PPV TLC 2018 試合結果
(更新日:2018年12月20日)
会場:アメリカ、カリフォルニア州サンノゼ、SAPセンター
【ラダー・マッチ】アライアス vs ボビー・ラシュリー
【ミックスドマッチ・チャレンジ決勝戦】R・トゥルース&カーメラ vs ジンダー・マハル&アリシア・フォックス
勝利したチームは次回PPV「ロイヤルランブル」のランブル戦で30番目出場のシード権を獲得できる。
試合序盤、アリシアとマハルを場外に落としたトゥルース&カーメラは恒例のダンス・ブレイク。しかし釣られてシン・ブラザーズがリングインしてきて勝手に踊り出す。最初は付き合ってあげたトゥルース、しかし2人を場外に投げ落として成敗。
※コード・オブ・サイレンス。トゥルース&カーメラが優勝。
優勝した2人にリング上でインタビュー。ランブル戦のシード権と、副賞のバケーションを獲得してカーメラは悲鳴をあげながら大喜び。
「副賞のバケーション、どこに旅行するのか発表してください」と問われ、バルセロナ、パリ、リオデジャネイロなど候補地を並べてカーメラを興奮させた後、トゥルースが遂に発表。
「俺たちが行くのは、コネティカット州スタンフォードのWWE本社だよー!」
カーメラ、表情が凍る。
【SDタッグ王座戦トリプルスレットマッチ】ザ・バー vs ウーソズ vs ニュー・デイ
※ブローグ・キック。ザ・バーは王座防衛に成功。
【TLCマッチ】ブラウン・ストローマン vs バロン・コービン
ストローマンは勝利すれば次回PPV「ロイヤルランブル」でブロック・レスナーの持つユニバーサル王座に挑戦できる。
一方のコービンは勝利すれば臨時GMから恒久GMに昇進。ただし負ければ臨時GMをクビになるというルール。
レフェリーは2週前のRAWで盟友ライノとの試合に勝利したものの、臨時GMコービンからレフェリー転向を強要されたヒース・スレイターが務める。その試合で敗れたライノはコービンによりRAWを解雇された(日本の「J SPORTS」では未放送)。
リングに登場したコービンは「ストローマンは来ない」と読み、レフェリーのスレイターにカウントを数えさせ、カウントアウト勝ちによる昇進を狙う。
しかしカウント7でストローマン登場。手術したばかりの右腕をギブスで固定したストローマンはマイクで語る。「お前、何か忘れてねえか? TLCマッチは反則OKだよな。つまり、俺のことを助けたい誰かが乱入してもいいわけだ。お前を嫌う奴は幾らでもいる」
リングサイドにアポロ・クルーズ、ボビー・ルード、チャド・ゲイブルがイスを持って登場。思わず後退してリングを下りようとするコービン。しかしイスを持ったフィン・ベイラーがリング下で待ち構え、ニヤリ。
困ったコービンはレフェリーのスレイターに何やら指示。しかし無視したスレイターはレフェリーのシャツを脱ぎ、コービンの顔に投げつけてから顔面パンチ1発。
これを合図にイスを持った選手たちがリングインしてコービンを囲み、全員でブッ叩く。
やってられない、とばかりに退場しようとするコービン。しかし今度はステージにGMカート・アングルが登場し、イスでコービンを滅多打ち。
慌ててリング内に逃げ込んだコービンは選手たちから集中攻撃を浴びる。アングル・スラムやクー・デ・グラを続けて浴びたコービンは失神。それを見たスレイターはご機嫌な表情でレフェリーのシャツを再び着る。
※何もせず。ストローマンは王座挑戦権を獲得。
敗れたコービンは臨時GMの職を失う。
【テーブル・マッチ】ナタリヤ vs ルビー・ライオット
父親の故ジム・ナイドハートが愛用していたサングラスをルビーが破壊したことで抗争開始した両者。今回もライオット・スクワッドはジム・ナイドハートの絵を描いたテーブルをリングサイドに持参して心理戦を展開。
対するナタリヤもルビーの似顔絵入りテーブルをリング下から持ち出してニヤリ。さらに父ナイドハートのコスチュームを着て勇気をもらう。
