RAW #1337:燃えるセス・ロリンズ、新年早々テーブルに沈められる
(更新日:2019年1月15日)
新年明けまして乱闘
バックステージで殴り合うセス・ロリンズとボビー・ラシュリー。制止しようとする他の選手たちと共にステージへと雪崩れ込む。
騒動が収まってすぐ、ジョン・シナが登場。
「レッスルマニアへの道は始まっている。だからロリンズも必死で闘ってるんだ」とシナ。「彼も俺も知っている。レッスルマニアは飛躍するか取り残されるか。俺も今年は取り残されたくない。だから狙っていくぜ。ランブル戦への出場を正式に宣言する」
ここでドリュー・マッキンタイアが登場。「あんたの交際歴やマヌケな髪型には興味がない。あんたの16度の王者歴、レッスルマニアへのメイン出場数、そしてビンス会長から『史上屈指の大物スター』と呼ばれてることには関心がある。あんたは史上最も偉大なスターだと俺も認める」
「何が言いたいんだ」とシナ。
「俺は偉大な連中を葬ってきた」とマッキンタイア。「シールドは俺が崩壊させた。ドルフ・ジグラーは俺が破壊した。カート・アングルは俺と対戦して屈辱で泣いたのだ。今のWWEで最も危険な俺が、今ここであんたを叩きのめしてやる」
「今夜はみんなの声援を聞いて良い気分だったが全部ぶち壊された」とシナ。「お前が今言った言葉を俺は全ての選手たちから毎週聞いてたよ。もっと気の利いた言葉を考えろ。お前は他の奴らとどこが違うのだ」
「あんたの後を継ぐ、とでも言えばいいか? 単純に言ってやる。実力行使だ」と言ってからガウンを脱ぐマッキンタイア。シナもTシャツを脱いで臨戦態勢。
ここでリオ・ラッシュが登場。隣りにはボビー・ラシュリーもいる。「ロリンズはアンブローズと再戦できないからラシュリーを逆恨みしてるんだ。弁護士を呼んで訴えてやる。ロリンズが罰を受けるまでRAWは中断させるぞ」
リオが叫んでる後方からダッシュしてきたロリンズ、再びラシュリーを襲撃して乱闘再開。そこへディーン・アンブローズも登場してロリンズを殴り始める。シナがロリンズを救出しに行くが、人数の多いヒール勢に捕まる。
そこへフィン・ベイラーが登場し、因縁のマッキンタイアに襲いかかる。
【6人タッグ戦】シナ&ロリンズ&ベイラー vs マッキンタイア&アンブローズ&ラシュリー
※ストンプ。
試合後、勝利を喜ぶロリンズたち。しかしスクリーンにはバックステージで女子スターたちと談笑しているトリプルHの姿が映る。それを見たロリンズはムッとした表情でバックステージへ直行。
HHHの持っていたコーヒーを手で叩き落としたロリンズは、HHHを睨みながら「今夜、アンブローズのIC王座に挑戦させろ」と凄む。
「いいだろう」とHHHは承諾。「今夜、ここでタイトル戦。ルールはエニウェア・フォール戦だ」
武者震いしながら不敵に微笑むロリンズの胸板を叩き、「おかえり」と言って微笑むHHH。
追悼:ジーン・オカーランド
AWA、WCW、そしてWWEでリングアナウンサーやインタビュアー、番組ホストとして活躍し、2006年にWWE殿堂入りを果たしたミーン・ジーン・オカーランドが1月初旬に死去。
追悼の10カウントゴングが鳴らされた後、オカーランドの親友でもあったハルク・ホーガンが久々のRAW登場。
「言わせてくれブラザー!」といつものように始めたあと、「今夜は素のキャラクターで喋りたい。ミーン・ジーンもそれを望むだろう」とサングラスを外すホーガン。
「ミーン・ジーンはWWEファンを楽しませることが大好きだった。彼の素晴らしい映像を見てくれ」
オカーランドの追悼映像が流される。
「WWEファン、WWEスター、そして視聴者に代わって言わせてもらう」とホーガン。「ミーン・ジーン、愛してるよブラザー。俺はミーン・ジーンのいないリングに立ってるが、彼はいつも心の中にいる。愛してる。寂しいよ」
目を真っ赤にするホーガン。観客からは「ありがとうミーン・ジーン」のチャント。
再びサングラスをかけたホーガン、「ハルカマニア流にもう1回やるか?」(観客、とても薄い反応)
構わず始めるホーガン。「聞いてくれミーン・ジーン! お前が何をしてるか知ってるぜ。天使が歌う白い雲の上にいるのさ。タッグ戦をするつもりなんだろ? 『マッチョマン』ランディ・サベージとアルティメット・ウォリアーが組んで、ロディ・パイパー&ミスター・パーフェクトと闘う。特別レフェリーはアンドレ・ザ・ジャイアント。お前の友人ゴリラ・モンスーンとボビー・ヒーナンがケンカしてるのを仲裁してるんだろ。天国の門あたりでトレーニングに励んでるんだろうが、女性にモテようなんて思うなよ。選択肢はファビュラス・ムーラかメイ・ヤングだけだ」
「ミーン・ジーン、最後に1つだけ聞きたいことがある」とホーガン。「イカれた奴らはみんな天国に行った。ミーン・ジーンマニアが暴走してしまったらどうするんだ、ブラザー!」
【RAWタッグ王座戦(ランバージャック・マッチ)】ルード&ゲイブル vs ザ・リバイバル
2週間前のRAWで行われたタイトル戦はルード&ゲイブル組が勝利して王座防衛したものの、フォール負けしたスコット・ドーソンに対戦権がなかったことが映像リプレイで判明したため、リマッチが組まれた。リングサイドにはランバージャックとしてタッグ部門の選手たちがリングをグルリと囲む。
※丸め込み。ルード&ゲイブルは王座防衛に成功。
3カウント時、ドーソンの足がカメラの真ん前でロープに触れており、2回連続の誤審という結果に。
アライアス vs バロン・コービン
※エンド・オブ・デイズ。
セリフが飛んだ?
