PPV レッスルマニア34 試合結果(後編)

(更新日:2018年4月9日)

会場:ルイジアナ州ニューオーリンズ、メルセデス・ベンツ・スーパードーム

シェイン・マクマホン&ダニエル・ブライアン vs ケビン・オーエンズ&サミ・ゼイン

重度の脳しんとうで現役を引退したダニエル・ブライアンが2年ぶりとなる現役復帰。観客は盛大な「ダニエル・ブライアン」チャントで復帰を祝福。嬉しそうな笑顔で応えるブライアン。

対するオーエンズ&ゼインはテーマ曲が流れた直後、ステージからではなく観客席から出現してシェイン&ブライアンを背後から急襲。シェインは妻子のいる観客席に放り投げられ(シェインの長男がゼインに激怒)、ブライアンは場外で早くもゼインのヘルーバ・キックを頭部に喰らい、さらにエプロンへのパワーボムで叩き付けられる。

口から血を流してダウンするブライアン。シェインの要請で救護班が駆けつける。オーエンズ&ゼインに挑発されたシェインは「一人で闘う」とリングインしてゴングを要請。

華麗な動きで2人を相手にしていたシェインもやがて捕まり、集中攻撃を浴びる。肋骨を折ったか、腹部を押さえて苦しむシェインに攻撃を緩めないオーエンズ&ゼイン。

コースト・トゥ・コースト・ミサイルキックを決めたシェインがゼインをフォールするも、オーエンズがカット。オーエンズはコーナー最上段からのフロッグ・スプラッシュで腹部を攻撃。ここでようやく戻ってきたブライアンがカット。ブライアンの復活に驚くオーエンズ&ゼイン。

ようやくタッチが成立し、ブライアンはゼインを怖い顔で睨みながら悠然とリングイン。全盛期と変わらぬ技を次々と繰り出すブライアンに場内大歓声。

ゼインのパンチ連打を受け流したブライアン、憤怒の表情で睨んでから往復ビンタ14連発。強烈なローキックでゼインをダウンさせた後、イエス・キック連打、顔面蹴り、ランニング・ニーのフルコースを浴びせ、トドメはイエス・ロックで締め上げる。

ダニエル・ブライアン ○ (タップ) ● サミ・ゼイン
※イエス・ロック。

フラフラになったシェインをリングに上げてハグするブライアン。ブライアンの手を何度も挙げて復帰を喜ぶシェイン。

その後、実況席の後方で観戦していた妻ブリー・ベラに近づき、キスするブライアン。夫を抱きしめて復帰を祝福するブリー。

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レッスルマニア34の観客動員数は7万8千人

今回のレッスルマニア34、最終的な観客動員数が78,133人であることが発表される。

RAW女子王座戦 アレクサ・ブリス vs ナイア・ジャックス

試合開始前、アレクサのセコンドにつくミッキー・ジェームズに突進するナイア。場外に吹っ飛ばした後もミッキーに攻撃を続けるナイア。アレクサが背後から攻撃してもビクともしないナイア、最後はサモアン・ドロップでミッキーを戦闘不能にさせる。

セコンド不在となり半泣きのアレクサ。ゴングが鳴って早くも逃げ腰。ナイアに髪を掴まれたアレクサ、すかさず強烈なビンタをナイアの顔面に放つ。しかし効いてないナイアはアレクサを睨んで咆哮。怖すぎて悲鳴をあげるアレクサ。爆笑する観客。

アレクサの髪を掴んで何度も投げまくるナイア。場外に転落し、フラフラになったアレクサはベルトを持って試合放棄の構え。しかし逃さないナイアは体当たりでベルトごとアレクサを吹っ飛ばす。

一瞬の隙をついてナイアの足を蹴り飛ばしたアレクサは形勢逆転。コーナー最上段に立ったアレクサが場外のナイアにツイステッド・ブリスを放つ。

フィニッシャーのDDTを放つもカウント2で返されたアレクサ、怒りながらナイアに罵声を浴びせビンタの嵐。

顔を真っ赤に腫らしながらナイア反撃。アレクサの目潰しや顔面かきむしりなど反則攻撃にあいながらも投げ技で応戦し、アレクサを抱えたままコーナー2段目に上り、サモアン・ドロップで叩きつける。

ナイア・ジャックス ○ (フォール) ● アレクサ・ブリス
※雪崩式サモアン・ドロップ。ナイアが新王者に。

勝利して号泣するナイア。場外に下りて家族とハグし、王座獲得を共に喜ぶ。花道を引き上げながらベルトを笑顔で高く掲げ、観客からの歓声にまた涙。

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WWE王座戦 AJスタイルズ vs 中邑真輔

今年1月のロイヤルランブル戦で優勝し、WWE王座への挑戦権を獲得した中邑はレッスルマニア初出場。ギター&バイオリンの生演奏と観客の大合唱に身を委ねながらリングイン。

