WWEがバレット、サンドウなど8名の契約解除(解雇)を発表しました
- 2016/5/12
- WWE情報
2016年5月6日、WWEは8名のスーパースターと契約を解除したとの発表が公式サイトに掲載されました。
バレットのみ自主退団?
8名の選手をリリース(=契約解除、解雇)したと発表されていますが、このうちキング・バレットだけは自主退団とも取れる発表がされています。
Goodbye @WWE.. pic.twitter.com/bYkPYW628Q
— Stu Bennett (@WadeBarrett) 2016年5月6日
退団が発表された当日、バレットは自身のTwitterにて画像付きで「さよならWWE」とツイートしています。この添付された画像には、
「約9年間のWWE生活、今日が最後の日」
「2016年6月までのWWEとの契約を更新しない」
「契約更新しないことは昨年8月の時点で決めていた」
「予定よりも数週間早く契約解消することでWWEと合意した」
「何年も俺を支えてくれた全ての人に感謝」
「リングやロッカールームで共に過ごした仲間と別れるのはすごく寂しい」
「しばらくレスリング業界から離れて休みを取る」
「時が来たらリングに戻ってくる」
といった内容が記され、最後には本名のスチュワート・ベネット(Twitter上ではスチュ・ベネット)、そして最初のリングネームであるウェイド・バレットの署名が入っています。
「レッスルマニア32」翌日のRAW#1193にて、ユニット「リーグ・オブ・ネイションズ」が負け続けている元凶はバレットだとして、シェイマスたち仲間からリング上で襲撃されたバレットはユニットを追放されました。
この放送の時点でバレットは6月に退団するという情報が流れており、その流れでの追放ストーリーだとも言われてましたが、今回バレット本人のツイートでそれが正しかったことが明らかになりました。
他の退団選手について
バレット以外の7名は「解雇」という結果になってしまったようです。
この中でもSNSを見る限り、最も反響が大きく驚かれたのはダミアン・サンドウのようです。SNSでもサンドウに戻って欲しいという投稿が多く、WWE公式のInstagramにもサンドウの写真に解雇を嘆くコメントやWWEの解雇という判断に抗議するコメントが多数見られます。
サンドウは2013年にマネー・イン・ザ・バンクを制し、2014年にはミズの影武者「ダミアン・ミズドウ」に変身するなどしてプッシュされ、特にミズドウのキャラクターだった際にはファンからの絶大な支持を集めて大人気となりました。
ミズドウ終了以降は、カーティス・アクセルがハルク・ホーガンをパクったキャラになったのに付き合い、自身もランディ・サベージのキャラをパクって「偽メガ・パワーズ」として新たなコメディ路線を狙ったようですが、なんとも不運なことにモデルとなったホーガンが人種差別発言によりWWEを解雇されたことで偽メガ・パワーズも終了となってしまい、これが結果的に痛かった。
PPV「ペイバック」直前のスマックダウン#871にもサンドウは出演していたので、いきなりの解雇発表は私も驚きました。
サンティーノ・マレラは2014年に現役引退を発表して以降も何度かRAWやスマックダウンに登場していたので、引退後もWWEとは契約している状態だったんですね。2015年12月のRAW#1178ではスラミー賞のプレゼンターとして登場し、受賞したトゥルースのトロフィーを持ってそのままトンズラするという寸劇を演じていましたが、あれが最後の出演となったようです。
キャメロンはナオミとのユニット「ファンクダクティルズ」を仲間割れの末に解散後、ヒールに転向したもののすぐにRAWから消え、NXTの出場が続いてたようです。最近ではNXTにデビューしたばかりのアスカと対戦していました(私はYouTubeで試合を見ました)。
ホーンスワグルは妖精キャラとして長年に渡り活躍し、いろんな人とベビーフェイスやヒールのユニットを結成してファンを楽しませていました。昨年ウェルネス・ポリシー違反で出場停止処分となったことはニュースで聞いたのですが、その後どうなったか情報が得られず、気付けば今回の解雇となったのは残念。
アレックス・ライリーは長らくミズの「舎弟」として共に活動していましたが、2011年に仲間割れしてベビーフェイス転向。2011年6月のPPVでミズと一騎打ちを行ったのがキャリアのピークだったようです。その後はRAWからフェイドアウトしてNXTが主戦場となり、いつしかコメンテイターとしてPPVの事前番組に出演。2015年からは再びNXTで復帰したようですが、今回の解雇となってしまいました。
エル・トリートはロス・マタドールのマスコットキャラ的な存在として登場し、同じくミゼットレスラーのホーンスワグルとコミカルな抗争を繰り広げていました。ロス・マタドールのヒール化によりトリートが襲撃されて追放されたのを機に三人とも番組から姿を消し、今回はトリートだけが解雇されたようです。ロス・マタドールの二人(ディエゴ&フェルナンド)はマスクを脱いで当初の「プリモ&エピコ」に戻るのではないかと言われています。
ゼブ・コルターは2013年、ジャック・スワガーの師匠格として番組に登場し、「リアル・アメリカン」のキャラを浸透させました。2014年にルセフとの抗争で襲撃され足を負傷というストーリーの後にしばらく番組から姿を消したものの、2015年10月のPPVで以前敵対していたアルベルト・デル・リオの電撃復帰にセコンドとして帯同、ファンを驚かせました。
デル・リオと「メキシアメリカ」というヒールユニットを結成し、以前組んでいたスワガーとの抗争に発展しましたが、デル・リオがリーグ・オブ・ネイションズのメンバーに組み込まれたことでメキシアメリカはケンカ別れ。以降コルターは姿を見せず、どうしたんだろうと思ってたところの解雇報道でした。
前述したデル・リオも数年前に素行不良でWWEから解雇されたものの昨年に復帰しました。今回解雇されたメンバーの中にも将来またWWEに戻ってくる人がいるかもしれません。
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