PPV ロイヤルランブル 2019 試合結果【後編】
(更新日:2019年2月2日)
【WWE王座戦】ダニエル・ブライアン vs AJスタイルズ
試合終盤、長期欠場を続けていたローワンが突如私服姿で登場。
ブライアンの攻撃が誤爆してレフェリーがダウンした隙にリングインしたローワンは、スタイルズにアイアンクローを決めてから持ち上げ、叩きつける。
※ローワンの介入。ブライアンは王座防衛に成功。
ブライアンからの指示を受け、ローワンはダウンするスタイルズを起き上がらせて固定。そこへランニング・ニーを叩きつけるブライアン。
ブライアンの手を挙げたローワンは共に退場。
【ユニバーサル王座戦】ブロック・レスナー vs フィン・ベイラー
序盤、実況席へのスラムを狙ったレスナー。しかし回避したベイラーが押したため、レスナーは実況席の角部分を腹部に突き刺してしまう。
腹部を痛めながらもベリー・トゥ・ベリーでベイラーを追い込む。しかし痛みのためジャーマンで投げられないレスナー。
F5をカウンターのDDTで防いだベイラーは、レスナーの痛めた腹部をストンピングで集中攻撃。さらに場外へのトペ・コンヒーロを3連発。会場は大歓声。
コーナー最上段からのクー・デ・グラを見事に決めたベイラー。しかしクリアしたレスナーはすかさずキムラ・ロック。体重差のあるベイラーは逃げられず。
※キムラ・ロック。レスナーは王座防衛に成功。
試合後、腹部の痛みに怒ったレスナーはダウンするベイラーを起こし、投げっぱなしジャーマンを3連発。
男子30人出場ランブル・マッチ
ゲスト・コメンテーターとしてJBLとジェリー「ザ・キング」ローラーが久々に登場。
アライアスがいつものように弾き語りを始めようとしたところで懐かしいテーマ曲が流れる。
登場したのはWWE殿堂者のジェフ。超ベテランの登場にキングとJBLは爆笑して大喜び。「どけ」と命じられたアライアスは苦笑しながらも素直に応じる。
「やあみんな、ダブルJが帰ってきたぞ。世界最高のシンガー、エンターテイナー、そしてレスラーだ」
「いつも歌を邪魔されるが今日は大物だ」とアライアス。「あなたはWWE殿堂者。そして俺は未来の殿堂者。2人で一緒に歌うのはどうだい?」
ジェフも承諾。観客も大歓声で賛成。ジェフが観客を煽っているところでアライアスが不意打ちのパンチを浴びせる。
※OTPはオーバー・ザ・トップロープの略です。以降同じ。
最後はアライアスにギターで殴られるジェフ。
昨年のランブル戦優勝者、この日のキックオフでUS王座を取り戻したばかりの中邑が早くも3番手で登場。
前夜のNXT大会でNXTノースアメリカン王者を獲得したばかりのガルガノがPPV初登場。
入ってすぐに排除されたマハル。従者のシン・ブラザーズ2人もリング上でお仕置きされる。
現在256連敗中のホーキンス。リングインしたけど他の選手が怖くて何度も逃げる。ジョーに捕まりコキーナ・クラッチで眠らされかけたホーキンスは場外に退避してリング下に隠れる。
昨年のランブル戦で入場時、場外でコケてリング下にヘッドスライディングする爆笑珍場面を演じてしまったタイタス。今年は十字を切ってダッシュし、リングのそばで立ち止まってガッツポーズしながら意味不明の大喜び。
そこに隠れていたホーキンスが顔を出してしまう。ホーキンスを睨みつけたタイタスは追いかけて結局今年もリング下へ。
一足早くリング下から脱出したホーキンスはリングイン。追いかけるタイタスはホーキンス目掛けて突撃するも、逃げられる。
昨年の爆笑王タイタス、今年は秒殺される。
タイタスを排除して大喜びのホーキンス。しかしすぐジョーに捕まる。
アンブローズに蹴られて場外に落ちたコフィ。しかし両足は着地しておらず、足を上げたままクルクル回転して鉄階段に到達し、セーフ。
仲間と共に入場したホゼ、意気揚々とリングインしてすぐにジョーからクローズラインを喰らう。
秒殺負けを食らったホゼ、しかしテーマ曲が流され、ヤケにノリノリで踊りながら花道を退場。
踊りながら退場していたホゼはマッキンタイアのオーラにビビりつつも一緒に踊るよう誘うが、乗る訳もないマッキンタイアは強烈なグラスゴー・キス(頭突き)でホゼをぶっ倒す。
