SMACKDOWN #966:サミ・ゼインとバロン・コービン、王座戦に向けての思惑

(更新日:2018年2月28日)

次回PPV「ファストレーン」のWWE王座戦で挑戦者が2名から4名に増えたことへの不満をあらわにする王者AJスタイルズ。一人一人の挑戦者について感想を述べている時に挑戦者の一人、バロン・コービンが登場。直近の対決ではスタイルズに2連勝していることから「あんたはカモだ」と挑発。

続いてケビン・オーエンズが登場。コービンが王座に挑戦できるようになったのはシェイン・マクマホンがお膳立てしたからだと主張。シェインの父・ビンスに頭突きを喰らわせて以降、俺は奴に恨まれている、しかし俺は努力でチャンスを勝ち取った。

背中に張り付いてたサミ・ゼインは消えたのか? とオーエンズをバカにするスタイルズ。

面白いギャグだな、と笑うオーエンズ。ゼインには失望した。先週は俺よりも沢山の準備時間があったのにドルフ・ジグラーに負けた。シェインは俺を迫害しようとしてるんだ。

ここで名指しされたシェイン・マクマホンが登場し、スタイルズvsコービン、ジグラーvsオーエンズの2試合を発表。お前の親友ゼインは先週ジグラーに勝てなかったな。親友の無念を晴らしてやったらどうだ、とオーエンズを挑発。オーエンズは渋い顔。

ゼイン、改心なのか心理戦なのか

CM明けに組まれたジグラーvsオーエンズのシングル戦は、終盤にサミ・ゼインが出現。ステージから全速力で走ってくるゼインを見て乱入を軽快し、身構えたジグラーの後頭部をスーパーキックで蹴り飛ばしたオーエンズがフォール勝ち。

勝ったオーエンズも驚いたゼインの介入劇。試合後、両者は控室で対面。

最近ギクシャクしていたが、お前のおかげでメインを張れるようになったし感謝してるんだ、とオーエンズに語るゼイン。俺はお前の敵ではない、味方だ。俺はお前に恩返しをしなければならない。

マジか? と疑心暗鬼のオーエンズ。

シェインの悪巧みにハメられるわけにはいかん、とゼイン。俺たちが共闘すれば5ウェイ戦で全員を倒せる。そして俺たち2人が残ったら、俺はお前を勝たせる。そしてお前はWWE王者としてレッスルマニアに出るんだ。

親友を熱く抱擁するゼイン。その突然の豹変に不安そうなオーエンズ。

3人の対立はいつまで続くのか

WWEから公式発表された「SMACKDOWNトップ10リスト」をネタに抗争が始まったUS王者ボビー・ルード、ジンダー・マハル、そしてランディ・オートンの3人。前回SMACKDOWNで火に油を注いだマハルが今回もルードに因縁をつける。

実はオートンを見下してるだろ? とリング上でルードに問うマハル。とんでもない、とマハル回答。未来のレジェンド・キラーなどとは1度も自称していない。

オートンが怖いんだろ、と挑発を始めるマハルに「そうは言ってない」とルード否定。ただ全く怖くないのはお前だ。

俺はオートンを倒せる、と意地になるマハルに対して怒り始めるルード。オートンの話をしていない。俺とお前の話をしてるんだ。

ここでオートン登場。リングインするなりルードと口論を始めるが、突然横にいたマハルをブン殴る。ルードも加勢してマハルをクローズラインで場外に落とす。

そのルードにRKOを仕掛けようとしたオートン、しかしルードがグローリアスDDTで返り討ち。ダウンするオートンに「同じ手は2度と喰わん!」と怒鳴るルード。しかし背後から忍び寄ってきたマハルのクハラスを2週連続で喰らってしまう。

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今回も噛み合わないシェインとブライアン

ルードたちの乱闘を控室のモニターで見ていたシェインとGMダニエル・ブライアンの2人。次回PPVでのUS王座戦に挑戦するのは2週連続で王者をハメたマハルだな、と語るブライアンに対し、先週オートンが先に挑戦者として名乗り出ていたし、オートンvsルードをファンも見たがっている、とシェインは異議。

意見が合わないな、とブライアン。US王座戦だけではなくWWE王座戦もそうだ。

意見が合わないのは、お前がオーエンズ&ゼインに肩入れするからだ、とシェイン。お前が許すから今夜もオーエンズは汚い手を使った。だから俺はコービンとジグラーにチャンスを与えたんだ。

あんたが俺をGMにしたのに、俺の判断にはいつも反対するんだな、とブライアン。

反対するのは感情的な判断をする時だけだ、とシェイン。PPVでのUS王座戦はルードvsオートンで最終決定だ。いいな?

好きにしろよボス、と言い放ってから控室を出て行くブライアン。

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シャーロットの報復はPPVに持ち越し

ライオット・スクワッドの3人に襲撃された恨みを晴らすため、メンバーのリヴ・モーガンとサラ・ローガンと2週連続でシングル戦を闘い撃破したシャーロット・フレアー。この日はベッキー・リンチ&ナオミと組んでライオット・スクワッドと6人タッグ戦。

試合はルビー・ライオットがベッキーにフォール勝ち。これを受けて次回PPVではシャーロットvsルビーのSD女子王座戦が決定。

タッグ王座への挑戦チームが決定

前回SMACKDOWNのタッグ戦でニュー・デイに敗れたシェルトン・ベンジャミン&チャド・ゲイブル組が再戦を要求。GMブライアンは再戦を許可し、勝者はPPVでウーソズの持つSDタッグ王座に挑戦させることを発表。

試合はエグザビア・ウッズがシャイニング・ウィザードでベンジャミンにフォール勝ち。ニュー・デイが王座挑戦権を獲得。

コービンも意地を見せる

レッスルマニアで中邑真輔とタイトル戦を闘うためにも負けられない王者AJスタイルズと、3連勝を狙うバロン・コービンとのシングル戦。

試合は優勢だったコービンがエプロンで油断したのを見逃さず、フェノメナル・フォアアームでスタイルズのフォール勝ち。しかし試合後、オーエンズ&ゼインがリングインしてスタイルズを襲撃。場外に落として実況席への攻撃を狙う。

ここで回復したコービンがオーエンズとゼインにエンド・オブ・デイズ2連発を浴びせ、結果的にスタイルズ襲撃を防ぐ。

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