RAW #1339:ドクターストップだったアレクサ、ランブル戦で試合復帰決定

(更新日:2019年1月30日)

レスナー、余裕しゃくしゃく

ユニバーサル王者ブロック・レスナーとポール・ヘイマンがリングに登場。

「先週のRAWで事件が起きた」とヘイマン。「フィン・ベイラーがジョン・シナにフォール勝ちしたのだ。あれはまぐれでも、陰謀でもない」

「それに対して『世界で二番目に偉大なレスラー』の(と言ってレスナーを指差す)シナはどうしたか。彼は『ベイラーを信じる』と言った。ファンも同じく『ベイラーを信じる』と言ったのだ」

「ベイラー自身も信じていることだろう。PPVでも同じく勝利できるとな」

「レスナーが防衛線の相手として想定していたのはブラウン・ストローマンだった。だが彼は短気で思慮も足りないため、全くタイプの違う新しい挑戦者が急に用意された。だからベイラーも勝利を信じているのだろう」

「しかしPPVでベイラーと対戦する相手はレスナーだ。『レスナーに勝って新王者になる』とファンに信じ込ませた罪をベイラーは償わねばならない」

「ベイラーがレスナーと同じリングに立ってること自体が間違いだ。ベイラーはリングに横たわりながら思うだろう。『おお神よ、俺はブロック・レスナーを信じます』とな!」

ここでビンス・マクマホン会長が登場。「昔のプロモーターの宣伝活動みたいだな」とまずはヘイマンをからかう。「まるでレスナーがどこかの馬の骨と闘うかのような言い草じゃないか。まさに昔の手法だ」

「レスナーとベイラーの試合は、聖書に記されたダビデとゴリアテの話を想起させる」とビンス。「ダビデは巨悪な巨人と闘う宣言をしたが、ゴリアテはダビデをボコボコにした。その後、ダビデは生まれ変わって今のフィン・ベイラーとなったのだ」

「ベイラーは好機を勝ち取り挑戦者となった。ここオクラホマシティの田舎者のファンたちもベイラーがレスナーに勝つというおとぎ話を信じている」

ビンスが話している途中でブラウン・ストローマンが登場。「何しに来た」というビンスの語りかけを無視してレスナーを睨むストローマン。レスナーはニヤニヤしながら何度もストローマンに襲いかかるフェイントを続ける。「からかうのは止めろ」とレスナーに注意するビンス。

「先週月曜は人生最悪だった」とストローマン。「バロン・コービンのせいで10万ドルの弁償、そしてあんたの王座に挑戦する機会も失った」

「お気の毒だね」と言ってからニヤニヤするレスナー。

「PPVで王座を防衛できたとしても俺が奪いに行く。楽しみにしていろ。会長のリムジンと同じようにあんたを粉々にしてやる」

唖然とするビンス。「貴様は解雇されなかっただけありがたいと思え」

続いてフィン・ベイラーも登場。「ストローマンは好き勝手言ってるが、俺は先週3人の選手を倒したぜ。俺は実力で挑戦権を手に入れた。でもビンスは俺が負けると思っている」

「おとぎ話は信じないのだ」とビンス。

「俺は信じる。ベイラー・クラブのみんなも信じている」とベイラー。「PPVで勝利して俺の王座を取り返す」

「俺ならレスナーを倒せるが、お前には無理だ。せいぜい頑張れ」とベイラーに告げるストローマン。

「応援ありがとう。でもお前が倒せなかったレスナーに俺は勝つ」と反論するベイラー。

ストローマンとベイラーの口論に付き合っていられなくなったレスナーはニヤニヤしながらリングを降りて帰ろうとする。「おい待て待て、帰るんじゃない」と引き止めるビンス。「逃げるんだな」とベイラーにも挑発され、花道の途中で話を聞くレスナーとヘイマン。

「ビンス、さっきのおとぎ話は少し間違っている」とベイラー。「小さいダビデは人々から笑われた。だがダビデは最後に勝利してゴリアテをダウンさせた。その後、誰一人としてダビデを笑うことはなかった」

「現代のダビデとゴリアテの闘いを見せてもらおう」とビンス。「ベイラーとストローマンのシングル戦だ。レスナーとヘイマンはリングサイドで観戦してもらおう」

フィン・ベイラー vs ブラウン・ストローマン

フィン・ベイラー ○ (反則) ● ブラウン・ストローマン
※レスナーの乱入。

筋肉自慢

前回RAWで新IC王者となったボビー・ラシュリーがリオ・ラッシュと共に登場。

「ラシュリーはアンブローズやロリンズよりも優れている」とリオ。「誰よりも優秀なラシュリーはオープン・チャレンジなどしない。あれは子供のやることだ。今夜は戴冠パーティ。ラシュリーが自慢の筋肉を披露するぞ!」

