安はありますか?」と、今度は黄金仮面の件をなかったことにしているチャーリー。

「コービンの弱点も倒し方も知ってる」とアングル。「俺は闘志に火がついた。サバイバー・シリーズにはキャプテンとして出場する」

強気の先輩面

RAW女子王者ロンダ・ラウジーが登場。PPV「サバイバー・シリーズ」で対戦するSMACKDOWN女子王者のベッキー・リンチに対して宣戦布告。

「ベッキーは私の腕をもぎ取ると言ってたけど、カワイイとこあるじゃない。エボリューションでの彼女のファイトは素晴らしかった。でも私を決して怒らせてはいけない」

「あんたは高校生の頃、目覚し時計で起きてただろ。私はいつも母に腕を極められて起きてた。あんたが大学生の時、私はオリンピックの準備をしてた。あんたがキャビン・アテンダントをしてた時、私はMMAの絶対王者として君臨してた」

「でもあんたは変わった。最近の新生ベッキー、その態度も私は気に入ってる。でも態度で私は倒せない。私は生まれながらの破壊者。何年も腕を磨いてきた。史上最高のアスリートを目指してきた。サバイバー・シリーズで、あんたの持てる全てを見せてくれ。私は全力で立ち向かう」

「あんたはSDのエースらしいね。私は人類最凶のクソ女さ!」

吠えるだけ吠えて退場しようとするロンダの前にナイア・ジャックスが登場。PPV「エボリューション」のバトルロイヤルで優勝し、王座挑戦権を獲得したナイアは笑顔でリングイン。

「熱くなってるね! ロンダ、あんた最高だよ。サバイバー・シリーズは個人としてだけでなくブランドを背負って闘う。あんたは期待を裏切らない。ベッキーをタップさせた後は私が待ってるわよ、チャンプ」

ナイア・ジャックス vs エンバー・ムーン

ナイア・ジャックス ○ (フォール) ● エンバー・ムーン
※サモアン・ドロップ。

試合後、タミーナが登場。ナイアと睨み合った後、ダウンしているエンバーを抱えてサモアン・ドロップを見せつける。

友人でもあるエンバーを目の前で襲撃されたナイアは動揺するが、しかしタミーナに「押さえろ」と命令してからエンバーを襲撃。ハグを交わして共闘を示すナイアとタミーナ。

チャーリーの恐るべき追跡能力

駐車場で車に乗り込み逃亡しようとするコービンに、しつこいチャーリー・カルーソがインタビュー。

「ストローマンとの問題は解決していないどころか更に悪化すると思われますが」との質問に「俺につきまとうな!」と怒るコービン。「お前が来るとストローマンも来るだろ。アングルには急用で闘えなくなったと伝えておけ。俺の代役はマッキンタイアだ」

車に乗り込んだコービン。直後にストローマンが現れ、「コービン!」と雄叫びをあげながら車に向かって猛ダッシュ。しかし車は走り去っていく。

フィン・ベイラー vs ボビー・ラシュリー

3週連続で同じカード。

ボビー・ラシュリー ○ (フォール) ● フィン・ベイラー
※ドミネーター。

試合後、次の試合を控えたドリュー・マッキンタイアが早めに入場し、リング上のラシュリーを睨みつけて「文句があるなら言ってみろ!」と大先輩に凄む。威圧されたラシュリーはセコンドのリオ・ラッシュに「やめろ、帰るぞ」と促されて退場。

ダウンしていたベイラーを起こしてあげる優しさを見せるマッキンタイア(この日の会場はイギリスのマンチェスターで、2人は共に欧州出身)。感謝を表したベイラーに対し、マッキンタイアはクレイモアを浴びせて返答。

カート・アングル vs ドリュー・マッキンタイア

後からリングインしたアングルはゴング前に意表をつく奇襲。

終盤、必殺クレイモアを決めた後もフォールに行かずアングルを見つめるマッキンタイアは、自ら足を差し出して「(アンクル・ロックを)かけてみろ!」「これが伝説の男の姿か!」と挑発。

挑発に乗って何度もアンクル・ロックを仕掛けようとするアングル。しかしマッキンタイアはことごとく防御。

屈辱のアングルに対し言葉を浴びせるマッキンタイア。「この腰抜けめ、あんたは自分にも家族にも恥をかかせてる。あんたはもう終わり。俺の相手ではない!」

怒りで顔を紅潮させたアングルは遂にアンクル・ロックを極める。痛みでタップ寸前まで追い込まれたマッキンタイア、しかし蹴り飛ばして脱出に成功。さらに相手の得意技であるアングル・スラムとアンクル・ロックでお返し。

ドリュー・マッキンタイア ○ (タップ) ● カート・アングル
※アンクル・ロック。

アングルを見下ろしてニヤニヤするマッキンタイア。自分の技でタップ負けしたアングルは茫然自失。

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