RAW #1323:アライアス&オーエンズ、シアトルのファンから完全に嫌われる
(更新日:2018年10月9日)
ウップン溜まりまくっている
ディーン・アンブローズが登場し、リング上でチャーリー・カルーソからのインタビューを受ける。
前回RAWでブラウン・ストローマンたちから「シールドに不要」と言われたことについて問われ、「ああそうだ。奴らは多くの真実を語った。セスとロマンはチャンピオン。しかし俺は違う。俺がケガで1年近く欠場した際、セスはさっさとパートナーをジョーダンに切り替えたのも真実だ」
シールド脱退を考えましたか? との問いに「もちろんだ。いろいろ考えた。もう黒い戦闘服も着ない方がいいかもな。いろんな可能性がある」
ファンはいろいろな疑問を…との質問を遮り「疑問? 何を知りたがってるんだ。なぜ俺がシールドに居続けるのか? 俺が奴らを裏切る気持ちがあるのか? いつ俺がブチギレるのかを知りたいか? 俺はタイミングを待ってるのかもしれない。完璧なタイミングを見計らって奴らの背中を刺す。そういう類いの疑問か?」
ファンは前回のこの場面について知りたがっています、とチャーリーが告げ、スクリーンに映像が流される。流されたのは前回RAWの6人タッグ戦が終了した直後、アンブローズがストローマン組とシールドの中間地点でしばし考え込み、最終的にシールドの元へ戻った場面。
あの時の心境は? との問いに「何を言わせたいんだ? そもそもなぜ俺はSMACKDOWNではなくRAWに戻ってきたと思う? 俺がシールドに飽きてウンザリしてると思ったか? 俺の思考を理解しようとしても不可能だ。俺の行動を見て判断しろ。俺は常に家族や兄弟分と一緒に闘う」
観客の歓声を受け、さらに続けるアンブローズ。「シールドはただのビジネスではない。ブランドでもない。俺にとって兄弟だ。常に一丸となって敵を叩き潰す」
アンブローズが退場しようとしたところで臨時GMのバロン・コービンが登場。「いい話を聞かせてもらった。しかし根底から泣き言も聞こえたぜ。かなり混乱してるようだな」
お前にチャンスを与えよう、と告げたコービンは3つの選択肢を提示。「セス・ロリンズとのIC王座戦」「ロマン・レインズとのユニバーサル王座戦」「ブラウン・ストローマンとのシングル戦」
考え込みながらリングに戻ったアンブローズ、「餌を目の前に吊るされたら喜んで踊るとでも思ったか? 俺が選ぶのは4つ目の選択肢、お前との一騎打ちだ」
「その手には乗らんぞ」と笑ってごまかす臨時GMコービンはストローマンとのシングル戦を命令。
ディーン・アンブローズ vs ブラウン・ストローマン
※レインズの乱入。
アンブローズがパワースラムを喰らったところでレインズがリングインし、ストローマンにパンチ。さらにロリンズも駆けつけ2人でストローマンを攻撃。
ここで臨時GMコービンが登場し、「こんな結末は許さんぞ」と怒った上、ロリンズ&ドリュー・マッキンタイア、ロリンズvsドルフ・ジグラーのシングル戦2つを発表。(いつもなら6人タッグ戦を組むところだが、5日後にオーストラリアで同じカードが組まれているため温存)
策士、威嚇される
医務室で治療を受けているアンブローズ。負傷した腕を氷のうで冷やしながら「さっさと行け!」とドクターを怒鳴りつける。
そこへロリンズがやって来る。「大丈夫か? かなりやられてたな」
「大丈夫だ」とアンブローズ。
「お前はよくやってたよ」とロリンズが声をかけた途端、持っていた氷のうを壁に投げつけるアンブローズ。
「おいおい、落ち着けよ」となだめるロリンズ。「これは試合ではなく戦争だ。だからロマンは救援に駆けつけたんだ」
「ああ、そうだな」と同意してフーっと息を吐くアンブローズ。「お前が心配だったんだよ」と続けるロリンズ。
「俺がIC王者になってたら面白かっただろうな」と告げて医務室を出て行くアンブローズ。呆然とするロリンズ。
ロマン・レインズ vs ドルフ・ジグラー
試合前、勝手に王座戦にしようとしたレインズ。すぐコービンが出てきて却下。「ノンタイトル戦だぞ。お前もロリンズもタイトルは賭けさせない。ユニバーサル王座戦はクラウン・ジュエルのトリプルスレット戦(vsストローマンvsブロック・レスナー)まで取っておけ」
※スピアー。
ロンダ・ラウジー vs ルビー・ライオット
※アームバー。
全方位でケンカ売る
バックステージで痛みに顔を歪めているアンブローズの元へ、今度はレインズが歩み寄る。「先週は笑い飛ばせたが今週は深刻そうだ。大丈夫なのか? どうなんだ?」
「平気だ」と虚勢を張るアンブローズ。「問題ねえよ、俺一人でも奴を倒せた」
「そうかもしれん」とレインズ。「しかしケガしたら今後に響くだろ」
「もし俺がナイスガイじゃなかったら、今頃はユニバーサル王者だったかもしれん」と告げて去るアンブローズ。レインズも唖然。