言われた通りラシュリーがマッスルポーズを披露しようとしたところで、アポロ・クルーズが登場。「王座戴冠おめでとう。あんたがマッチョなのは全員知ってる。でもあんたのポージングを見るために金を払ってる奴はいねえよ。さっき言ってたからタイトル戦を望みはしないが、俺と試合をしろよ」

「お前とラシュリーとでは所属リーグが違うんだよ」と笑うリオ。「じゃあこうしようか。お前がポージングでラシュリーに勝てば試合をしてやってもいい」

「ポージングの仕方なんか知らないよ」と笑うアポロ。

「王座の獲り方もどうせ知らないだろ」とリオ。

なんだかんだでポージング合戦を始める両者。陽気なポージングでファンからの歓声を集めたアポロに怒ったラシュリーが襲撃。しかしアポロが返り討ち。

アポロ・クルーズ vs ボビー・ラシュリー

ボビー・ラシュリー ○ (フォール) ● アポロ・クルーズ
※スピアー。

アメリカの1月21日は「キング牧師記念日」

セス・ロリンズがリングに登場。

「今日はキング牧師の人生と功績を称える祝日だ。キング牧師の言葉でグッとくるものがあった。『人間の真価は快適な環境にいては分からない。試練や論争にさらされて分かるのだ』というやつだ」

「俺の人生も試練と論争の連続だ。数ヶ月前、俺は2つの王座を持ち、2人の兄弟分もいた。いま王座は1つもなく、兄弟の関係も壊れた。しかし嘆いていても仕方ない。マッキンタイアのような上背も、ラシュリーのような怪力もないが、俺はランブル戦で優勝する」

ここでドリュー・マッキンタイアが登場。「お前の話に反論する。ウソだらけの話は我慢ならん。お前がランブル戦で優勝する確率はゼロだ。すぐコーナーに上りたがるスタイルでは簡単に排除される。俺はお前とランブル戦で最後まで残りたい。お前は俺に場外へと投げ捨てられ、勝者が俺だというアナウンスを聞くのだ」

セス・ロリンズ vs ドリュー・マッキンタイア

セス・ロリンズ ○ (フォール) ● ドリュー・マッキンタイア
※丸め込み。

3度目の挑戦決定

バックステージでビンス会長に抗議しているリバイバルの2人。

「RAWタッグ王座戦で対戦権のない俺がフォールされ、次の再戦ではロープに足が掛かっていたのに負けた。レフェリーの判定ミスだ」とスコット・ドーソン。

「目的は何なんだ」とビンス。

「もう一度タッグ王座戦をやらせてくれ」とドーソン。「ただし次は特別なレフェリーを頼むよ」

「視力が良く、公平に裁けて、ズルを許さない奴がいい」とダッシュ・ワイルダー。

そこへカート・ホーキンスがやって来る。

「連敗しているのに試合をしたいというのか。別の仕事を探したほうがいい」と冷たいビンス。「PPVが近いから連敗を脱出したいんだ」とホーキンス。

「リングに上がりたいということか」とビンス」「じゃあ、こいつらの試合のレフェリーをしてもらおう」

「お前ならいいレフェリーになれる」「俺たちも光栄だ」とホーキンスのレフェリーを歓迎するリバイバルの2人。

【6人タッグ戦】ルチャ・ハウス・パーティ vs ジンダー・マハル&シン・ブラザーズ

グラン・メタリック ○ (フォール) ● スニル・シン
※風車式バックブリーカー。

みんなが思っていたことを指摘

アライアスがリング上で弾き語りを始めようとしたところで、バロン・コービンが登場。「先週お前が告げ口をしたせいで、俺はストローマンに殺されかけたんだぞ」

「それを願ってたんだけどな」と笑うアライアス。

その後も歌うのを邪魔しようとするコービン。「奴のマイク音声を切れ」とスタッフに要請するアライアス。その通りマイクが切られてしまうコービン。

安心したアライアスはコービン嘲笑ソングを熱唱。怒りながらも大人しく聴いていたコービン。しかし「GMをクビになったのにいつまでもベストを着てる」とバカにされてキレる。