ブラウン・ストローマンがリングに登場。腕の負傷が癒えたのか、ギブスを装着していないストローマンはマイクを受け取って何かを喋ろうとしたものの、思い直してマイクを返却し、咆哮して臨戦態勢。
ここでブロック・レスナーとポール・ヘイマンがステージではなくスクリーンに登場。
「PPVでタイトル戦を闘いたいのなら今夜の対面は中止したほうがいいぞ」とヘイマン。「WWEがこの試合にかけている莫大な広告費が無駄になってしまう。忠告は聞き入れたまえ。礼は不要だ」
カメラ目線でニヤけるレスナー。ここでストローマンがマイクを持つ。「俺はリングで待っている。俺をぶちのめしに来いよ」
セリフが詰まってしまうストローマンのスピーチを失笑しながら聴いているレスナーとヘイマン。
「俺とリングで対面するのが怖い臆病者か。PPVでお前はぶちのめされることをみんな知ってるぞ」とストローマン。
それまで笑いながら聞いていたレスナー、「試してみるか」とスンナリ挑発に乗る。「帰るんだろ?」というヘイマンの制止も聞かず、リングに向かう。ノシノシとゆっくり歩きながらリングサイドを1周し、リング上のストローマンを少し見てから背を向け退場しようとするレスナー。「こっちを向け!」とストローマンは怒鳴る。
ステージ上で待ち構えていたヘイマンからベルトを受け取ったレスナーは余裕の笑み。
【男女混合タッグ戦】アポロ&エンバー vs マハル&アリシア
※エクリプス。
毒があったのはゲスト登場まで
アレクサ・ブリスが進行役を務めるトークショー「ブリスの時間」、第1回のゲストはロンダ・ラウジー。登場したロンダに対し友好的に握手の手を差し出すアレクサ。しかしロンダは無視。
「昨年の感想と、今後の目標を聞かせてくれる?」とアレクサ。
「昨年は本当に素晴らしい年だった」とロンダ。「でも女子王者としては過去より未来を見たい。王者と認められるために限界に挑みたい」
「一人の女子スターに刺激されて女子部門は発展した」と話題を変えるロンダ。「シャーロットよりも身体能力が高く、ベッキーよりも根性があり、私よりも仕事を愛してる。本物のシンデレラであり、女性版ロッキーでもある。RAWの陰の立役者。その人の名は、サーシャ・バンクス」
「はあ?」とアレクサ。「私のことを言ってるのかと思って聞いてたのに」
ここでナイア・ジャックスがダミ声を出しながら登場。「ずいぶんロマンチックだわね。サーシャをデートに誘いたいの? 私のことを忘れてないかい? TLCでは不覚を取ったけど、もうそれは昨年の話。私との再戦はいつやるの?」
続いてサーシャ・バンクスが登場。「ロンダ、とても光栄だわ。ありがとう。あなたとのタイトル戦が楽しみだ、ってことを言いにきたの」
「ねえねえ、私に顔を粉砕されたいの? 順番を守りなよ」とサーシャに絡むナイア。
サーシャも応戦。「リングで決着をつけましょ。勝者がロンダに挑戦するっていうのはどう?」
サーシャ・バンクス vs ナイア・ジャックス
※バンク・ステートメント。サーシャは挑戦権を獲得。
【IC王座戦(エニウェア・フォール戦)】ディーン・アンブローズ vs セス・ロリンズ
※ラシュリーの介入。アンブローズは王座防衛に成功。