PPV スーパー・ショーダウン 2018 試合結果【後編】
(更新日:2018年10月7日)
【6人タッグ戦】ロンダ・ラウジー&ニッキー・ベラ&ブリー・ベラ vs ライオット・スクワッド(ルビー・ライオット&リヴ・モーガン&サラ・ローガン)
2週間前の試合中にアクシデントで脳しんとうを発症したリヴ・モーガンは、メディカルチェックの結果OKが出たらしく試合に出場。
※2人まとめてアームバー。
【クルーザー級王座戦】セドリック・アレクサンダー vs バディ・マーフィ
挑戦者マーフィは地元メルボルン出身。
※パンプハンドル・ドライバー。マーフィが新王者に。
【6人タッグ戦】ザ・シールド(ロマン・レインズ&セス・ロリンズ&ディーン・アンブローズ)vs ブラウン・ストローマン&ドルフ・ジグラー&ドリュー・マッキンタイア
終盤、レインズのスーパーマン・パンチがエプロンに立つアンブローズに誤爆。アンブローズは場外に転落し、ダウン。頭を抱えるレインズ。
その後、レインズとロリンズがリング内でダウンしているのを見て、場外に落ちていたストローマンたちがエプロンの三方に立って囲む。
ここで復活したアンブローズもエプロンの空いていた一角へ上がる。「手を組め」とアピールするストローマン。四方を囲まれてしまい、アンブローズの動向をうかがうレインズ&ロリンズ。
一人でリングインしたアンブローズは対角に立っていたストローマンにドロップキックを放ってから場外へダイブし、シールドの仲間割れは回避。
団結したシールドはマッキンタイアにシールド・ボムを放とうするも、直前でストローマンが突進して未遂に終わらせる。
場外に降りたストローマンはレインズとロリンズに猛烈タックルを連発して吹っ飛ばす。リング上ではジグラーのジグザグをアンブローズがギリギリで返す。
怒鳴ったストローマンはアンブローズを場外に落とさせてタックルを狙うが、寸前のところでレインズが横から飛び出し、スピアーを放って防ぐ。ストローマンとレインズは防護壁を破壊してダウン。
救ってくれたレインズを見つめるアンブローズ、しかし背後からジグラーがスーパーキック。ダウンしたアンブローズをリングに放り込んだジグラーとマッキンタイアは合体攻撃でトドメを狙う。しかし今度はロリンズが身を呈して救う。
※ダーティ・ディーズ。
勝利したアンブローズはフラフラになりながら場外に降り、ダウンしたままのレインズに歩み寄り、立たせてから肩を貸す。
ロリンズともハグを交わしたアンブローズは結束を誇示し、3人で拳を合わせる。
【王座挑戦者決定戦】ダニエル・ブライアン vs ザ・ミズ
先に入場したミズはマイクを持ち、AJスタイルズへの宣戦布告をしようとするが、喋り始めた矢先にブライアンのテーマ曲が流れて未遂に終わる。シナリオ通りなのかスタッフのミスなのか。
※丸め込み。ブライアンが王座挑戦権を獲得。
短時間で特別な盛り上がりもなく唐突な終わり方に、予期していなかった観客は静まる。
この勝利を受けてSMACKDOWNのGMペイジが、11月に開催されるサウジアラビアでのPPV「クラウン・ジュエル」にてAJスタイルズvsダニエル・ブライアンのWWE王座戦を行うと公式に発表。
【最終決戦】ジ・アンダーテイカー vs トリプルH
HHHのセコンドにはディジェネレーションXの盟友「HBK」ショーン・マイケルズが付く。一方のテイカーのセコンドには弟であり「破壊兄弟」の盟友にして、選挙に当選して政治家になったばかりのケインが付く。
選手紹介の際、リングアナウンサーのジョジョにより「この試合はノーDQマッチに変更されます」とルール変更がアナウンスされる。ニヤリとするHHH。
