RAW #1340:ベッキー・リンチ、レッスルマニアの対戦相手にロンダ・ラウジーを指名

(更新日:2019年2月6日)

キングに狂犬が噛み付く

2019年男子ランブル戦で優勝したセス・ロリンズが登場。「俺の夢はレッスルマニアの看板を指差すことだったんだ」と感極まった表情で指を差す。「でもこれは旅の終わりではない。始まりなんだ」

「レッスルマニアへの道は2つに分かれている。SMACKDOWNに行けば、旧知の仲であるダニエル・ブライアンが持つWWE王座だ。もう1つの道はスープレックス・シティにたどり着く。そこにあるのはブロック・レスナーが持つユニバーサル王座」

「どうするかな」と考え込むロリンズ。「決めるのは本当に難しい。時間をかけて考えたい」

ここでトリプルHが登場。「お前が看板を指差す夢を叶えて俺も嬉しいよ。昨年末にお前とリング上で対峙した時、厳しい言葉をかけたのは立ち直って欲しかったからだ。お前の夢は俺の夢でもある。だから試練を与え、お前は立ち向かった。誇りに思うぞ」

ロリンズに吊られてウルっと来てしまい声が震えるHHH。「ガキみてえだな」と照れる。

「レッスルマニアで誰を焼き尽くすのか、お前は決断しなければならない」とHHH。「それは女子ランブル戦の覇者ベッキー・リンチも同じ。ベッキーは明日のSDで決断するだろう。お前は今夜中に決断してもらうぞ。ブライアンもレスナーも今夜ここに来るはずだ」

「人生で最も悩む時間だな」とロリンズ。「だが今夜のうちに決断するぜ」

ロリンズが喋ってる途中でディーン・アンブローズ登場。「親父と息子のコントかよ。ムカつくぜ。この男(HHH)はお前を疑い、追放しようとしたんだぜ。俺はずっと信じてたぞ。共にWWEで暴れようとしたのに、この男が邪魔したんだ」

「兄弟分を裏切ったのはお前だろ」と切り返すHHH。「しかも別の兄弟分が白血病を告白した夜にな」

「お前には関係ねえんだよ!」とHHHを威嚇するアンブローズ。

「ここでの事は全部俺に関係あるんだよ」と引かないHHH。

「お前は変わっちまったな、ゴマスリ野郎め」とロリンズに標的変更するアンブローズ。「まあいい。レスナーかブライアンに勝つのを祈ってるよ。でも俺は倒せねえぞ。ケインやHHHの助けを得てもな」

「おいオッサン」とHHHに軽口を叩くアンブローズ。「今すぐここでアンブローズvsロリンズの試合を組んでくれねえか」

無視してリングを下りようとするHHHになおも突っかかるアンブローズ。「おいどうした。義父の許可をもらわないと何も出来ないか」

立ち止まってアンブローズを睨みつけるHHH。観客からは「そのとおり!」チャント。

カチンときたHHH、「レフェリーをすぐ寄越せ」と怖い顔でスタッフに告げる。

セス・ロリンズ vs ディーン・アンブローズ

セス・ロリンズ ○ (フォール) ● ディーン・アンブローズ
※ストンプ。

試合に負けた後もリングに居座るアンブローズがマイクを持ち、「真面目な話をしたい、野次は止めてくれ」と神妙な表情。

話を始めようとしたところでナイア・ジャックスとタミーナが登場。至近距離で睨み合いを仕掛けるナイアを見てニヤニヤと小馬鹿にするアンブローズ。近くのタミーナに視線を移したところでナイアがアンブローズの後頭部に一撃。

場外に落ちてしまったアンブローズは「何なんだ!」と怒鳴る。ナイアはリング上から「来なよ」「殴ってみな」と挑発。

※この数日後、ディーン・アンブローズは4月にWWEを退団することが発表されました。解雇ではなく、今年が契約更改年であるアンブローズ自身が新しい契約更新を断った、と報道されています。

