PPV サバイバー・シリーズ 2018 試合結果【後編】
(更新日:2018年11月26日)
セス・ロリンズ(IC王者) vs 中邑真輔(US王者)
※ストンプ。
トゥルースまた勘違い
控室に集ったチームRAWの男子選手。ブラウン・ストローマンが「おい、聞け」と話し始める。
マッキンタイア&ジグラー&ラシュリーに「お前のことは嫌いだ」、リオ・ラッシュには「お前に至っては誰なのかすら知らない」と告げた後、フィン・ベイラーには「お前は信頼してる。チームのため、俺を助けてくれ」と温かい言葉。「だがミスしやがったら他の奴らと同様、叩きのめすぞ」
そのストローマンにマッキンタイアが楯突く。「指示するのは俺だ。俺の邪魔をするんじゃねえぞ」
ストローマンとマッキンタイアが睨み合ってるところにチームキャプテンのコービンが割って入る。「落ち着け。敵はSMACKDOWNだろ」
そのコービンをも睨みつけるストローマン。「おいおい、サバイバー・シリーズが終わるまで俺には触れられない約束だったよな」と余裕のコービン。
「ああ、だからこいつをくれてやる」と言ってリオ・ラッシュをコービンにぶつけるストローマン。ラシュリーが怒り、それを制止するコービン。
そこへ「おいおい!」と大きな声を出しながらR・トゥルースが入り込んでくる。「俺たち団結しなきゃダメだろ!」
「なんでお前がここにいる!」と怒鳴るコービン。「お前はSD側だろ!」
横ではジグラーが「ここじゃないよ」と首を振ってトゥルースに優しく指摘。
トゥルースが出て行き、調子が狂ってしまうRAW男子チームの面々。
AOP(エイカム&レーザー、RAWタッグ王者) vs ザ・バー(シェイマス&セザーロ、SDタッグ王者)
まだレスリングが粗く、ミスも多いAOPに軽くブーイングが飛ぶ。
終盤、ブローグ・キックを決めフォール勝ち目前のシェイマス。しかしAOPのマネージャー、ドレイク・マーベリックが介入してフォールを妨害。
怒ったセザーロが追いかけ、場外で逃走したマーベリックは(バーのセコンド)ビッグ・ショーの体当たりを喰らい、ノドを掴まれ片手で持ち上げられる。
宙吊りで首を絞められたマーベリックは恐怖のあまり失禁。おもわずビッグ・ショーも手を離し、「おいおい」という表情でシェイマスとセザーロもやって来て、マーベリックの濡れたズボンを見つめる。
3人の大男に至近距離から股間を眺められ、漏らしちゃったマーベリックはワナワナ震えながら悲鳴をあげる。情けなさに吹き出してしまったビッグ・ショーはその場を離れる。
直後、リング内からレーザーがシェイマスたちに突進。
※合体パワーボム。
大物タッグチームから勝利する金星をあげ、ステージ上で吠えまくるAOP。2人に挟まれたマーベリックはズボンの股間部分を何度も拭いている。
トゥルースの勘違い、止まらず
控室に勢揃いしているチームSDの男子陣。キャプテンのミズが話し始める。「今から感動的なスピーチを始めよう。我々を鼓舞するだけでなく、世界中を感動させる、そんなスピーチができるのはただ一人。シェイン・マクマホンだ!」
ミズに指名され、一人一人に「君こそSMACKDOWNだ!」と声をかけていくシェイン。それを復唱していくミズ。
なぜかそこにいたR・トゥルースにも「君こそSMACKDOWNだ!」と声をかけてしまうシェイン。ミズは「君こそ……お前ここで何やってるんだ」
「なあシェイン」とトゥルース。「俺をSMACKDOWNに入れてくれないか。RAWでは微妙な立場なんだ」(お前SDだろ)
「シェイン、素晴らしいスピーチだったよ」とトゥルースを無視してシェインに話しかけるミズ。「マリーン6(注:ミズが主演した映画最新作)での俺の名スピーチを思い出したよ」
「いいかみんな、もし今日俺たちSDが勝ったなら、メンバー全員にマリーン6のDVDをプレゼントするぞ! しかも俺のサイン入りだ!」と宣言するミズ。
「すげえ!」と喜ぶトゥルース。その反応にミズも嬉しそう。「欲しかったんだよ、ベッキー・リンチのサインと写真!」(注:ベッキーも「マリーン6」に出演している)
ミズの表情、固まる。
「そんなことはいい、気合いを入れるぞ! 俺たちがSMACKDOWNだ!」とシェインが全員を鼓舞。
【クルーザー級王座戦】バディ・マーフィー vs ムスタファ・アリ
※マーフィーズ・ロウ。マーフィーは王座防衛に成功。
【男子5対5 エリミネーション・マッチ】チームRAW vs チームSMACKDOWN
◆ブラウン・ストローマン
◆ドリュー・マッキンタイア
◆ドルフ・ジグラー
◆フィン・ベイラー
◆ボビー・ラシュリー
◆バロン・コービン ※キャプテン(試合には出場せず)
◆ザ・ミズ ※キャプテン
◆シェイン・マクマホン
◆レイ・ミステリオ
◆サモア・ジョー
◆ジェフ・ハーディ
ゴング直前、チームRAWはストローマンとマッキンタイアが先発を互いに譲らず激しい口論。
結局、怒鳴りまくって威嚇するストローマンに先発を譲ってエプロンに退がるマッキンタイア。しかしゴング直後にストローマンの背中をタッチして自らリングイン。