中盤まで度重なる介入を試みたマイケルズは、ことごとくテイカーに阻止され攻撃される。一方のケインはマイケルズのスイート・チン・ミュージックを喰らった後、HHHの場外ダイビング・エルボーでテーブル葬となりダウン。
リング内でチョークスラムからツームストーンを決めたテイカー。しかしHHHはカウント2で返す。イラついたテイカーはレフェリーの顔面にパンチ。レフェリーは失神。
セコンドのマイケルズを何度も挑発しながらHHHに強烈なイス殴打を繰り返すテイカー。あまりの壮絶さに顔を覆って呆然とするマイケルズ。
イスでHHHの首を挟んでから攻撃しようとするテイカー。さすがに危険だと察したマイケルズがエプロンに上がり「頼む、やめてくれ」とテイカーに懇願。威圧してくるテイカーに後退して逃げたマイケルズだが、テイカーが背を向けた隙にリングインして攻撃を狙う。しかし読んでいたテイカーはマイケルズの顔面にパンチ。
ここで回復したHHHが反撃。ペディグリーを決め、交代したレフェリーがカウント。しかしテイカーはクリア。さらにテイカーの頭部をイスで固定したHHHはコーナー最上段から飛んでイスにストンプ。危険な攻撃に万事休すと思われたが、カウントするレフェリーの足を復活したケインが引っ張って場外に落とし、カウント不成立。呆然とするHHH。
テイカーとHHHはコーナーでダウン。ここでマイケルズがHHHに「伝家の宝刀」ハンマーを、ケインがテイカーにイスを手渡す。先に仕掛けたテイカーをHHHはハンマーで迎撃し、フォール。しかし2人目のレフェリーも場外で失神中(足を引っ張られて落ちただけなのに)。
追撃を狙い、テイカーを起こそうとするHHH。しかしテイカーは逆襲のヘルズ・ゲートでHHHを締め上げる。失神しそうになったHHHはハンマーでテイカーの頚動脈を押し潰し、両者ともダウン。
フラフラになりながらリングに落ちていたハンマーを発見し、手を伸ばすテイカー。しかしリングインしたマイケルズがハンマーを先に取り、テイカーを殴打する構え。同じくリングインしたケインが防ごうとするも、マイケルズはケインの股間を蹴り上げる。この隙に立ち上がったテイカーはマイケルズを場外に放り捨てる。
HHHに2発目のツームストーンを狙ったテイカー。しかしマイケルズがスイート・チンで阻止。怒ったテイカーはマイケルズにツームストーンを狙うも、ハンマーを拾ったHHHがテイカーの頭部を殴打。
フラフラになったテイカーにマイケルズが再度のスイート・チン。そしてHHHが2発目のペディグリー。
※ペディグリー。
HHHは長いキャリアを通じてテイカーに初勝利。リング上でマイケルズとハグし、HHHは泣く。
コーナーに座ったままHHHとマイケルズを見つめるテイカー。気付いたHHHが歩み寄ると、テイカーは頷きながら近くにあったハンマーを拾い上げ、HHHに手渡す。受け取ったHHHはハンマーを場外に放り捨ててからテイカーに握手を求め、顔を近づけて健闘を称える。隣りに立っていたマイケルズもテイカーに言葉をかける。
テイカーが応じて握手した後、立ち上がってHHHとハグし、マイケルズの頭も撫でる。ケインとマイケルズも握手を交わし、最後は4人全員で手を繋いで歓声に応えて大団円。オーストラリアの夜空に花火が上がり、めでたし、めでたし。
かと思いきや、突如動きを止めたテイカーが怖い表情に変わり、ケインと視線を交わしたかと思うとHHHにツームストーン。同時にケインもマイケルズにクローズラインを浴びせる。
収まらない破壊兄弟はマイケルズを場外に落として集中攻撃。最後はテイカーがマイケルズをチョークスラムで実況席に叩きつける。
ダメージで起き上がれないHHHとHBK。一方の破壊兄弟は悠々と青き闇の中を進む。