再び落とされそうになったコフィ。しかし入場してきたばかりのウッズに助けられて再復帰。陽気にリングインしてきたウッズ&コフィを怖いマッキンタイアが許すはずもなく。
NXT UK王者のダンがPPV初登場。
アリスターもNXTからPPVに初登場。
SMACKDOWNで散々イジめてきたアリに排除されたジョー。場外で座り込み呆然としながらワナワナと震え、アリを指差す。
突進して自分から落ちていき失格したラシュリー。八つ当たりでロリンズを引きずり下ろし、実況席にチョークスラムで叩きつける。ロリンズはお休み。
ビンス会長の車を壊した罰としてユニバーサル王座挑戦権を剥奪されたストローマンが登場。リングインして真っ先に向かったのは全ての元凶、憎きコービン。
久々出場のジグラーは、自らを裏切ったマッキンタイアに突進して速攻排除に成功。
ミックスドマッチ・チャレンジで優勝したトゥルース、カーメラと同じくシード権を獲得してラストに登場。
ノリノリでラップを歌いながら入場しようとしたトゥルース。しかし突如背後からナイア・ジャックスに襲撃される。一同「なんで?」
トゥルースをダウンさせたナイアはリングへと向かう。騒然とする場内。トゥルースは歌っただけで今年のランブル戦を終える。
男子ランブル戦に出場した史上4人目の女子選手ナイア(参考:ロイヤルランブルの歴史まとめ)。
リングインしたナイアはジグラー、アンドラーデ、ミステリオを圧倒。背後から襲撃しようとしたものの、女性だったので躊躇したアリを見て微笑んだナイアは隙をついて頭突き。
アリを排除して仁王立ちするナイア。しかし背後ではオートンが目を輝かせながら身構える。RKOを狙ったオートン。しかし察したナイアが振り返り、両者は無言で睨み合い。
それでも容赦のないオートンはナイアにRKOを仕掛ける。しかし防いだナイアはタックルでオートンを吹っ飛ばす。ロープにもたれかかったオートンを見たナイアはミステリオに「ほら! やりなさいよ!」と必殺技を催促。
リクエストに答えて619を浴びせようとダッシュするミステリオ。しかし裏切ったナイアはミステリオを捕らえて軽々と抱え上げる。
ミステリオを場外へ落とそうとするナイア。しかし横からジグラーがナイアの顔面にスーパーキック。フラついてロープにもたれたナイアに今度はミステリオが619。トドメはオートンのRKO。容赦ないフィニッシャー競演に実況陣は大笑い。
フラフラと立ち上がるナイアに対し、宿敵同士のオートンとミステリオがチラチラとお互いを見ながらナイアに近づき、共にナイアの足を取るチームプレイ。
2人に抱えられてトップロープ越しに落とされたナイア。しかしエプロンに着地して踏ん張る。そこへミステリオがダメ押しの蹴り。
自分よりも重いナイアを排除して、ホッとした表情のミステリオ。振り返ったところでオートンがRKO。
失格したミステリオを挑発するオートン。しかし背後からアンドラーデが襲撃。
リング上に立つのはドルフ・ジグラーとアンドラーデの2人のみ。2人は互いに気合いを入れて挑発しながら殴り合いを開始。そこへ今までどこにいたのか、ストローマンが戻ってきて両者を吹っ飛ばす。少しシラける観客。
ダウンしたジグラーとアンドラーデを見ながら、もう1人残っていることを思い出したストローマン。実況席でフラフラと立ち上がりそうなロリンズに気付き、場外を突進してタックルした後、ロリンズをリングに戻す。しかし切り返したロリンズの攻撃を合図に3人から集中攻撃を浴びてしまう。
リング中央でダウンするストローマンを見た3人は視線を合わせて共闘。しかしストローマンは簡単に崩せず。
ジグラーとアンドラーデをエプロンまで追い込んだストローマンは突進。モロに喰らったアンドラーデは吹っ飛び、一方のジグラーは寸前で逃げる。
残りは3名。ロリンズとジグラーは共闘して巨獣を排除しようとするが、やはり簡単にはいかず。
パワースラムでロリンズを場外に落とそうとしたストローマン。しかしエプロンで耐えたロリンズはストローマンを鉄柱に叩きつけ、最後はエプロンでストローマンの顔面をストンプ。
※ロリンズが優勝。レッスルマニアでの王座挑戦権を獲得。