RAW #1334:四人の権力者がリング上で初の揃い踏み、コービン正式に失職
(更新日:2018年12月25日)
視聴率急落を受けての危機感なのか
WWE会長、ビンス・マクマホンが登場。「25年以上も続いているRAWだが、幾ら先見の明を持っているとはいえ、私一人の力だけでこの成功はなかった」と語り、ステファニー・マクマホン、トリプルH、そしてシェイン・マクマホンと親族を次々に呼び込む。
「最近の私たちは観客の声を聞かず、現場に任せっきりだった」と反省の弁を述べるステフ。
「これからは、この4人で本来のRAWを取り戻すぞ」とHHH。
「SMACKDOWNも同様だ。この4人には最高の番組を作る責任がある」とシェイン。
「皆には望んでいるものを与えたい」とHHH。「近い将来、新しいスターや斬新な試合を用意する。ファンのみんなが権力者となるのだ」
「皆が望むものを我々が与え続ける限り、WWEは存在し続けるのだ」とビンスが綺麗にまとめたところで、RAWの臨時GM職を解かれたばかりのバロン・コービンが登場。
「RAWの再出発に俺ほど張り切ってる者はいません」とビンスに媚びを売るコービン。「マクマホン一家がRAWを仕切るようになったのはとても嬉しいが、公正さを忘れていないか。昨日の俺の試合(=ストローマンと仲間たちに襲撃されて敗北し、常勤GM昇進ならず)は不公平だ。これについて話をさせて欲しい」
場内から巨大なブーイング。「このままでは話が出来んな」と茶化すHHH。
「昨日の試合にストローマンは出場できなかったはずだ。なのに仲間たちが来た。これがフェアと言えるのか」と抗議するコービン。場内から「イエース!」の大合唱。
ブーイングが鳴り止まず話が進まないコービンにHHHが助け舟。「昨日の試合は仕組まれた茶番だから、自分が常勤GMになれるよう取り計らってくれ、そう言いたいのか?」
「そのとおりだ!」とコービン。「昨日の試合はインチキ。裁定を取り消して俺を常勤GMにしてくれ。俺はマクマホン一家の力になれるんだ」
リング上で短く協議し、次々にコービンの言い分を却下するマクマホン一家。
「なぜだ!」と叫ぶコービン。「まあ落ち着け」となだめるビンス。「解決策があるかもしれんぞ」と再び4人で協議。
協議の結果を発表するHHH。「天才ビンスが良い案を出してくれた。チャンスをやろう。今から行う試合にお前が勝てば、RAWの常勤GMにしてやろう。ただ勝てばいいだけだ」
喜ぶコービン。しかし対戦相手として登場した(本来のGM)カート・アングルが登場し、呆然。
カート・アングル vs バロン・コービン
特別レフェリーとしてステフから指定されたのは、コービンによりレフェリーに転職させられたヒース・スレイター。
試合途中、コービン優勢となったところでHHHが再登場。「申し訳ない。ブーイングがあまりにスゴかったので混乱し、言うのを忘れてた。この試合はハンディ戦だ」
前夜にもコービンを襲ったボビー・ルード、チャド・ゲイブル、アポロ・クルーズが登場。4人で集中攻撃をする中、レフェリーのスレイターは見ないフリしてロープのチェック。
ここで今度はシェイン・マクマホンが再登場。「会場の熱気がすごいな。そのせいでもう1ついい忘れてた。この試合はノーDQ戦だ」
反則なしのルールになった途端、コービンを蹴り始めるレフェリーのスレイター。
※アングル・スラム。コービンは常勤GM就任ならず。
新王者、情緒不安定
新IC王者ディーン・アンブローズが登場。いつものように観客を罵倒した後、前日のセス・ロリンズとの試合について「ロリンズはコントロールを失って敗れた。俺が言ってた通りだ」と語る。
しかしロリンズにチャンスをやるとして、リングに出てこいと呼びかける。しかしロリンズは現れず。
業を煮やしたアンブローズはIC王座のオープン・チャレンジを宣言し、ロリンズ以外の挑戦者を募る。登場したのはタイラー・ブリーズ。
【IC王座戦】ディーン・アンブローズ vs タイラー・ブリーズ
※ダーティ・ディーズ。アンブローズは王座防衛に成功。
試合後、マイクを持ったアンブローズは興奮しながら「ロリンズは今日ここに来る度胸もなかった!」と叫びまくるが、背後からロリンズに襲撃される。
すべて悪いのはロリンズだそうです
バックステージでロリンズがチャーリー・カルーソのインタビューを受ける。
「昨夜は最悪だった。全てが悪い方向に進み、王座を奪われた」
「何よりも観客の野次が胸に刺さった。退屈させたのは俺の責任。この仕事に全てを捧げてきた。道を踏み外してでも復活する。まずはアンブローズだ」
そこへバロン・コービンが現れる。
「俺が良いGMになると誰もが思っていたのに、お前はケチをつけた」と愚痴り始めるコービン。失笑するロリンズ。
「ストローマンとの試合で選手たちが寝返ったのも、マクマホン一家が復権したのも、全てお前の責任だ。俺が万全だったらお前から王座を奪ってたよ。ああ失礼、王者はアンブローズだったか」
笑顔で聞いてたロリンズ、突然コービンの顔を殴る。
そこまで言っちゃって大丈夫?
前夜にRAW女子王座を防衛したロンダ・ラウジーが登場。(この日もベッキーファンからのブーイングが飛びまくる)
「昨夜のことは言い訳しない(=SD女子王座戦に乱入してベッキー&シャーロットの邪魔をした)。真の王者のあり方を示したいだけ」とロンダ。
「真の王者はベルトや勝敗やレフェリーの判断ではない。真の王者とは人間の限界に到達した存在。あらゆる面で最高の存在。いつでも挑戦を受けてやる」
ロンダはオープン・チャレンジを宣言。バックステージでは挑戦すべくスタッフに訴えかける女子選手の群れ。混乱する現場をステファニー・マクマホンが一喝。全員をステージに連れて行く。
「ねえロンダ、ここにいる全員があなたとの対戦を望んでるわ」とステフ。「もう私は贔屓(ひいき)しないことにしたから、全員にチャンスを与える。今から8人によるガントレット・マッチをして、最後の勝者を来週あなたに挑戦させる」
挑戦者決定ガントレット・マッチ
※丸め込み。
※ベイリー・トゥ・ベリー。
※DDT。
※エクリプス。
※丸め込み。
※丸め込み。
※シャープ・シューター。ナタリヤが王座挑戦権を獲得。