アライアス vs バロン・コービン

バロン・コービン ○ (フォール) ● アライアス
※エンド・オブ・デイズ。

アレクサ、ベビーフェイス転向しちゃうのかしら

アレクサ・ブリスのトークコーナー「ブリスの時間」。

今回のゲストは「親友だった時期も、最悪の敵同士だった時期もある」ナイア・ジャックス。ランブル戦の優勝候補と紹介され、ナイアは笑顔で登場。

「優勝したらRAWとSDどちらかの女子王座に挑戦できるけど、どっちを選ぶの?」と質問するアレクサ。

ナイアが喋ろうとしたところでエンバー・ムーン登場。「あんた呼んでないわよ」と不機嫌そうなアレクサ。

ナイアからマイクを奪い取るエンバー 。「どうせ招待されないから自分で言いにきた。ランブル戦で優勝するのは私」

続いてアリシア・フォックス、ミッキー・ジェームズもやって来て優勝宣言。4人が口論を始めたところでライオット・スクワッドの3人、タミーナ、デイナ・ブルック、ニッキー・クロスまでやって来て大騒ぎ。

「ちょっと、 私のショーよ」と焦って制止するアレクサ。しかし全員に無視されて怒り、イスの上に立つ。

「やめなさい! 私のショーなの。ケンカは止めなさい。女は意地悪で協調性がないって思われちゃうでしょ。 何よりも困るのは、私の司会者としての評判が落ちるじゃないの。だから落ち着こう。特にそこのアナタ(と言って歯をむき出しにしてるニッキーを指差す)、落ち着きなさい。私のためにね」

そうね、落ち着きましょう、というジェスチャーで笑顔を見せたナイア。しかし直後にエンバーを突き飛ばし、全員で大乱闘開始(殴られて嬉しそうなニッキー)。スタッフに制止されるも止まらない女子勢はバックステージに雪崩れ込んで殴り合い。

ドン引きしながら見ていたアレクサ。「ビックリだね。今年の女子ランブル戦はテンション高そうだわ。さて、今から重大発表をするわよ。この私、アレクサ・ブリスもランブル戦に出場するわ」

ようやくドクターからの許可が出たらしく、試合復帰を発表したアレクサ。観客も歓声と拍手で歓迎。

そこへNXTから昇格したレイシー・エバンスが登場。「下品で低俗な女性ばかりね。皆さまに教えましょう。女子ランブル戦の勝者は、そこのおチビちゃんじゃないわよ。上品で洗練された私ですの」

ヘビー・マシナリー vs アセンション

NXTから昇格したタッカー・ナイトとオーティス・ドーゾヴィッチのユニット「ヘビー・マシナリー」がRAWで初試合。

タッカー・ナイト ○ (フォール) ● ビクター
※コンパクター(合体スプラッシュ)。

【RAWタッグ王座戦】ボビー・ルード&チャド・ゲイブル vs ザ・リバイバル

リバイバルのズル勝ち作戦をことごとく見破り、的確で厳正なレフェリングをする特別レフェリーのカート・ホーキンス。

チャド・ゲイブル ○ (フォール) ● スコット・ドーソン
※丸め込み。ルード&ゲイブル組は王座防衛に成功。

正しいことをしたはずのホーキンスは試合後、リバイバルの2人から襲撃される。そこへ救援に駆けつけたのはザック・ライダー。かつての相棒を救ってから笑顔で握手。

まだ早口すぎる

バックステージでインタビューを受けるロンダ・ラウジー。王座挑戦者のサーシャ・バンクスに関する質問について最初は殊勝に語る。

「ブリスの時間で私はサーシャの功績を称え、女子王座戦の相手に指名した。でもオファーを受けた彼女はすぐに態度を変えて私を侮辱してきた。私は最初から敬意を払ってきた。なのに彼女は逆恨みしてくる」

次第に激昂してくるロンダ。「服従しろと言うの? ムカつく。なぜ私から挑戦をお願いしなきゃならない? 実力で証明すればいいだけの話。彼女は自分に酔ってる。向上心が見られない。そこがボスと王者の違い。PPVでどちらがボスか分かる。私はボスのボス、絶対的女子王者だ」

ロンダ・ラウジー&ナタリヤ vs サーシャ・バンクス&ベイリー

試合前、サーシャを見て興奮し、突っかけようとするロンダ。それを見て鼻で笑ったサーシャがマイクを持つ。

「誰が逆恨みしてるって? 何様のつもり? 私は4度の女子王者だよ。史上初の女子セル戦を闘い、史上初の女子ランブル戦では54分闘った。向上心がないって? 私が挑戦者にふさわしいことを世界中のファンは知ってる。あんたの承認など必要ない。ナイア・ジャックスに勝利して自力で挑戦権を勝ち取ったんだ。ナイアの時みたいにあんたからもタップを奪ってやる」

激怒するロンダを必死になだめるナタリヤ。ようやく落ち着きを取り戻したロンダ、しかし試合開始直後にサーシャから不意打ちのパンチを食らって再び激怒。

サーシャ・バンクス ○ (タップ) ● ナタリヤ
※バンク・ステートメント。
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