SMACKDOWN #810:アンブローズとトゥルースの爆笑王座交代劇

(更新日:2015年3月25日)

会場 ジョージア州アトランタ

ブライアン、IC王座戦線に参入か?

オープニングはブライアンが登場し、マイクで語る。観客の絶大なイエス!チャントにも笑顔がなく、怒ったような表情で突然「ノー!」と連呼を始める。何の異変か、呆気に取られて静まる観客。

みんな覚えてるか? 俺は数年前、イエスではなくノーと叫んでたよな、と穏やかな表情になって語り始めるブライアン。当時の俺は不満が溜まり、チャンスを与えられず、味方がいないと思ってた。しかし俺は間違ってた。俺にはファンという味方がいて、みんなが俺にチャンスをくれた。昨年の祭典でメインに送り込んでくれた。14年目のキャリアでようやくWWE世界王座を獲得できたんだ。しかし負傷のせいで王座を剥奪された。前回PPVでまた大きなチャンスを得た。しかしそのチャンスを俺は活かせなかった。目標を失い、夢も希望も消えた今、多くの人々から聞かれる。イエス旋風は終わってしまったのかと。観客はノー!チャント。ブライアンもノー!を連呼。祭典のメインに出場できなくても別の経過がある。今年の祭典で俺がやりたいのは…。

ここでバレットが登場。いつまで下らない演説を続けるつもりだ。泣き言なんか誰も聞きたくない。負け犬には脚光を浴びる資格もない。もう一人、俺のベルトを盗んだアンブローズという泥棒犬もいる。だが俺は今もIC王者だ。今すぐ俺のリングから出ていけ。

続いて名指しされたアンブローズが盗んだベルトと共に登場。リングインしたアンブローズをバレットが襲撃して場外乱闘。リング上に放られたIC王座のベルトをブライアンが拾い上げ、しばらく見つめてニンマリ。

リングに戻ったバレットがブライアンにベルトを返すよう要求。ブライアン、ニコニコ笑顔で返さない。痛い目にあいたいか!と脅すバレットに、怯えた表情をしておどけながらブライアンがベルトを返却。ようやく手にしたベルトを持って帰ろうと振り返ったバレットを背後からアンブローズがエルボー。さらにブライアンがハイキック。二人のコンビネーション攻撃でバレット失神。ベルトは再びアンブローズが奪い、ブライアンはイエス!チャント。そのブライアンを見ながらニンマリするアンブローズ。

アンブローズvsミズ

今夜はミズドウが現れず。後ろを振り返ってミズドウがいないことを確認し、安心するミズ。

試合中、バレットがリングサイドに出現。アンブローズがコーナーに置いたIC王座ベルトを持ち去ろうとするが、試合そっちのけでアンブローズが阻止。しかしミズに攻撃されベルトを手放してしまうアンブローズ。ようやくベルトを奪還したバレット、笑顔で退場。

ディーン・アンブローズ ○ (フォール) ● ザ・ミズ
※ダーティー・ディーズ。

バックステージ

ベルトを奪還して満足そうなバレットにルネがインタビュー。泥棒犬のアンブローズもヤギ顔のブライアンも王者ではない。このベルトは二度と俺から離れない。

ナオミvsナタリヤ

終盤、負傷しているナタリヤの脚をナオミが蹴る。ロープ際でダウンしたナタリヤを夫のキッドが介抱。しかしナオミの夫ジミーがキッドに蹴り。流れでセザーロにも蹴りを放つ。

ナタリヤ ○ (フォール) ● ナオミ
※ディスカス・クローズライン。

プーチンからの手紙

ルセフとラナが登場。王者とは誰よりも高い地位に立っている。アメリカ国民は誰も彼の足元にも及ばない。王者を見くびらないで欲しいわ、とラナ。俺は誰の指図も受けない、とルセフ。シナがルセフと再戦したいなどと懇願してきたのは驚いた。下等な人間の相手をする必要などない。試合中に眠りこけるシナなど論外だわ、とラナ。

シナよりももっと重要な話をしましょう。偉大なプーチン大統領からルセフにメールが届いたのよ。翻訳してあげるわ。「私は誇らしい。貴君が勝利しただけでなく、横暴な米国人に不屈の精神で立ち向かった。シナの再戦要求を退けたのは称賛に値する。偉大なるUS王者を心から誇りに思う。ルセフこそ我がロシア連邦の偉大なる英雄である」

祭典で良い試合をしたいので正しい対戦相手を探す、とルセフ。シナはあり得ない。シナ、あんたは身も心もボロボロだ。

ここでスワガー登場。シナと対戦したくないって? 王者のくせにビビるなよ。お前を取り囲んでるアトランタのみんなは真の米国人だぜ。リングインしてすぐルセフを襲撃し、圧倒するスワガー。しかし場外攻撃で逆転したルセフ、蹴りの連打からアコレード。耐えていたスワガーも最後はタップ。一度は離したルセフ、再びアコレードでスワガーを気絶させる。

