SMACKDOWN #968:サミ・ゼイン、共闘していた兄弟分を突如裏切る

(更新日:2018年3月14日)

※SMACKDOWN#968は、PPV「ファストレーン」の5日前に開催・放送されています。日本ではPPVのほうが先に放送されたため、当サイトでは「ファストレーン」の試合結果レビューを先行して公開しています。

シャーロットとルビー、タイトル戦直前のマイク合戦

PPV「ファストレーン」のタイトル戦で対決する女子王者シャーロット・フレアーと挑戦者ルビー・ライオットがリング上で対峙。

シャーロットは完璧な女性、とおだて始めるルビー。彼女は背も高くて金髪、運動神経も頭もいい、父親は2度も殿堂入りしているスーパースター。彼女は去年の11月にSD女子王者となった。NXT女子王者、ディーバ王者、RAW女子王者、SD女子王者、全てを獲得した史上初の女性になった。

しかしあなたは虚像。女子革命の体現者など見せかけ。だから私はあなたが女子王者になった翌日にライオット・スクワッドを結成した。目的はただ1つ、「虚像をぶち壊す」こと。

今まで何もかも与えられてきた女だと誤解されてきたわよ、とシャーロット。私は誰よりも努力してきた。とても巨大な期待に応えるのは大変。失敗すると家族の名誉にも傷が付く。あなたが言ったように私は何もかも成し遂げてきた。ここに立ってるのは虚像を超越した現実。

あんたが自分の力で成功を手に入れたのか、それとも中身がないのか、答えはファストレーンで明らかになるわ、とルビー。あんたの現実はその時に崩れて、名字だけが有名な単なる金髪女に成り下がる。

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US王座は三つ巴の抗争継続のままタイトル戦へ

US王座を巡り抗争中のランディ・オートンとジンダー・マハルがシングル戦。ゲスト解説にはUS王者のボビー・ルード。

終盤、場外に降りたマハルを追いかけるオートン。揉み合いの後、オートンが突き飛ばしたマハルはゲスト解説のルードに直撃。

マハルをリング内に戻したオートンはDDTからRKOへの構え。しかし怒ったルードがエプロンに立ってオートンを挑発。ルードを睨んで歩み寄るオートンの背後を襲ったマハルがクハラスでフォール勝ち。

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ジグラー、栄光と挫折を振り返る

WWE王者AJスタイルズが登場。

ファストレーンでのWWE王座戦は6パック戦となった。俺が直接負けなくても王座を失う可能性がある。しかし俺は闘う。この業界で最高のベルトを持って、業界最高峰の舞台であるレッスルマニアに出場し、そして最高の男を迎え撃つ。俺は中邑真輔と闘いたい。WWEで夢の試合が実現する。自分のためでなく「俺たち」のために闘う。ファストレーンはフェノメナルな闘いになるぞ。

ここでドルフ・ジグラーが登場。今のあんたは驚異的(フェノメナル)じゃない。絶望的な男になっちまった。

どこが絶望的なんだ、とスタイルズ。あんたはWWEに13年もいるが、まだ実力を認められない。

あんたは10年かかってようやく俺のシマに辿り着いたんだ、とジグラー。ファストレーンであんたは負ける。相手が5人だとか王者に不利だとかは関係ない。あんたは勘違いしている。観客のために闘おうとしてるだろ。こいつら観客は一瞬でもガッカリしたり失望したりすると、すぐ敵に回るぞ。俺は経験済みだ。

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「お前はここでは絶対に王者になれない」と言われたことがある。それでも必死になって這い上がってきた。そしてマネー権を行使し、世界王者にもなった。観客の誰もが喜びを分かち合った。でも奴らは部外者。ただの傍観者。何もしない連中だ。一方で俺は団体一の逸材だと証明してきた。嫌われ者でも実力は一流。それでも俺は一度も、レッスルマニアでシングル戦を闘ったことがない。あんたの夢、観客の夢、そんな下らない夢など捨てちまえ。

口達者だな、と聞いていたスタイルズが口を開く。今夜はお前との試合が組まれてるが、何なら今すぐ闘おうぜ。

試合はジグラーのジグザグをスタイルズがカウント2で返し、両者ダウンしているところでケビン・オーエンズとサミ・ゼインの親友コンビが乱入。両者を暴行したことでノーコンテスト裁定となる。

スタイルズとジグラーが反撃し、オーエンズ&ゼインが場外に落ちたところでコミッショナーのシェイン・マクマホンが登場し、4人の他にバロン・コービンを加えた5ウェイ戦を命じる。

試合は終盤、共闘するオーエンズとゼインが他の3名を次々と場外に落とし、一瞬の隙をついてゼインがオーエンズにヘルーバ・キックを放ってフォール勝ち。ゼイン突然の裏切りに驚く観客と実況陣。

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