【チェンバー戦予選】アレクサ・ブリス&ミッキー・ジェームズ vs ナイア・ジャックス&タミーナ

ナイア・ジャックス ○ (フォール) ● ミッキー・ジェームズ
※サモアン・ドロップ。ナイア&タミーナ組がPPVのチェンバー戦進出。

カート・アングル vs バロン・コービン

バロン・コービン ○ (フォール) ● カート・アングル
※ディープ・シックス。

完敗vs秒殺負け

前夜のユニバーサル王座戦でブロック・レスナーに敗れたフィン・ベイラーが登場。

「昨夜に関して言い訳はしない。試合後も叩きのめされた。あんな奴は見たことがない。全身ボロボロだが落ち込んではいない。俺は自分を誇りに思っている」

ここでボビー・ラシュリーがリオ・ラッシュを伴って登場。「お前はRAWの恥だ」とベイラーに痛烈な言葉を浴びせるリオ。「王座戦は接戦だったな。勝つと思ったぜ。でも勘違いするな。お前はラシュリーには勝てない。格が違うんだ」

ラシュリーを見たベイラーはニヤリ。「俺はお前よりも長く闘ったぞ。お前は12秒だったっけ?」

傷付いて怒ったラシュリーがベイラーを襲撃して八つ当たり。

ザック・ライダー&カート・ホーキンス vs ザ・リバイバル

前回RAWでリバイバルに襲撃されたホーキンスをライダーが救い、かつてタッグ王座に輝いたこともあるタッグチームを再結成。

ダッシュ・ワイルダー ○ (フォール) ● カート・ホーキンス
※シャッター・マシン。

ホーキンスは連敗記録を「257」に更新。

日本の芸能レポーターなら袋叩きにあってる

WWE王者ダニエル・ブライアンがローワンと共にRAWの会場入り。バックステージでチャーリー・カルーソからインタビューを受ける。

失礼な質問には定評のあるチャーリー、「昨夜はローワンの介入でAJスタイルズに勝利しましたが、レッスルマニアでロリンズと闘うとしたらどんな手を?」と今夜もクズ質問。

「何だその質問は」と失笑するブライアン(正しい)。「言っておくが、どういう形だろうと俺はスタイルズに勝っていた。ロリンズは大気を汚しながら燃え尽くせなどと毎週叫んでいるが、レッスルマニアまで待つ必要はない。俺たちが…俺がロリンズの思いを今夜打ち砕いてやる」

また悪ぶり始めたぞ

アライアスが登場。「偉大なる俺が作ったみんなのための歌を披露しようとしたが止めた。俺は自分のために歌う。黙って聴け」と悪態をつく(またヒール転向した?)。

そこへ前夜のランブル戦開始前に一悶着あったWWE殿堂者ジェフ・ジャレットが再登場。「よく聞け、アホ野郎。昨夜俺をギターで殴っておきながら今夜ここでコンサートだと? お前はファンにケンカを売る必要などない。俺にケンカを売ってしまったからな。お前は俺が誰だか知ってるのか?」

続いてロードドッグも登場。「そのとおりだ! 俺は久々にジャレットとチームを組むぜ。俺たち2人がファンとお前のために歌ってやる」

突然カラオケ大会を始めたジャレット&ロードドッグ。リングサイドでファンと交流しながら気分良く歌ってたロードドッグの背中をアライアスがギターでブン殴る。さらにジャレットにも殴りかかるが、反撃されてダウン。

ギターを手に取ったジャレットは観客にアピールしながらアライアスをブン殴ろうとするも、直前で反撃されてギターを奪われ、2夜連続でブン殴られる。

ベビーフェイス転向かと思ったら違った

バックステージのナタリヤにデイナ・ブルックが近づく。「ねえ聞いて。エンバー・ムーンは負傷欠場になった。あなたはエンバーと組んで今夜の予選に出場するはずだったのよね。私が代役として頑張るわ。実力ではエンバーに負けてないわよ」

「最も重要なのは一生懸命に闘うことよ」とナタリヤ。

「一生懸命?」とデイナ。「エンバーだけじゃない、私はあなたよりも上よ」

【チェンバー戦予選】ナタリヤ&デイナ・ブルック vs リヴ・モーガン&サラ・ローガン

リヴ・モーガン ○ (フォール) ● ナタリヤ
※丸め込み。リヴ&サラ組はPPVのチェンバー戦進出。

シャープ・シューターを決めて勝利目前だったナタリヤ、しかしサラに押されたデイナがナタリヤに激突してしまい、同士討ちの形で妨害してしまう。
試合後、ナタリヤに謝罪するデイナ。しかしナタリヤは不満そうな表情で謝罪を受け入れず。