※コーナー最上段からのパワーボム。
フィン・ベイラー vs ドリュー・マッキンタイア
終盤、ドルフ・ジグラーが乱入し、レフェリーの死角でスーパーキック。続いてイス攻撃を狙うが、マッキンタイアに迎撃される。
イスを奪ったマッキンタイアはジグラーをリングに入れてイス攻撃の構え。しかし反則となるためレフェリーが制止。その隙をついてベイラーがドロップキックを浴びせて吹っ飛ばす。
※クー・デ・グラ。
試合後、ベイラーのインタビュー中にジグラーが登場。「俺のおかげで勝てたんだ」と言うジグラーをベイラーが「お前は関係ない」と否定し、両者殴り合いの乱闘発生。
これを受け、翌日のRAWにて2人のシングル戦が組まれる。
【チェアー・マッチ】レイ・ミステリオ vs ランディ・オートン
※丸め込み。
【RAW女子王座戦】ロンダ・ラウジー vs ナイア・ジャックス
これまでPPVになると怨霊のようなメイクで試合をしていたロンダ、ようやく馬鹿げてると(団体側が)気付いたか、この日はノーマルなメイクで登場。
ベッキー・リンチの顔面を破壊したパンチにこだわる序盤のナイア。しかしロンダは「パンチならこっちが上」とばかりにナイアのパンチをかわし続け、自身のジャブを次々と当てていく。
中盤は怪力殺法に切り替えたナイアと、多彩な関節技で応酬するロンダの攻防。ロンダはコーナー最上段から場外へのボディーアタックを初公開。
終盤、ロンダがアームバーを狙ったところでタミーナが介入。隙をついて逆転したナイアが遂にパンチを決めようとするも、飛びつき式逆十字でロンダは再逆転。捕らえたナイアの拳にキスをしてフィニッシュ。
※アームバー。ロンダは王座防衛に成功。
痛めた腕を押さえてバックステージに退がったナイアにチャーリー・カルーソがインタビューを試みるも、ナイアは拒否。
控室へと向かうナイアの行き先に待ち構えていたのはベッキー・リンチ。「顔面パンチのことは覚えてるか?」とナイアを睨んで語りかけ、怯んだナイアに蹴りと顔面パンチを放って威風堂々と去っていくベッキーに観客は大喜び。
【WWE王座戦】ダニエル・ブライアン vs AJスタイルズ
※丸め込み返し。ブライアンは王座防衛に成功。
【IC王座戦】セス・ロリンズ vs ディーン・アンブローズ
※ダーティ・ディーズ。アンブローズが新王者に。
終盤、怒濤のラッシュでアンブローズを攻め立てるロリンズ。フラフラのアンブローズに罵声を浴びせ続けた後、トドメを狙う。しかしロリンズの腹を蹴り上げたアンブローズは電光石火のフィニッシャー1発で逆転。
【SD女子王座戦・トリプルスレットTLCマッチ】ベッキー・リンチ vs シャーロット・フレアー vs アスカ
テーブル、ラダー、チェアを利用した凶器攻撃OK。天井から吊るされた王座ベルトを獲得した者が勝利するルール。
中盤、アスカとシャーロットを実況席に寝かせたベッキーは、コーナー最上段から実況席めがけてダイビング・レッグドロップの大技。アスカは寸前でテーブルから逃れ、ベッキーは足からでなくお尻からシャーロットの腹部に落下。全体重が乗ってしまったシャーロットは悶絶。
その後、場外での竹刀攻撃合戦は5日前のSMACKDOWNと同じくアスカが優勢。竹刀を掲げてアピールするアスカ。しかし全速力でダッシュしたシャーロットがアスカにスピアーを直撃させ、2人は防護壁に激突&破壊。アスカは戦線離脱。
終盤、ベッキーとシャーロットがラダー上、ベルトのすぐ下で殴り合うところにRAWのロンダ・ラウジーが登場。2人が乗るラダーを押して妨害し、退場。場内は大ブーイング。
場外に落ちてダウンするベッキーとシャーロット。ここでダウンしていたアスカが復活し、一人でラダーを登る。
※アスカが新王者に。
アスカ「ベッキーもシャーロットも自分がエースだと言ってた。でも今は私がエースだ!」