怒るストローマンを挑発するマッキンタイア、しかし背後からSD先発のジョーが襲いかかる。
※クレイモア。※RAW 5 − 4 SD
コキーナ・クラッチの連発を耐えたマッキンタイアがクレイモア1発で逆転の秒殺勝利。場内は騒然(と若干のブーイング)。マッキンタイアはニヤリ。ストローマンは負けたジョーに怒鳴りまくる。
シェインにジグザグを決めて勝ち誇るジグラーはマッキンタイアにタッチしようとするが、その手をストローマンが叩いてリングイン。しかし再びマッキンタイアがストローマンの背中をタッチして交代を主張。
これにキレたストローマンがマッキンタイアを殴って仲間割れ。チームRAWの面々が両者を引き離そうとするも、これに乗じたSD勢も乱闘に参加。
乱闘で優位に立ったSD勢。ストローマンを実況席に寝かせ、シェインがコーナー最上段から長距離ダイブでエルボーを落とす。実況席は破壊され、ストローマンはしばらく戦線離脱。
リング上ではミズに攻められるマッキンタイア。なんとか逃れてタッチしようと味方コーナーまで這うが、そこにいたのはベイラーのみ。ベイラーはタッチを要求して手を差し出すが、マッキンタイアはタッチを拒否。
しかしベイラー、エプロンから身を乗り出してマッキンタイアの背中にタッチ。怒るマッキンタイアの顔面をベイラーが蹴り上げる。またも味方にやられるマッキンタイア。
※ダイム。 ※RAW 4 − 4 SD
※コースト・トゥ・コースト ※RAW 3 − 4 SD
※パワースラム。 ※RAW 3 − 3 SD
※パワースラム。 ※RAW 3 − 2 SD。
残り2人となったチームSD。シェインはダメージで立ち上がれず、ミズはストローマンに睨まれてビビってしまい、許しを請いながら場外へ。しかし巨獣は逃さない。
※パワースラム。 ※RAW 3 − 1 SD
※パワースラム。3人残りでRAWが勝利。
1人で4人を排除したストローマンは堂々の勝ち名乗り。しかし直後にキャプテンのコービンが背後からストローマンを襲撃。
結束したコービン&マッキンタイア&ラシュリーのヒール勢は早々にリングを下り、ステージ上でニヤリ。リング上のストローマンは怒りでワナワナ震えながらコービンたちを睨む。
ロンダ・ラウジー(RAW女子王者) vs シャーロット・フレアー(SD女子王者代理)
※竹刀で攻撃。
ブチギレてしまったシャーロットは試合後も狂乱。竹刀で滅多打ちにした後、制止に来たレフェリー陣をも攻撃し、イスへのナチュラル・セレクションで顔面を叩きつけ、最後はイスで首を固定してから踏みつける荒技も見せる。
興奮で全身を震わせるシャーロットは獣の目をしながら退場。今までシャーロットにブーイングを浴びせ続けていた(ベッキーびいきの)観客、急に一転して「ありがとうシャーロット!」の大コール。
試合中にアクシデントで口から大量出血しただけでなく、凶器攻撃で全身を痛めたロンダは自力で立ち上がり、介抱しようとするスタッフに「触るな」と告げ、屈辱と痛みで涙を流しながら退場。
会場からは無神経な「ベッキー」チャントと、ロンダへの大ブーイングが浴びせられる。反則を喰らった側なのにブーイングを浴びせてくる観客席を険しい表情で見渡すロンダ。
ブロック・レスナー(ユニバーサル王者) vs ダニエル・ブライアン(WWE王者)
ヒール化したブライアンは「イエス」ポーズをせず、不敵な笑みを浮かべながら入場。
一方のレスナーはブライアンを意にも介さない表情でリングサイドをのし歩く。
試合開始直後から逃げ回っていたブライアン。しかし最初の蹴りをレスナーに捕らえられ、クローズラインを打ち込まれてから投げっぱなしジャーマンを喰らい、動けなくなる。
スープレックス7連発からF5を決め、フォールするもカウント2で相手の体を起こすなど余裕シャクシャクのレスナー。全く動けなくなったブライアン、しかしダウンの体勢からキックで反撃。
余裕の笑みを消したレスナーは2発目のF5を狙うが、旋回の際にブライアンの脚がレフェリーに激突。
レフェリーがダウンしている隙に、ブライアンはレスナーの股間を蹴り上げてからランニング・ニー。これをレスナーはカウント2でクリアしたものの、予期せぬ反則攻撃(レフェリーは見ていない)に股間を押さえながら悲鳴。
すっかり息を吹き返したブライアンは大逆襲を開始。ヒザを集中攻撃し、場外攻撃でも優位に立つ。
串刺しドロップキックを3発目で防御したレスナーはF5の体勢。しかしヒザを痛めていたため持ち上げられず倒れてしまう。この隙を逃さないブライアンはイエス・ロックを決める。さっきまでブライアンにブーイングを飛ばしまくっていた観客、また一転してブライアンに大歓声を送る(本当に節操がない)。
顔を真っ赤にして耐えたレスナー、なんとか立ち上がってブライアンの体を放り投げ、肩に担ぐ。
※F5。
思わぬ苦戦を強いられたレスナーは渋い表情で退場。一方のブライアンはダメージから回復して目を開け、退場していくレスナーの背中をリング上で横になったまま眺め、不敵にニヤリと笑う。