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中盤、足を負傷した中邑。その足をスタイルズにカーフクラッシャーで極められ悲鳴をあげるが、切り返して三角絞め。なんとか逃れたスタイルズは隙をついてフェノメナル・フォアアーム。中邑はなんとかカウント2でクリア。

さらにエプロンからの450スプラッシュを自爆させた中邑、お互いにエルボーでフラフラになるまで殴り合った後、スタイルズの後頭部にヒザ蹴り。好機到来の中邑はキンシャサを狙うが、切り返したスタイルズが中邑を持ち上げてスタイルズクラッシュ。

AJスタイルズ ○ (フォール) ● 中邑真輔
※スタイルズクラッシュ。スタイルズは王座防衛に成功。

レフェリーからベルトを受け取る前、ダウンしたままの中邑に近寄ったスタイルズは声をかけて抱きしめ、立ち上がらせる。立った中邑もスタイルズを抱きしめ、お互いに健闘を称え合う。場内からは大きな拍手。

レフェリーからベルトをもらい、スタイルズの前にひざまずいてベルトを渡すスタイルズ。感激したスタイルズは再び中邑を抱きしめる。次の瞬間、スタイルズの股間にローブローを放つ中邑

倒れて苦悶するスタイルズを見下ろした中邑、「ふざけんなよ」「分かってんのか」「こんなもんかオラ」「かかってこいよ」などと日本語で罵倒しながらスタイルズの顔面や背中に容赦ないキックの連打を浴びせた後、場外に蹴落とす。数十発の顔面蹴りを浴びたスタイルズの顔は赤く腫れ上がる。

レフェリーに促されて一度は退場しようとした中邑、しかし振り返って場外のスタイルズに突進し、キンシャサでトドメ。

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RAWタッグ王座戦 セザーロ&シェイマス vs ブラウン・ストローマン&?

レッスルマニア当日までパートナーが不明なままのストローマン。選手紹介の途中でマイクを受け取り、話を始める。

俺のパートナーが誰なのかみんな知りたいんだろ。バックステージにいる誰かではない、観客席にいる誰かだ。誰か俺のタッグパートナーになりたい者はいるか。(手を挙げる観客)

観客席を見回し、リングを下りて観客席の中を徘徊するストローマン、1人の子供を指差して「お前だ」と指名。呆然とするシェイマス&セザーロ。

俺のタッグパートナーを紹介するぞ、とマイクで叫んでから「若者よ、名前は何だ」と質問するストローマン。「ニコラス」と答えた少年に「エプロンで見ておきな」と告げるストローマン。ニコラス少年は笑顔でエプロンに移動。

1人でタッグ王者を相手にしていたストローマン。しかしさすがはタッグ王者。セザーロ&シェイマスが優位に立ち、ストローマンに集中攻撃。

攻撃を耐え、なんとか切り返してセザーロとシェイマスを同時にボディープレスでなぎ倒したストローマン、エプロンに向かって這いながらタッチを求める。ビビりまくってたニコラス少年、なんと手を差し出してタッチを受ける構え。観客からは大声援。

ストローマンのタッチを受けて遂にリングインしたニコラス少年、しかし怖いセザーロおじさんにスゴい顔で睨まれ、やっぱり怖くなってストローマンに再タッチ。

ブラウン・ストローマン ○ (フォール) ● セザーロ
※パワースラム。ストローマン組は新王者に。

大喜びのニコラス少年、ストローマンに促されてリングインし、タッグ王座のベルトを受け取って高く掲げる。そのまま観客席に戻らずバックステージに戻ってしまうニコラス少年。

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ユニバーサル王座戦 ブロック・レスナー vs ロマン・レインズ

試合開始直後からスープレックスを連発するレスナー。しかし効いてないのか、レインズもパンチ連打で応戦。

場外のベリー・トゥ・ベリー3連発で優位に立ったレスナーがリング内でもスープレックス連発。場外で実況席へのF5を狙うが、切り返したレインズが鉄柱にぶつけたあと、スピアーで実況席に突き刺す。リング内でスピアー2連発を喰らうが、カウント2でクリアするレスナー。

さらなるスピアーをニーアタックで迎撃したレスナーはF5の2連発。レインズはいずれもカウント2でクリア。咆哮したレスナーは3発目のF5。しかしレインズはこれもクリア。

レインズを場外に落としたレスナーは実況席へのF5を決め、リング内に戻してからジャーマン、そして5発目のF5。しかしレインズはクリア。

目を丸くして怒ったレスナーは馬乗りになってレインズに鋭角なエルボーを連打。レインズは額から大流血。起き上がったレインズに次のF5を狙うレスナー、しかし切り返したレインズがスピアー2連発。これはレスナーがクリア。

顔面を血で染めたレインズ、咆哮して再びスピアーを狙うも、捕獲したレスナーが6発目のF5。

ブロック・レスナー ○ (フォール) ● ロマン・レインズ
※F5。レスナーは王座防衛に成功。

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