SMACKDOWN #1014:ランブル戦の最多優勝記録を狙うランディ・オートンが仁王立ち
(更新日:2019年1月31日)
会話が出来ないから罵り合わせるしかない
ベッキー・リンチが登場。「私がすべきことは1つ。レッスルマニアのメインに立つことだ。邪魔するやつは片っ端から張り倒す」
「旅の最初はロイヤルランブル。まずはアスカだ。彼女がNXT時代に破竹の勢いで勝ち進んでたのは見てた。世界最高のスターの1人。しかし私のほうが優れている。アスカも他の選手たちも私が起こした火で暖を取ってるだけだ」
ここでアスカが登場。ベッキーの正面でベルトを掲げ、「(日本語)これはワシのもんじゃコラ! 無理じゃ!」と威嚇。
続いてシャーロット・フレアーも登場。アスカとベッキーが罵り合うリング内には入らず、花道で語る。「あなた達の試合を楽しみにしてるわ。私はランブル戦で優勝する。レッスルマニアで対戦するのはサーシャなのかロンダなのか。サーシャは何度も倒した。ロンダは竹刀で殴りまくってやった」
「アスカかベッキーなのかもしれないわね。昨年のレッスルマニアでアスカの連勝記録は私が終わらせた。超雄のベッキーはこの数ヶ月で私に勝ったつもりでいるけど、私は女子部門を4年も支配してる。メインイベントを張ってきたのも私よ」
リング上からシャーロットに文句を言うベッキー。その背後をアスカが襲撃。仲裁のためスタッフが慌てて駆け込む。シャーロットはニヤニヤしながら退場。
逆襲したベッキーは実況席にアスカを放り投げて圧倒。威風堂々とベッキーが退場した後、ダウンしていたアスカは起き上がり絶叫。
ナオミ vs マンディ・ローズ
※鉄柱攻撃。
時々とんでもない軟弱さを見せるナオミ。この日は鉄柱に激突しただけでフォール負け。
ザ・ミズ vs セザーロ
※ニュートラライザー。
前回SDでボコボコにされ、ケーキまみれにされたザ・バーは今週逆襲。強烈なブローグ・キックをシェインにお見舞いし(冗談抜きで死んじゃうぞ…)、ミズと共に実況席へ沈めて咆吼。
普通ならクビになる
ビンス・マクマホン会長がリングに登場し、PPVでWWE王座をかけて闘う王者ダニエル・ブライアンと挑戦者AJスタイルズの顔合わせを企画。
後から登場したブライアンは「ダマされないぞ、社会病質者のいるリングには上がらない」とリングインを拒否。
「先週その男は俺を加工した動物の死肉の上に投げつけた。スタイルズと同じリングに上がるのは恥だ。お前が王者にでもなったら無教養極まりない未来が訪れる。だから絶対に王座は奪われない。奴は名声と金のために闘うが、俺は大義のために闘う」
「アホなことばかり言ってるお前が大義だと?」と笑うスタイルズ。
「お前はそうやってファンを笑わせ、応援させる」とブライアン。「まあどうでもいい。俺は『大衆の王者』ではない。ダニエル・ブライアンは『地球の王者』なのだ。地球はスタイルズを必要としていない。地球の声を伝える俺こそが必要とされている」
「地球が喋れるのなら、黙れ!と言うだろうさ」とスタイルズ。「お前は会場まで自転車で来たのか? 俺と同じく飛行機だろう。リングに上がるのが恥だと? 本当は怖いからだろ。お前はWWE王座に固執してるが、俺が奪ったらどうなる? 何も残らない」
反論しようとしたブライアンの話を遮り「リングに上がれ」と命令するビンス。
しばらく考え込んだブライアン、「ビンスには耳に痛い話をしよう」と命令を無視してリング下から語る。
「ベビーブーマー世代の人間は全て世界の寄生虫だ。あんたの世代は搾取ばかり。人間や地球ではなく自分の利益しか考えない。なのにファンはあんたに頭を下げる。素晴らしいトリックを仕掛けたものだ。裏で富や権力に群がっているのにファンは見えてない。あんたがそう仕向けたんだ。スタイルズのような奴が英雄となるようにな」
「いいからリングに上がれ!」とブライアンを怒鳴るビンス。
「待ってくれ」と怒るビンスを制するスタイルズ。「確かに今夜は顔合わせをする予定だったが、顔合わせはリング上ではなくてもいい」
そう告げて場外に降りるスタイルズ。慌てて逃げるブライアンを捕らえて乱闘開始。劣勢のブライアンはリング内に逃げ込み、それを追ったスタイルズはフェノメナル・フォアアームの構え。
しかし直前でリング内のビンスを盾にしたブライアンは、フォアアームを中止して着地したブライアン目掛けてランニング・ニー。
ボケ路線定着
バックステージを歩きながら語り合ってるR・トゥルースとカーメラ。
「ランブル戦に30番手で出場するのが楽しみだぜ」とトゥルース。優勝して俺が挑戦するのはスタイルズなのかブライアンなのか」
「ブロック・レスナーのユニバーサル王座には挑戦しないの?」とカーメラ。
「スーフォールズ・シティに連れていかれるのはイヤだ」とトゥルース。「スープレックス・シティでしょ」と突っ込むカーメラ。
「クルーザー級王者のボビー・マーフィーでもいいな」とトゥルース。「バディ・マーフィーね」と返すカーメラ。「体重制限もあるじゃない」
「俺はデブか」と自分の腹を見るトゥルース。
「そうは言ってないでしょ」と弁解するカーメラ。しかしトゥルースは去っていく。呆れるカーメラの視線の先にはシャーロット・フレアー。
「聞きたいんだけど」とシャーロットに質問するカーメラ。「ランブル戦でも他の試合みたいに勝てると思ってるの? 去年は出なかったよね?」
「そうね」とシャーロット。
「ランブル戦はただの試合じゃないわよ」とカーメラ。「竜巻みたい。7人くらいに囲まれちゃう。幾らあなたが勝ち残ったところで30番手は私。グッチの門番並みに私は堅いよ。誰も通さないんだから」
「自信満々ね」と笑うシャーロット。「30番手は確かに有利。私は何番手なのか分からない。でも自信はある。だって私はシャーロット・フレアーだから。ランブル戦は竜巻じゃない。竜巻なのは私よ」
ムスタファ・アリ vs サモア・ジョー
※コキーナ・クラッチ。
【3本勝負】レイ・ミステリオ vs アンドラーデ
2週にわたる好勝負を経て、この日の対戦は3本勝負ルール。前回SDで介入したゼリーナ・ベガはセコンド禁止のルール。アンドラデ・シエン・アルマスは今回からリングネームを「アンドラーデ」に変更された模様。
※雪崩式ライガーボム。
※回転式リバース・パワーボム。
※サモア・ジョーの乱入。
ミステリオとアンドラーデの両者を襲撃したジョー。「今夜ここで見た惨劇をPPVでもお前らファンに見せてやる!」
マイクアピールしているジョーを電光石火のRKOが一閃。最後にリング上で仁王立ちしたのはランディ・オートン。ストーンコールド・スティーブ・オースチンが持つランブル戦の最多優勝「3回」に並ぶ意思表示のため、3本の指を立ててアピール。