アメリカのWWEファンも大概陰湿よ

ロンダ・ラウジーが登場。「去年のランブル戦直後に登場し、巨大な夢を持って1年。私はRAW女子王者になった。昨夜のサーシャ・バンクスとの試合は人生で最もキツかった。彼女には感謝している」

場内からブーイングが飛び交う中、「次の話題に移ろうか」とロンダ「ベッキー・リンチ、見てるんだろ?」

続いて何かを喋ろうとするロンダ。しかし観客が邪魔して喋れないところにベイリーが登場。「私はベッキーじゃないけど、あんたは対戦相手を探してるんでしょ? 実は私もなのよ。ここで私と王座をかけて闘うってのはどう?」

【RAW女子王座戦】ロンダ・ラウジー vs ベイリー

ロンダ・ラウジー ○ (タップ) ● ベイリー
※アームバー。ロンダは王座防衛に成功。

試合後、ベイリーに手を差し伸べるロンダ。その手を取って立ち上がったベイリーは潔く負けを認めてロンダと握手。

そこへランブル戦覇者のベッキー・リンチが登場。別ブランドなのにやかましく&しつこくベッキーの名を呼び続けていた観客は歓喜。前夜のランブル戦で負傷した脚を引きずりながらリングインしたベッキーは、背中に日本語カタカナで「ザマン」と書かれたジャケットを着ている。

「驚いたか。超雄がRAWに帰ってきたぜ。また来ると言ってただろ?」とベッキー。「前回RAWに来た時、私がお前を沈めてやった。でもお前は仕返しに来なかったな。だからこっちから出向いてやったぜ」

観客の大歓声に笑顔を見せるベッキー。「昨夜のランブル戦は私が勝った。ロリンズみたいに考える時間など不要。私が選ぶのは、お前だ。レッスルマニアでお前の神話をぶち壊す。世界中の前でお前をシバいてやる」

「脚の調子はどう?」と余裕のロンダ。場内からは大ブーイング。「あなたとは違って、私は万全の相手と正々堂々と闘いたい。最強バージョンのベッキー・リンチを倒すのが私の望み。私はナイアとは違って、その顔を一瞬で破壊できる。私なら素手であなたの命を奪える。そうしないと決めてるだけのこと」

「そういえば私たちって同じ歳なんだよ」とロンダ。「あなたがまだトレーニングしてた頃、私は既に女を歓迎しないイベントでメインを張ってた。昨年のレッスルマニアであなたはキックオフ、私はメインでデビュー戦。あなたが超雄になってどのくらい? 私は10年以上も第一線だ。レッスルマニアでは覚悟しときな!」

巨獣、いい人

バックステージで苦悩の表情をうかべるロリンズのもとにブラウン・ストローマンがやって来る。

「昨夜は見事だったな」と、最後に自らを排除したロリンズに握手を求めるストローマン。ロリンズも応じて2人は固い握手。

「正しい選択をしろ。そしてレッスルマニアでは勝てよ」とロリンズにエールを送るストローマン。

ブラウン・ストローマン vs ドリュー・マッキンタイア

ブラウン・ストローマン ○ (反則) ● ドリュー・マッキンタイア
※コービンの乱入。

チャーリーから無礼な質問されて帰った?

ユニバーサル王者ブロック・レスナーがポール・ヘイマンを伴って登場。

「今夜の番組の趣旨は馬鹿げてる」とヘイマン。「ロリンズは悩む余地などない。彼には1つしか選択肢がない。ダニエル・ブライアンに挑戦すべきだ」

「ロリンズとブライアンの試合であれば名勝負となりファンを喜ばせるだろう。他のあらゆる人間は猛獣レスナーとの対戦を避けるしかないのだ」

ヘイマンの話を遮るようにロリンズ登場。リングインしてすぐレスナーに至近距離での睨み合いを仕掛けるロリンズ。笑顔で応じる余裕のレスナー。

レスナーが視線を外した隙をついて顔を殴ったロリンズは、前夜レスナーが痛めた腹部を何度も蹴ってからストンプの構え。しかし防いだレスナーはF5で迎撃。

計5発のF5を浴びせたレスナーは笑顔で退場しようとするも、ロリンズから「その程度か!」と挑発されて怒り、さらにF5を1発。

ここで番組終了。ブライアンは?

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