お、俺のせいっすか
バックステージで熱弁をふるうジグラー。「アンブローズの目を見て確信した。シールドは今夜限りで空中分解する。チャンスだぞ」
「アンブローズを完全に破壊することも出来たが、確かに奴はタフだ。俺以外が相手なら奴は勝ってただろう」とストローマン。「必要なのは勝利。だからお前はロリンズに勝ってくれ」とマッキンタイアに告げる。無言で頷くマッキンタイア。
「これ以上の足手まといは必要ないぞ」とジグラーの顔を見ながら語り、去って行くストローマン。マッキンタイアもジグラーを見つめた後、無言で去る。
独りになり、なんだかとっても気まずいジグラー。
セス・ロリンズ vs ドリュー・マッキンタイア
終盤、ロリンズが優勢の場面でジグラーが登場。猛ダッシュでリングインしたが、ロリンズの攻撃をスルリと交わして場外へ。その隙にダウンしていたマッキンタイアが復活。
※クレイモア。
試合終了後、八つ当たりでロリンズを殴りまくるジグラー。
レインズが救援に駆けつけ、ジグラー&マッキンタイアを一人で成敗。しかしストローマンが登場し、気を取られた隙にジグラー&マッキンタイアの逆襲を喰らう。
ゆっくりと歩み寄ったストローマンがリングインしようとしたところで今度はアンブローズが登場。凶器を手にしてストローマンたち3人を殴りまくるが、場外でストローマンのタックルを喰らい逆転。シールドの3人をコテンパンにした後、拳を合わせて得意のポーズをパクる。
シアトルのファンは完全に敵に回った
暗転したリング上にアライアスが登場。隣りに並んでケビン・オーエンズも座る。
いつもより長いギターソロを聴いたオーエンズ、「素晴らしい」と称賛。
いつものように「アライアスと共に歩みたい者はいるか!」と叫ぶアライアス。隣りで「俺、俺」と自分を指差すオーエンズ。
「俺の親友」とアライアスに紹介されたオーエンズ、「お前と共に歩めて光栄だよ。オーストラリアではチームを組んでシナ&ラシュリー組と闘う」
「俺たちは最高の2人だからタッグを組むのは当然だが、なぜシナとラシュリーが組むのか意味が分からない」とオーエンズ。
「昔ここシアトルにバスケットボールのチームがあったのも意味が分からないな」と追随するアライアス。シアトル最大の禁句を言い放ったアライアス、過去最大の猛烈な大ブーイングを延々と浴び、まともに喋れなくなる。
「怒らせちまったらしいが、スポーツの話はどうでもいい」と話を本筋に戻そうとするオーエンズ。しかしブーイングが激し過ぎるため、アライアスは耳を指差して聞こえづらいジェスチャー。「無礼な連中のせいで聞こえない、大声で言ってくれ」
「ジョン・シナの件についてだ!」と大声で伝えるオーエンズ。ブーイングがますます激しくなる。「お前らのことは無視して話を続けるぞ」と観客に告げるオーエンズ(そうしないとコーナーが終わらない)。
やがて暗転していたはずの観客席が照らされ、立ちながらブーイングしている大勢の観客が露わになり、慌てたオーエンズとアライアスは「客席の照明を消せ! 俺たちだけにライトを当てろ!」と怒鳴るがスタッフは言うこと聞かず。
PPVで対戦するシナについて罵倒しようとするも、あまりに激しいブーイングのせいで進行そのものまでおかしくなるオーエンズとアライアス。
ようやくリオ・ラッシュが登場(観客が少し静まる)。オーストラリアでの試合が大切らしいが、今夜の試合を忘れてないか? (観客は「スーパーソニックス!」のチャントでリオの話を無視。リオは苦笑)
ボビー・ラシュリー vs ケビン・オーエンズ
本日も終盤にリオ・ラッシュとアライアスが追いかけっこ。今回はアライアスがリオを捕まえてフルネルソンで締め上げ、ラシュリーが気を取られる。
※丸め込み。
伝説の4人が揃い踏み
ショーン・マイケルズが登場し、マイクで語る。
「オーストラリアでの最終決戦は凄い試合になる」「会場でファンの1人として観戦するつもりだったが状況は変わった。アンダーテイカーが俺を巻き込んで私情絡みの試合になり、奴はケインをセコンドにつけた。俺は兄弟分HHHのセコンドにつく」「ケインよ、覚えておけ。試合を邪魔したらスイート・チン・ミュージックをお見舞いするぜ」
突如赤い炎が立ち上り、ケインのテーマ曲が流れる。マイケルズはマイクを放り捨てて臨戦態勢。しかしケインは彼の背後に立っていた。振り返ったマイケルズにアッパーカット1発。マイケルズは吹き飛ぶ。
直後に鐘の音が鳴って場内暗転。照明が戻るとリング上にはアンダーテイカーも出現。驚くマイケルズに首を搔き切るポーズを見せたテイカー、すぐにマイケルズを捕らえてツームストーンの体勢。
しかしHHHが救援に駆けつける。最終決戦を前にして4人が大乱闘。最後はテイカーとケインが同時にチョークスラムでHHHとマイケルズを叩きつけ、さらにテイカーがHHHにツームストーンを決める。