ブライアンvsバレット

ようやくベルトを取り戻したバレット。試合前にベルトをどこに置いておくかで悩み、コーナーポスト下に決定。

ゲスト解説には先日の対戦でバレットに勝利したトゥルース。俺はベルトを盗まないぜ、と何度も言ってたのに、終盤ブライアンがバレットにイエス・ロックを仕掛けてる最中、こっそり忍び寄ってベルトをシャツの下に隠す。実況陣は爆笑。実況席に戻ったトゥルース、ベルトを机の下に隠して何事もなかったかのように解説を続ける。

ダニエル・ブライアン ○ (フォール) ● バッドニュース・バレット
※ランニング・ニー。

これでバレットは王者なのに3連敗。さらにベルトが消えていることにも気付き、がく然とする。探しまくるバレット、実況席に近付き「ベルトは?」と質問。トゥルース、オドオドした表情で「俺たちに聞くな、何も知らない」とウソをつく。呆然として実況席に座り込み、天を仰ぐバレット。

レインズ、祭典に向けて語る

レインズにバイロンがインタビュー。ヘイマンが俺に言った。レスナーを倒すのは「不可能」だと。どうしても好きになれない言葉だ。可能なことを不可能と言われるのはムカつく。今まで以上に訓練し、パワーもスピードも強化する。しかし経験の差はデカい。俺は祭典のメインを未経験だ。親戚を情報源として利用したい。一族の中には祭典のメインを経験した者もいる。きっと力になってくれる。今までの俺は自尊心やエゴに縛られていたかもしれない。祭典のチャンスは何かの拍子に潰れてしまう。危機感は常に持っていたい。レスナーが油断していることを願うよ。ナメた目つきで俺を見ることを願う。そして目の前にいる相手が「誇り高き一族」の出身だということを思い知るがいい。望みは一族の新しい歴史を築くことだ。世間が信じなくても気にしない。俺はレスナーに勝つ。証明するだけだ。

バックステージ

盗んだIC王座ベルトを肩に掛けてメッチャ嬉しそうなトゥルースにアンブローズが近付く。それは何だ? あんたは新王者になったのか?

そうだよ、心理戦でバレットに何もさせなかった、いい試合ができたぜ、と大ウソをつくトゥルース。そうか、試合を見逃したよ。それはともかく、返してくれないか、本来は俺のものだ、とこちらもウソつくアンブローズ。

そんなに欲しいならやるよ、受け取れ、遠慮すんな、とベルトをあっさり渡すトゥルース。今夜2度目の王者交代だな、頑張れよ!とアンブローズを激励して去るトゥルース。爆笑する実況陣。

ランブル戦の開催日すら分からなくなるアクセル

まだランブル戦を戦い続けているアクセル。対戦時間の最長記録を大幅に更新しちまったぜ、と威張りながらスクリーンに表示された時間を読み上げる。32時間と7分19秒だ。「32日でしょ」とアクセルの読み間違いを笑う実況陣。観客も気付いて失笑。ランブル戦に続いて祭典のアンドレ杯でもアクセルマニア旋風を巻き起こしてやるぜ!

ファンダンゴvsアクセル

ファンダンゴ ○ (フォール) ● カーティス・アクセル
※ラストダンス。

バックステージ

美女二人とCM撮影をしているミズドウ。「カットだ、カット!」とミズが邪魔をする。芝居になってない、マイケル・キートン並みの大根役者だな。

キートンは名優だと反論するミズドウを制し、お前の演技はこんな感じだ、と小馬鹿にした口調でCMのセリフを真似するミズ。続いてCMディレクターに直談判。こんなヘボ役者よりA級スターの俺を使え。そう言ってくれるとは意外です、ぜひ出演してください、と快諾するディレクター。立ち尽くしているミズドウに、まだいたのか、邪魔だ邪魔だ、と言い放つミズ。美女二人が戻り、ミズを中心に撮影再開。落ち込むミズドウ。

ゴールダストvsローズ

ゴールダスト ○ (フォール) ● アダム・ローズ
※カーテンコール。

試合後、ローズバズの仲間に扮して着ぐるみを着ていたスターダストがゴールダストを襲撃。

ワイアットのつぶやき

デッドマンよ、俺の言葉は無視か。俺はヘビだ。どんなに勇敢なネズミもヘビの毒牙には敵わない。アンダーテイカー、いつまで逃げ回る気だ。祭典は刻一刻と近付いている。来いよ、デッドマン。姿を現せ。

ジグラー&ライバック&ワイアットvsロリンズ&大巨人&ケイン

ライバック ○ (フォール) ● セス・ロリンズ
※シェルショック。
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